留学生泣かせ!? アメリカの大学のリーディング

留学体験記  2019年09月01日

こんにちは! 留学生ブログライターのあんです。なんと今日が今学期最終日(2019年5月14日)。あっという間に1学期が終わってしまったことと、大学生活の半分が終了したという事実に驚きを隠せません。

振り返ってみると、この1年間は自分の人生の中で最も成長できた時間だったと思います。栄先生がよくおっしゃっていた「2年目からは留学が格段に楽になる」というのはその通りで、何もかもが初めてだった1年目は、本当に自分なんかがアメリカの大学を卒業できるのかという不安でいっぱいでした。きっとこれから留学するかたや、したいと思っているかたも同じ気持ちではないでしょうか?

文化面で適応できるかどうかの心配はもちろんですが、勉強面での不安はだれもが抱くことだと思います。とくにアメリカの大学は莫大な量のペーパー(レポート)やリーディングが課されます。

そこで今回は、私の実体験をもとに、アメリカの大学のリーディングについてお話ししたいと思います!


春学期末は部屋の荷物を全部撤去する必要があります
画像は放心状態のルームメイト(笑)

リーディングにかかる時間はアメリカ人学生の4倍!?

留学1年目の最初の学期、初めてのリーディングはIntroduction to Psychology(心理学概論)の第1章でした。

授業で教授が「みんなリーディングにどのくらい時間かかった? 2時間くらい?」と問いかけました。え? 2時間?? と戸惑いながら周りを見渡すと、みんなうなずいています。衝撃を受けました。なぜなら私は8時間もかかったからです。

私は高校を卒業するまで日本で育ち、英語を使っていたのは学校の英語の授業だけでした。しかも超進学校でもなければ国際科があったわけでもなく、本当に普通の田舎にある高校です。高校3年生になってTOEFL®テストの勉強を始めてからは多少読む量が増えましたが、それでも普通に生活していたら英語なんて読む機会がありません。

高校時代に1日に読んでいた量といえば英語の教科書3ページ程度です。そんな私が、アメリカ人学生と同じ土俵でやっていけるはずはありません。4倍の時間がかかるのも当然です(日本語でだってアメリカの大学で求められるリーディングの量をこなせたとは思えません……)。

Introduction to Psychologyのリーディングに加えて、他に履修していた3クラスの課題もこなさなくてはならないので、不安でいっぱいになったのをよく覚えています。

授業後に教授にそのことを話しに行くと、すべてわかっていたかのようにただ黙ってうなずいてくれました。結局は履修を取り消すことなく1学期やりきることができました。

努力が報われてAをゲット


私を含めた5月の誕生日の友だちが4人もいたので
みんなで学期末を祝うと同時に誕生日ブランチをしました

留学2年目はどうかというと、まだまだ意味がわからない単語に毎日出会います。

哲学や文学など、科目によっては何度読んでも何のことやら頭の中がクエスチョンマークだらけになることもあります。

それでもアメリカ人の学生より4倍もかかっていた心理学のリーディングは、ほとんど差がないくらいのスピードで読解できるようになりました。1年目はテストを終えるのもクラスで最後で、教授がずっと待っていてくれたのに、いまではそんなこともなくなりました。他の学生と同じスピードで解き終えています。

あんなにリーディングに時間がかかったIntroduction to Psychologyのクラスも、最終的に学期末には数少ないAをとった学生の1人になることができました。お先真っ暗ながらも、地道にコツコツ何度も教科書を読んでは調べて覚えて、を繰り返したおかげです。何事も慣れだなあといまとなっては思いますが、慣れるまであきらめずに授業についていった、努力できた、そんな自分がいたことを忘れないであげたいと思います。

2019年春学期にとった科目を紹介します!


Abnormal Psychologyのテキストブック
天気がいいときは外でリーディングしました

今学期私が履修した6クラスのうち、3クラスをご紹介します。

Abnormal Psychology 異常心理学

こちらは以前の記事でご紹介したクラスです。心理学に興味のあるかたは、ぜひその記事もチェックしてみてください。

このクラスは毎時間45ページある1章分を進めます。1学期で15章です。

予習で1度読むだけでは理解し、覚えることができないので、私はテスト前に各章を3周していました。このクラス1つだけで、トータル2,000ページ弱のリーディングになります。

内容は本当におもしろいのですが、上級生向けのクラスだったのと、成績は学期に5つあるテストの点数だけで決まるので、ペーパーとかはなかった分、とにかく覚える量が多くて、一緒にクラスとっている友だちと2週間に1度のペースやってくるテストに向けて夜中ずっと勉強していたのが懐かしいです。

朝日が昇るのを見ながらテスト勉強をするのは非常にアメリカの大学生っぽいですね。夏休みはその分、めちゃくちゃ寝てやろうと思います(笑)。

Research Statistics リサーチ統計学

これは、データ分析の方法を学んで実践するクラスで、SPSSというソフトの使いかたを1学期かけて学びました。

課題とリーディングの両方がありましたが、課題だけこなせばリーディングはやらなくても問題ないと途中で気がついたので、リーディングはやめました。もちろんやるに越したことはないでしょうが、今学期は履修最大単位数をとっていてかなり詰め込み状態だったので、優先順位を決めて、省けそうなところはできるだけ省くようにしていました。

Child Psychology 児童心理学

このクラスはAbnormal Psychologyの教授が担当だったので、課題の形式はだいたい同じです。ただ、病名や症状など覚えることが多かったAbnormal Psychologyと違って、暗記よりも理解がより問われました。そのため、テスト用のノートを作ることはせずに、教科書を理解するまで読むようにしていました。読んだ量としては1,800ページ程度だったと思います。

まとめ

リーディングの内容や量はクラスによってかなり異なるため、「アメリカの大学ではリーディングが多い」とは一概にはいいきれません。もちろん、1年目はだいぶ苦労しました。授業が終わるとすぐに図書館に行き、履修していたVideo Productionのクラスの大量のリーディングをヒーヒー言いながら読んでいたものです。リーディングの少ないクラスを探していたところ「映像制作できるよ!」と教授に誘っていただいたから「これだ!」と思ったのに、まさかのこの量読ませる? って感じでした。Video Productionって名前に完全に騙された……(クラス自体はとっても楽しく良い経験になりました!)。

それでも大学生活の半分が終わったいま、これまでを振り返ってみると、リーディングに関してはやっぱり慣れるしかないと思います。いまではリーディングに対する苦手意識もなくなりました。

留学生にとって、リーディングにしろライティングにしろ、こういった課題はどんなにしんどくても時間がかかってもやらなきゃいけない、やらなきゃ日本に帰らなくてはならない、という選択肢のない状況にいることになります。

それでも私自身、毎日の積み重ねがあったからこそいまの自分のレベルまでたどり着けたと思うし、残りの大学生活も同じように立ち止まることなくがんばっていきたいと思います。

これから留学を考えているみなさんも、3年後・4年後、留学した先にどんな成果が待っているか、期待を膨らませてみてください!

 

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