留学したいけど英語に自信がない、そんなあなたへ

みなさんこんにちは! 留学生ブログライターのあんです。先日、大学のインターナショナルオフィス(留学生事務所)のかたから「新しく入った留学生の英語力は十分高いのだけれど、彼女たちは不安があるようで助けてあげたい。あなたならどんなアドバイスをしてあげる?」と相談を受けました。彼女が私にこの話を持ちかけてくれたのは、2年前の私も同じ状況にいて同じように悩んでいたからです。

「留学」となるとどんな人も不安を抱くことがあると思います。そして、その多くの人が英語力に不安を抱くでしょう。

そこで今回のブログでは、これから留学したい、けれど英語に自信がない、という人へ、私の経験を踏まえてエールを送りたいと思います。


前学期末に初めて表彰を受けました
自分を受け入れてくれる場所があることがとっても幸せです

英語ができるのに使えない

2年前の8月にアメリカに渡った私は、つねに自分の英語力に不安をもっていました。

私は高校時代に英検準1級を取得し、TOEFL®スコアも、大学が留学生に求める以上の得点をとっていました。高校生のときは、英語以外の授業中でも英単語帳を読むのが楽しみで、そのために1番後ろの席を狙っていたほどです。

ところが、いざアメリカの大学に着いてみると、身につけたはずの英語を使う勇気が出てこないのです。留学生用のオリエンテーション期間中に「どうしてあなたは何もしゃべらないの?」と、別の留学生に言われたほどです。

ただニコニコして周りの話を聞いてうなずくだけ。自分から話しかけることもできず、話しかけられても会話を発展させることができず、友だちの輪がなかなか広がりません。それがホームシックを悪化させていたのです。

  • このままじゃ何も成長できないまま時間だけが過ぎていって、自分がわざわざアメリカに来ている意味がなくなってしまう。
  • ディスカッションに参加できないと成績もひどいことになってしまう。
  • 日本語ならクラスメイトのだれよりも意見を言えるのに、それを言えないのが悔しい。

留学が始まって最初のうちは、いかに人前で話さずに、恥をかかずに過ごせるか考えていた私です(それで履修登録のときも、「講義」が中心のクラスを選ぶようにしたのです)が、時間の流れと共に自分の中で向上心が芽生えてきました。

英語を使う状況に自分を追い込む

そして2学期目には、ディスカッションやプレゼンテーションの多いコミュニケーションのクラスをあえてとることにしました。このクラスは1学期に少なくとも3回は大きなプレゼンテーションがあり、それ以外の授業は与えられたトピックに関してクラスメイトとディスカッションをすることがメインで、教授がレクチャーをする時間はほとんどありませんでした。

こうして、イヤでも人前で英語を話さざるを得ない状況をつくるようにしたのです。

また、ライティングの力も上げたいと思っていたので、Englishのクラスも履修しました(このクラスに関しては以前別の記事で詳しく書いているのでチェックしてみてください! これまで履修した中で3本の指に入るくらいタメになった、とてもいいクラスでした!)。

さらにこういった慣れないクラスをとることで、毎日のように教授に会いに行くようになり、教授に自分の悩みや疑問、考えていることを話す時間も長くなりました。これが会話力のトレーニングになりました。

ちょっとした向上力の芽生えから、英語を使う時間が何倍にも増え、「できるだけ英語なんか話したくない」とかそんなこと言っている場合じゃなくなりました。

そもそもアメリカの大学に留学したのに「英語を使いたくない」と思うのはおかしく聞こえるかもしれませんが、悩みすぎて人と会いたくなくなったり、英語が母語ではない自分のことが恥ずかしくなったりしたのです。

結果、こういったクラスを通じて自分の「英語力」が上がったかと言われると、その変化は正直わかりません。人により伝わるように発音やアクセントに気を配れるようになったり、書く量が増えて抵抗がなくなったり、小さな成長はあったかもしれません。

でも、英語力以前に、もっと私が理解しておかなくてはならないことがあったのです。

英語より大事なこと


山や木々に囲まれたキャンパスは心が休まります

私は留学した当初、「英語が」「発音が」「アクセントが」と悩んでばかりいて、肝心なプレゼンやペーパー(レポート)の内容に気を配ることができていませんでした。また、ペーパーを書き進められない理由は、すべて自分の英語力の低さにあると思っていました。

けれども、よくよく考えたら、原因は英語力ではなく、そもそも私はトピックや問いに対する自分自身の意見や答えをもっていなかったのです。

いくらパッと見てよさそうなプレゼンができても、その内容が空っぽでは何の意味もありません。教授やクラスメイトが聞きたいこと・知りたいことは、英語力ではなく、クラスで扱うトピックや選んだテーマ・ディスカッションで挙げられている問題に対する考えなのです。

アメリカの大学で勉強するのは、語学学校に行くのと大きく違います。もちろん、与えられた問いに対して自分の考えをしっかりと伝えるには英語力も大切ですが、自分の考えやアイデアがなくては何も始まりません。

以前、こんなすてきな言葉を見つけました。

“When a person has an accent, it means he can speak one more language than you--- Fernando Lamas”

(もしその人にアクセントがあったら、その人はあなたより1つ多くの言語を話せるということです。フェルナンド・ラマス)

私自身、アメリカ人学生に囲まれて生活している中で、自分が日本人独特のアクセントや発音をしていることが、以前はとてもコンプレックスでした。友だちの話しかたを真似たり、調べたりして、日本語なまりであると思われないように必死でした。

でも、いまの私はちょっと違います。上の言葉が示しているように、アクセントやなまりがあるということは、別の言語を話せるという証です。そう気づいた途端、人前で英語を話すことがスッと楽になりました。

たまたま英語が第二言語だっただけ。

今年、私はドイツに留学しているため、ドイツ語の勉強も始まりました。新しいワードやセンテンスに出会うたびに、「この発音でいいのかな?」「この人できないって思われないかな?」と不安があります。

でもそれは私がドイツ語のネイティブじゃないからではなく、私が日本語と英語を話せるから。違う角度から物事をとらえてみると、なんだか緊張が解ける気がします。

まとめ

2年前の私は、人前で英語を話すことが恥ずかしいという理由で、いろいろなことから逃げ、チャンスも逃していました。もし2年前に戻れたら、もっと積極的に、もっとアクティブに、たくさんのことに挑戦していると思います。でも、大学留学が終わる前にそれに気づけた私はラッキーかもしれません。

このブログを読んでくださったみなさんが、アメリカの大学進学に向けて努力しているように、私もありのままの自分で、自分らしく、自分を大切に、これからもがんばっていきたいと思います!

 

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