高認をとってアメリカの大学に編入! その留学準備プロセス
こんにちは。アメリカのオハイオ州にあるMarietta College に留学中のかなえです。この秋に2年生になりました。
夏休みには、日本で不登校だったときに始めた日本舞踊を隣町のイベントで披露させていただきました。その様子は記事にもなりましたので、紹介させていただきます。
>> Mid-Ohio Valley Multi-Cultural Festival packs Parkersburg City Park
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さて前回の投稿では、日本の高校での不登校から大学留学の決心をするまでを書きました。
今回はその後、私が具体的にどんな留学準備をしたのか、書こうと思います。
高認をとってアメリカ大学編入を狙う
留学準備にかかる期間や内容は、留学する人によってさまざまです。
私の場合、初めて栄 陽子留学研究所へ高校留学の相談をしたのは高校1年生のときで、時期的に中途半端でした。
そのときは高校留学を考えていたのですが、アメリカの高校にJunior(高2)から入るのはむずかしいし、学年をダブりたくもありませんでした。
すると陽子先生が「高卒認定をとればアメリカの大学生になれるわよ」というアドバイスをしてくれたので、大学に留学することになりました。
私が高校不登校から渡米、大学編入までにかかった期間は4年間で、おおまかに5つのステップに分けられます。以下に、ステップごとに私が経験したことを書こうと思います。
私の留学ロードマップ
留学準備ステップ 1:留学カウンセリング
私は不登校になってから、塾の先生の紹介で栄 陽子留学研究所を知りました。
まずは陽子先生とのカウンセリングです。親と私で東京オフィスを訪問して、陽子先生と留学についてお話ししました。
その次に担当カウンセラーさんと、私に適した留学方法について話しました。
そこで提案してもらったのが、高認をとり、放送大学で単位を取得し、アメリカの大学へ2年生として編入するという方法です。
留学準備ステップ 2:高卒認定を取得し、高校を中退
高卒認定とは、正式名称を「高等学校卒業程度認定試験」といい、文部科学省が実施している試験です。合格すると「高校卒業者と同程度の学力がある」と認められます。16歳以上で高校を卒業していない人ならだれでも受けることができ、年に2回実施されています。
全部で14科目の試験がありますが、すでに高校で履修済みの科目や、既に合格している科目などは免除されます。
アメリカの大学に入学するためには、高卒以上であることが必要なので、日本の高校を卒業していなければ、この高卒認定を取得しなければなりません(17歳で高認を取得して、「飛び級」でアメリカの大学に入学することもできます)。
私は試験対策として、ユーキャンの高卒認定対策教材と過去問を使って勉強しました。わからない問題があれば、中学生のときから通っていた塾の先生に聞きに行きます。
高認を取得した後で、籍だけ置いていた高校を中退しました。
留学準備ステップ 3:放送大学の単位を取得
日本の高校を中退してから、放送大学の科目をとり始めました。
放送大学とは、テレビ、ラジオ、インターネットで学習できる通信制の大学です。全国どこからでも受講でき、心理学から考古学、統計学など約300科目の中から授業を選べます。
履修生は、最年少は15歳から、お爺ちゃんお婆ちゃん世代まで幅広く、慶應大学や早稲田大学の教授が講師を務めていらっしゃる授業もあります。
300もある科目の中から、どの科目をとるか決めなければなりません。私はアメリカの大学に編入するつもりですから、栄 陽子留学研究所のカウンセラーさんと相談して、どの科目をとればアメリカの大学で単位として認められるのか吟味しました。
履修科目を決めたら、授業を受けて、勉強して、単位をとります。
留学準備ステップ 4:栄 陽子留学研究所に通う
渡米まであと数か月と近づいてくると、本格的にカウンセラーさんとの留学準備が始まります。
具体的には
- 出願する大学を決める
- 英語のテストを受験する
- 栄 陽子留学研究所で開催している留学セミナーを受講する
- 大学に提出するエッセーを作成する
- 大学と面接する(実施する大学とそうでない大学があります)
などです。
私は新潟に住んでいて、栄 陽子留学研究所のオフィスから遠かったので、スカイプでカウンセリングを受けることも多々ありましたが、たまに研究所へ出向いてエッセーを終わらせることもありました。
オフィスに行くと画面越しよりも作業が進みやすかったですし、留学準備中の仲間と話すことで刺激をもらいました。
わからないこともたくさんあって不安もありましたが、友だちや先輩と話をすることで留学のイメージがもてて、前向きな気持ちになれたのを覚えています。
留学準備ステップ 5:渡米、大学編入
必要な書類とパッキングした重たい荷物を持ってついに家を出ました。
渡米前日に空港に着いて一泊したあと、栄 陽子留学研究所の仲間とカウンセラーの先生がたと合流し、日本にさよならを言って飛行機に乗ります。
私は栄 陽子留学研究所が実施している大学前のプログラム「サクセス講座」に申し込んでいたので、アメリカに着いたらそのままカンザスの大学で1か月半ほど滞在し英語を勉強しました。
その後、Marietta Collegeに移り、本格的に大学生活が始まることになります。
終わりに
私の大学のキャンパス
留学を決意してから渡米するまで長いステップを踏みましたが、どれくらい時間をかけるかは人それぞれです。私のように2年以上かけた人もいれば、3か月ですべて終わらせた友人もいました。
短いほど集中してやることも多く、留学に必要な予防接種も一気にやらなければならないこともあり、体の負担になることもあります。
留学したい本人がどうしたいかによって留学準備期間も変わってくると思いますが、私は準備期間が長かったからこそ、日本舞踊や日本について学ぶことができて、いまの留学をより濃いものにできていると感じています。
(第2回終わり。第3回へ続く)
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