一時帰国と、3ヶ月間の夏休み。
始めに
こんにちは。Rouriです。
期末試験が終わり、いよいよ夏休みです。今年の夏休みは日本へ帰国することにしました。
私は今、ジップエアの機内で書いています。見たい映画も特にないので、長い夏休みを前にいろんなことを思い巡らせています。
1年間の振り返りも兼ねてとりあえずパソコンを開いてみました。
今回は、一時帰国に当たって考えることを紹介します。
ファイナルウィーク
夏休みに入る前に、一つ大きな山を越えなければなりません。期末試験です。
今年最後の一週間は、陸上のChamps(大会)と期末試験が重なり、1年の中で1番忙しい時間でした。3日間の陸上の遠征が終わったと思ったら、すぐに勉強に取り掛かっていました。
次から次へと来る試験とプロジェクトの締切に追われ、息継ぎする暇のない一週間でした。
忙しくなることは分かっていたので、前々から準備していたつもりでしたが、それでも予想以上のストレスが押し寄せてきました。
遠征先でも時間を見つけてパソコンを開く
試験期間はシーンと静まり返るキャンパス
夏休みは、とても長く、とても短い。
アメリカの大学は、夏休みが約3ヶ月もあります。
今の私は「やっと長い休みに入れる!」とワクワクしているのですが、きっと8月の私は「え、もう終わり?」と感じているんだと思います。
というのも、夏休みが長い分、学期中は本当に忙しい。課題、授業、課外活動に追われる毎日。だからこそ、この夏の3ヶ月間は、自分の時間をしっかり使いたいと思っています。
何をするかは毎年の課題ですが、「大学から離れる」「勉強以外に打ち込む」「夏学期で単位を取る」など、選択肢は意外と豊富。
自分の興味や将来につながる経験を選べたらと思っています。
アメリカで夏を過ごすなら
交換留学や語学留学にきている人は、アメリカで夏を過ごす人が多いです。せっかくの夏休みですから旅行へ行ったり、ホームステイをしたり。
そうでない人も、インターンの経験を目指したり、サマースクールに参加したりなど日本帰国以外の過ごし方もそれぞれです。
インターンについてですが、1年生で獲得することは難しいものです。応募する学生は多いものの、実務で通用するスキルはない・認めてもらえないことがほとんど。本格的にスキルが身についてくる3年生を対象に募集している企業が多いのが難しい理由です。
サマースクールで取得した単位はを自分の大学に移行することもできる。早く卒業することを考えている人にとって良い機会です。
日本に帰るなら
アメリカでできないこと、日本ならでわのことをしてください。
1年が終わると、日本に飢えた学生が一気に帰国します。
日本食、文化...。アメリカにはないものばかりです。
長い間、電話越しで会っていた家族や友達と再会できます。これも大切な時間です。
ぜひ栄研究所にも立ち寄って、1年間を報告してください。
私は留学を通して、より日本が好きと感じるようになりました。一時帰国するときはいつも観光客のようなワクワクした気分です。
ある時、私は日本に帰って真っ先に広島・長崎へ戦争について勉強しに行ったこともありました。
歴史の授業でうまく自分の意見を述べられなかったことが恥ずかしく感じたことがきっかけでした。
中学の時、歴史の先生がかなり深くまで教えてくれていたので、特に第二次世界大戦についてはよく理解していると自信を持っていました。
でもアメリカで習った世界史では知らないことばかり。
日本で学んだ歴史の内容が、日本人の視点に偏っているというわけではないのですが、やはり教科書や授業には限界があり、「他国から見た日本」や「異なる立場から見た歴史」はあまり取り上げられていなかったように思います。
海外で暮らす中で、同じ出来事でも捉え方や語られ方が大きく違うことを知り、初めて「視点が変われば、歴史の意味も変わってくる」ことに気づきました。
皆さんは、第二次世界大戦当時、アメリカで暮らす日本人が拘留され、自由を奪われていたことを知っていますか?
日本人の存在を脅威に感じたアメリカ人が、日本人を差別していた歴史です。
このように海外で長い間生活をしていると、日本の見方が変わってきます。まだまだ、自分の知らないことがたくさんある。
海外から日本を見るようになった時、見えなかったものが見えてきます。それは良いものも悪いものも。
授業内では、自分はどう思うかについて考える機会が多いです。そんな授業では、歴史の事実を知っていても、どう考えるかまで答えられなければディスカッションについていくことはできません。
なにが「起きたか」ではなく、「なんで起きたか」について考えさせる。歴史から学ぶこと、歴史を学ぶ意味が理解でき、初めて歴史が好きと感じる瞬間に出会いました。
アメリカでの生活は「自分の国についてもっと知りたい!」と感じるきっかけになった。自分のルーツについて学ぶ機会を与えてくれます。
その時に訪れた広島・長崎
今年は...
今年、私の大学では、留学生向けに夏の間も寮に滞在できるようにする特別プログラムが追加されました。
というのも、アメリカの移民制度の不透明さが影響して、多くの留学生が「帰国せずアメリカに残る」ことを選んでいたからです。
もし夏の間に一時帰国して、再入国しようとしたときに拒否されたら…という不安。制度の変更によっては、アメリカ国内にいたとしても強制退去になる可能性がゼロではない、というのが現実です。
これは日本人留学生に直接影響する可能性は低いかもしれませんが、そういった不安を抱えながら生活している学生もいることを、改めて実感しました。
これからの3ヶ月と、未来の自分へ
今学期はそれを見越して、上級生に会うたびに「夏は何をするの?」「何かおすすめはある?」と質問して回っていました。
インターンシップやサマースクールなど、具体的な計画を立てている人もいれば、「なんとなくやりたいことがある」という人、そしてまだ何も決まっていないという人もいます。
1年生にとってインターンの機会を得るのは簡単ではないと言われていますが、それでも機会を得た人もいます。給与のでないインターンシップは経験を得るために大切だとおすすめされました。
でも、どんな形であれ、8月に大学に戻ったときに「いい夏だった!」と思えるような過ごし方をしたい。モチベーションと自信を持って新学期を迎えられるように、この3ヶ月を大切にしていきたいと思います。
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