地獄のような? 期末試験前の、留学生の1日

 

こんにちは! 地獄の期末試験が終わり、母とニューヨーク旅行をエンジョイしているあんです(2018年5月時点)

今回は、Hell Weekとも呼ばれる、アメリカの大学生にとって1番過酷なテスト=期末試験前の水曜日の、私の1日のスケジュールをお届けしたいと思います!



この写真の真相は? 答えは文末に!

もくじ

1.留学生の1日
 1-1.「1日1食」で勉強に専念!
 1-2.留学生もアメリカ人学生も必死
 1-3.授業参加
 1-4.そして、寝るまで勉強
2.留学中のストレス発散方法
 2-1.YouTubeを見る
 2-2.日光に当たる
 2-3.体を動かす
 2-4.1人の時間をつくる
3.アメリカ留学の1年を振り返って

1.留学生の1日

私はモーニングパーソン(朝方)なので、テスト期間であろうがなかろうが、朝7:00の起床で1日が始まります。今学期のスケジュールでは、最初のクラスが12:30開始でしたが、食堂が混む前に静かな場所で朝食をゆっくり済ませたかったのと課題を進めたかったため、早めに起床するようにしていました。

1-1.「1日1食」で勉強に専念!

みなさんご存知のように、アメリカの大学では多くのリーディングとライティングの課題が毎回の授業で課されます。それに加えてテスト勉強も進めるとなると、かなり時間がキツキツになります。

「昼食と夕食の時間を勉強時間に費やせば2時間は確保できる」と考えた私は、1日の食事を朝ごはんだけにすることにしました(深夜勉強中にお腹が痛くなるほど空腹になるし、ミールプラン(前払の食券)がもったいないのでオススメはしません(笑))。

食堂でゆっくりたっぷり食べた後は、勉強に必要な荷物の準備をして、図書館あるいはサイエンスビルディングにある勉強場所を確保しに向かいました。



心理学のテスト勉強用のプリントをいつも自分でつくっています

1-2.留学生もアメリカ人学生も必死

9:00から勉強場所でリーディングやペーパーを進めました。ほとんどの教授が午前中にオフィスアワー(アポなしで教授に会える時間)を設けていたので、数学でわからない問題があるときは、オフィスを訪ねて説明していただくことも、この時間に行っていました。

私のルームメイトは夜型で、普段は授業ギリギリまで寝ているのですが、このテスト期間に限っては朝からベッドの上でラップトップと向き合って狂ったようにタイピングしていました。

英語を母語としない私たち留学生だけでなく、ネイティブですらこの期間は必死になって勉強するのです。

1-3.授業参加

水曜日には11:30〜12:30に数学、13:10~14:40に英語のクラスがありました。

授業の間に昼食をとることも可能ですが、私はこの時間にメールのチェックをしたり郵便物を取りに行ったり・・・と用事を済ませていました。

テスト期間で一番大変なのは、試験に向けて今学期に学んだことの復習をしつつ、授業では新しい範囲を学ぶことです。

たとえば数学の科目はCumulativeというテスト形式が採用されていたため (その学期に学んだことすべてがテスト範囲になる)、約3か月間に学んだことすべてが出題範囲になります。

私が今学期履修していた数学のクラスでは、授業で使用したパワーポイントを教授がオンライン上にアップロードしてくれていたので、それと課題のプリントをひたすら見直して勉強しました。

それにつけても驚くのは、日本の高校の授業では居眠りをする生徒が多かったのですが、アメリカの大学ではだれ一人として眠っていないばかりか、下を向いている学生さえいません。みんな自発的に発言をしたりノートをとったりと、積極的に授業に参加しています。

1-4.そして、寝るまで勉強

授業が終わるとすぐに部屋に戻ってシャワーを浴びます。私の住んでいた寮は各フロアが3つのホールに別れていて、各ホールに3つのシャワールームがありました。

朝や夜は比較的混むのですが、この時間は空いている上に、ここで済ませておけば、夜中に勉強後、部屋に戻ってからそのまま寝られるので、私はこの時間にシャワーを浴びるようにしていました。

それから荷物をまとめてカフェでドリンクをゲットし、図書館に向かいます。最近のお気に入りはホワイトモカと抹茶フラペチーノです(*≧∀≦*)。仲のいい友だちがキャンパス内のカフェでアルバイトをしていたこともあって、安く購入できたのでラッキーでした!

また、夜になると図書館にあるライティングセンターやQRセンター(数学を教えてもらえる場所)が混むので、私はできるだけこの時間に予約を入れて行くようにしていました。


図書館内のカフェで働いている友人

一通り準備が整ったら、図書館が閉まる23:30まで集中して勉強します。

自分の部屋やサイエンスビルディングで勉強するのが好きだという友だちもいるので、そんなに普段は混んでいる様子はありませんが、テスト期間になると、いつもより少し図書館が混雑します。

私は自分の部屋は寝るだけの場所にしたいので、勉強はできるだけ部屋以外の場所でするようにしていました。

今学期とっていた心理学のクラスでは、期末試験にペアプロジェクト(2人一組になって取り組むプロジェクト)を課していて、クラスメイトとレポートやパワーポイントを準備したりプレゼンの練習をしたりと、予定を調整しながら自分の時間を確保するのがかなりストレスだったという印象があります。

また、今回のペアプロジェクトは2人が同じ成績をつけられつけられることになっていたため、留学生という言語にハンデがあることによって、相手の成績を落とすような迷惑をかけないように必死になっていました。

2.留学中のストレス発散方法

期末試験が近づくと、普段の生活以上にやることが多く、成績を気にすることもあってピリピリとした気持ちになります。そんな生活の中では、いかにうまくストレスを発散するかが鍵になってきます。

2-1.YouTubeを見る

私は、「趣味は何か」と聞かれたら「YouTubeを見ること」と答えるほど、日本にいたときからこれが私の1番のストレス発散方法でした。

ただ、どうしても時間がないので、「1日1本、課題がすべて済んで寝るばかりになったベッドの中でだけ見ていい」というルールをつくっていました。テストが近づき忙しくなるに連れ、見たい気持ちと寝たい気持ちが混ざって動画を2倍速にしていました(笑)。

2-2.日光に当たる

勉強ばかりしていると、どうしても室内にこもりきりになります。ですので私は天気がいい日には積極的に外に出て、図書館の近くのベンチでリーディングをしていました。いつもと違う空気と光を浴びながら春の訪れを感じるのはすごく気持ちがスッキリしました!


図書館前のベンチ

2-3.体を動かす

中・高と陸上部だったこともあり、運動が大好きな私は体を動かすことでもストレスを発散していました。

今学期はとくに体育の授業を週2でとっていて、アルティメットフリスビーやジョギング、バドミントンを朝から友だちや教授と大笑いしながらプレイするのはとてもいいリフレッシュになりました。

体育の授業がないときは、寮から図書館まであえて遠回りして散歩をしました。私の大学は自然に囲まれていて、緑が本当に多いので、美しい景色を見ながらスッキリとした気持ちになれました。

2-4.1人の時間をつくる

私が思う、ストレスを溜めない最も大事なことは、1人でいる時間をつくることです。

キャンパス内で寮生活を送るアメリカの大学では、授業はもちろん、部屋でも(ルームメイトがいます)、図書館でも、案外1人になってホッとする時間がありません。

またテスト前は自分だけでなく友だちもピリピリしていて、お互いストレスが伝染しそうな雰囲気になります。そのため、私は1人で携帯を持たずに散歩をしたり、だれもいない場所で勉強したりと、無理やりでも1人になれる時間をつくっていました。

3.アメリカ留学の1年を振り返って

いままで経験したことのない勉強量や、プレッシャーを毎日感じるアメリカでの大学生活1年めがようやく終わりました。

とくにテスト前は家族とも連絡がとれないほど忙しかったですが、友だちもみんながんばっていたし、それが終われば旅行したり日本に帰国したりと楽しみが待っているので、私もがんばることができました。これから(勉強しない(笑))3か月間の長い夏休みをエンジョイしたいと思います!

冒頭の写真は、
Please run me over so that I don’t have to take an exam tomorrow.
とスナップチャットに友だちと投稿した、キャンパス内で撮ったジョーク写真でした!

 

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