“Do Your Best. Be Your Best. No Regrets.”

みなさんこんにちは。ケンタッキー州のCentre Collegeに留学し、卒業した鈴嶋克太です。

皆さんは留学先をどんな基準で比較・検討していますか?

専攻分野、レベル、立地、費用などなど、いろんなポイントがありますが、「校訓」も見てみてはどうでしょうか?

「校訓」は、在学中、そして卒業後の心の支え・指針になりえる存在です。

留学体験記の最後に、Centre Collegeの「校訓」を紹介します! 

Do Your Best. Be Your Best. No Regrets.

“Do Your Best. Be Your Best. No Regrets.”

学生が行き交うメインの講義棟の一角にある、ホワイトボード付きの小さなオープンスペース。

そこに、記されている言葉です。

毎日多くの学生が目にするこの言葉は、Center Collegeの学生・先生たちにとってモットーで、今でも僕の心に残っています。

当時の学長も、式典などで頻繁に唱えていました。

大事なのは、「自分らしく・自分なりのベスト(“Your Best”)」ということです。

日本語で「ベストを尽くす」というと、「自分のできる範囲内では頑張った・・・結果はどうであれ(あるいは、悪い条件の中で)」という消極的なニュアンスが連想されませんか? 

今回は、別の捉え方を紹介させてください!

昨年2025年に元メジャーリーガ―の鈴木一郎(イチロー)さんが、殿堂入りをしましたね。

僕は中学まで野球少年だったのですが、ちょうど子供時代にイチローさんの活躍をニュースで毎日見ていました。

「せっかくのアメリカ留学中に、一度は生のイチローさんを見に行こう」と思った矢先の2019年3月に引退してしまったのですが、その時の記者会見で以下のようなことを言っていました。

「今まで、『人よりも頑張った』とはとても言えないが、『自分なりに頑張ってきた』とは、はっきり言える。

この積み重ねでしか、『後悔を生まない』ということはできない。」

一時代を築いた憧れのスターが去っていく姿を見ながら、僕は寮の一室で涙が止まりませんでした。

そして、「イチローさんの『自分なりに・・・』は、Centreの校訓と同じじゃないか!」と、感慨深いものがありました。

イチローさんは子どもの時からものすごい努力を続けてきた人ですが、引退会見で言っていたのは、「他人と自分を比較すること」が努力の究極のモチベーションではでない、という意味ではないかと思います。

つまり、「昨日の自分には、ここが足りない。昨日の自分を超えるために、今日・明日はもっと、こんなふうに頑張ろう―」ということでしょうか?

この時をきっかけに、知ってはいたけどなんとなく通り過ぎていた校訓が、一気に「自分の言葉」になりました。

他人との比較せず、疑問・関心を納得いくまで追いかける

誤解を恐れずに言えば、大学(ひいては学校)という場所は、「自分らしさ」や「自分なりのベスト」を出さなくてもどうにかなってしまう世界です。

どういうことかというと、学校では自分の成果というものは、結局のところは数値化されます。

単位取得に必要な最低点、卒業に必要な最低単位数は決まっています。

その最低ラインを越えれば卒業できることはできますよね。

“Do Your Best. Be Your Best. No Regrets.”は「そうなってはいけない」というメッセージです。

大学生活を通して、「他人との比較ではなく自分らしさを追い求めよ」「疑問や関心を納得いくまで追いかけよ」ということです。

これはあくまで僕の解釈であって、一人一人の学生が、それぞれの解釈でこの言葉を胸に刻んでいると思います。

大学を卒業して数年たった今、この言葉は一層、身に染みるようになりました。

これからの人生で、どんな仕事にあたっても、数値や他人との比較で測れるような成果だけを追い求めるのではなく、自分にしかできない仕事を、自分らしく・自分なりのベストを尽くしていきたいものです。



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