アメリカの大学の学食メニュー。ムール貝からスムージー、タピオカまで!

みなさんこんにちは! アメリカのホリンズ大学(Hollins University)を卒業したあんです。

スマホの画像アルバムを見ていて、私が大学時代に撮った写真で一番多かったもの、それは「大学のカフェテリアの食事」です。

なぜこんなに撮り溜めていたのかよくわかりませんが(笑)、1つひとつの食事から友だちとの会話などさまざまな思い出が蘇ってきます。

私たち学生も、お腹が空いていては勉強に集中できません! 食事は生活の上で大切な、欠かせない時間ですよね。

そこで今回のブログでは、アメリカの大学のカフェテリア(食堂)について私の経験をもとにお話しできたらと思います。

以下の写真は、たまにあったアジア料理の日のメニュー。なぜか汁なしラーメンに豆腐とベビーコーンが入っていたりしますが、私はけっこう好きでした(笑)。見た目以上に美味しいです。

アジアンメニュー
アジアンなメニュー

アメリカの大学の学食メニュー

まず私の母校では、どのようなメニューが提供されたのか、簡単に説明したいと思います。

平日のカフェテリアは、朝・昼・晩にオープンします。朝ごはんはだいたい7:30から10:30、昼は11:30から13:30、夜は16:30から19:00といった感じです。

私は朝早く起きて課題をするのが日課になっていたので、朝食は毎日欠かさず食べていました。昼や夜に比べて朝のカフェテリアは空いています。そのため、静かに1人でゆっくりと、毎朝お決まりのベーグルとスクランブルエッグを食べるのは至福の時間でした。

朝食にはほかにもベーコンやソーセージなどの肉類、シナモンロールやデニッシュのような菓子パン、グリッツと呼ばれる日本ではあまり見かけないとうもろこしの粉からできた料理なんかもありますよ。

とくに人気で列を成していたのはスムージーバー! バナナやいちご、ヨーグルトやほうれん草、アーモンドミルクなどさまざまな材料を自分の好きな組み合わせでつくることができます。ミキサーの横には持ち帰り用の容器とストローが用意されているため、スムージーを持って授業に来る学生もよく見かけました。

4年間を通しての私の1番のお気に入りは、スモークサーモンとクリームチーズの乗ったベーグルサンドと、チョコレートがかかったカスタードシュークリーム! ほかにもカクテルシュリンプやムール貝のようなシーフードが出た日はテンション上がりました!

友だちとムール貝
ムール貝をおかわりしまくり

週末は平日と異なり、カフェテリアでのご飯はブランチとディナーの2回だけです。

ブランチは10:00から14:00、夜は16:30から18:30で、平日よりオープン時間が少し短めになります。週末は外食をする学生も多く、カフェテリアはいつもより混んでいない印象があります。

私の楽しみが週末のブランチです。普段の朝ごはんやランチと違って、ザ・ブランチと思えるようなメニューが毎週用意されます。

とくにパンケーキにスクランブルエッグやベーグルバー、フレンチトーストにソーセージなど、甘いものとしょっぱいものの組み合わせが最高! 平日は授業の準備でなかなかゆっくり食べられないのですが、週末のブランチはお腹いっぱいになるまで目一杯楽しめます。

下の写真は、とあるブランチのメニューです。週末にのんびりと友だちと太陽の下で食べるブランチ、最高でした! この日のメニューはバーガーにスクランブルエッグ、ポテトにカリフラワーです。

ブランチ
ブランチ

食事制限のある人も大丈夫!

アレルギーやベジタリアン、グルテンフリーといった言葉はそれなりに馴染みが深いと思いますが、ラクトース・イントレランス(lactose intolerance)なんて言葉、聞いたことありますか?

ラクトース・イントレランスとは、日本語で乳糖不耐症と呼ばれるものです。牛乳やヨーグルトなどの乳製品をとるとお腹をこわしたり、その他の体調不良症状が現れます。私の友だちにもラクトース・イントレランスの子が何人かいたほどで、決してめずらしいものではないようです。

アメリカの大学のカフェテリアでは、そんな学生それぞれの事情にできるだけ応えるべく、多様なオプションを設けています。

小麦アレルギーや糖質制限など、グルテンの制限がある人も少なくありません。グルテンフリーと聞くと、パンもパスタもトルティーヤも食べられないと思うかもしれませんが、母校のカフェテリアでは、グルテンフリーのパンや、小麦を使っていないクッキーやブラウニーなどを用意していました。

また、ベジタリアン向けのメニューも充実しています。豆や豆腐、アボカドやカリフラワーといった食材を使ったおかずも用意されますし、朝食のスクランブルエッグのビーガン用には豆腐のスクランブル、大豆製品で作られた肉を使ったチキンラップサンドやビーガンチキンナゲットなどもありました。ビーガンチキンナゲットは、言われないと肉ではないとわからないくらいクオリティが高く、ビーガンでもベジタリアンでもない私ですら、本物のチキンナゲットよりもそちらを好んで選んでいたほどです。もちろん、サラダバーは朝から晩まで用意されていました。

大学のカフェテリアでは、一般的な牛乳に加えて、アーモンドミルクやソイミルクといった、バラエティ豊かなミルクを用意していました。パスタの日にも、チーズや乳製品の入ったソースだけでなく、トマトソースも提供していました。

ピーカンパイ&アイス
ピーカンパイのバニラアイスクリーム乗せ

学生の声がメニューに反映される?

どんなにカフェテリアが努力してくれていても、学生からの要望は尽きません。

私の母校では、毎週月曜日の夜にSenateと呼ばれる、いわゆる議会が開催されていました。大学は大きな組織ですから、イベントを計画するチーム、カフェテリアのチーム、寮を管理するチームなどの代表の学生が集まり、意見交換をします。

私が参加した際には、大学のカフェテリアの運営やメニューに関して意見が出たため、それをカフェテリア代表の学生が持ち帰り本部と共有するようになっていました。

また、うちの大学の学生が始めた、カフェテリアの食事を毎食評価する匿名のInstagramアカウントがあります。だれが管理しているのかまったくわからないのですが、毎食1品1品、写真つきでコメントが載せられています。

実際にこの学生の意見が大学側に伝わっているのかは不明ですが、フルーツの種類が少ないと批評した数日後に、いつも以上にバラエティ豊富なフルーツが用意されていたとかいないとか・・・もしかしたら声が届いたのかもしれませんね。

最近では、TikTokで大学のカフェテリアを紹介する有名アカウントがいくつか見かけられるようになりました。大学のサイズや立地によって提供されるメニューがこんなにも違うんだ〜と驚かされますし、いろいろな大学のカフェテリアに行ってみたいとも思わされますね。

下の写真は日本でも流行ったタピオカです。タピオカはアメリカでも大流行して、カフェテリアでは自分で好きな量を入れてタピオカドリンクをつくることができます。

タピオカドリンク
タピオカドリンク

まとめ

誕生日にカフェテリアで働いている友だちがカップケーキを持ってきてくれた日、ヨーグルトとピーナッツバターのコンビにどハマりしてそればかり食べていた日々、アーティチョークやアップルソースといったアメリカで初めて口にするものもあったり、ランチがチーズケサディーヤでグループチャットが盛り上がったり、カフェテリアでの思い出はたくさんあります。

留学といえば勉強! ですが、カフェテリアで過ごす時間も、きっと貴重な体験になると思いますよ!

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