留学先の高校選び。直感を信じることも大切
こんにちは。アメリカの高校に留学して卒業したRouriです。3回目の投稿になります。前回は留学準備について書きました。今回は、学校を選んだ決め手について書きたいと思います。
高校留学生活の1コマ
複数の合格校から入学校を決める
アメリカの高校といっても、ボーディングスクール(寮制の学校)だけでも200校以上あります。複数の学校から合格をもらい、その中から実際に留学する学校を1校に絞らなければなりません。
僕は出願した学校のうち、4、5校から合格をもらいました。その中から入学校を決めたのですが、その際に大切にしたこと、決め手になったことがいくつかあります。
決め手となった「自由さ」
僕は、出願校を絞るよりも、合格した学校の中からどこに行くかを決めるほうが、より悩みました。コロナの影響で実際にキャンパスを見学することができなかったので、ネットで情報を集めました。Googleマップで学校へ行ったり、YouTubeなどのSNSから雰囲気を感じたり。
決め手となったのは「自由さ」です。生徒たちが自主的に活動しているクラブがあったり、難易度によって授業が分けられていたり。英語を話せるようになるだけでなく、「学び」が得られる環境だとなんとなく感じました。
「自由さ」を感じた面接
そんな自由さが感じられたエピソードを紹介します。
出願書類を提出した後には、学校のかたと面接をする機会があります(面接は基本的にはZoomで行います)。学校側はどんな生徒かを知る、生徒側は自分をアピールしたり学校について質問したりするチャンスです。
面接に先立って、栄 陽子留学研究所のカウンセラーと面接に向けての練習をし、何を聞かれるかをまとめたリストももらいました。そのリストには「なぜわが校へ来たいか」など基本的な質問が載っています。
実際の面接では、ほぼすべての学校からリスト通りの質問をされました。初めはガチガチに緊張していましたが、いくつかの学校との面接を通して、毎回質問が同じなことに気がつき、すっかり慣れてしまいました。
いよいよ最後の学校との面接です。いつも通りパソコンの横に質問シートを用意しましたが、リストに書いてあることは1つも聞かれません。いままでとはまったく違う質問を聞かれることになりました。いまでも聞かれたことを覚えています。
- 今週、学んだことや発見はある?
- 今夜の食事にだれでも呼ぶことができるならだれを呼ぶ?
- うちの学校に来て何が楽しみ?
こんな質問は準備していなかったので、質問を理解するまで何度も聞き直しました。さらに“Why?”と聞かれるため、理由まで説明しなければなりません。面接で聞かれることはこれだけではありません。僕の英語で伝わったかは不安でしたが、質問は理解できたので時間をかけて一生懸命答えました。
それでも「うわ、落ちた」というのがその学校との面接を終えたときの実感です。結果が送られてくるまでの間、スムーズに会話ができなかったことを思い返し、もっとこんなことを言えたのに、と後悔するばかりでした。
それだけに、合格のメールを見たときは、自分の言ったことが伝わったと思い嬉しくなりました。英語のレベルは低いけれど、挑戦したことが評価されたようでした。生徒自身に伸び伸びとさせる環境がいいなと感じました。
とにかく自分に合った学校を
これは大学選びをしていたときの話になりますが、僕が一番重視したのは、自分に合っているかどうかということ。僕の場合、特に行きたいと思う大学がなかったので、カウンセラーのかたに絞ってもらうために希望を伝えました。高校の環境が自分には合っているような感じがしたので、都市ではなく小さな町や郊外にある大学。そして専攻が決まっていないので、あらゆることを幅広く学べるケアのしっかりした大学。この2つが、僕が大切にしたポイントです。
高校で留学経験があるので、最初はレベルアップとしてランキングが上位の大学を考えていました。でも、ランキングでトップに出てくるような学校はみんなUniversityで、大きな大学ばかり。環境がすばらしくても自分にとってレベルが高すぎてはよくないと感じたため、ランキングは考えないようにしました。まだ大学での生活が始まったわけではないのでどんな大学かはわかりませんが、キャンパスを見学した際、雰囲気は想像通りという感じでした。
大学選びのお話をしてしまいましたが、学校を絞るときは、まず自分がどんなタイプの生徒なのかを知ることが最初のステップです。必ず自分を成長させてくれる環境が見つかるはずです。
まず行ってみる。それから考える
どこにいても、やるやつはやる。
これは父がことあるごとに口にする言葉です。環境ではなく、すべて自分次第ということ。これを高校生活を通して強く感じました。どんな環境にいてもサボろうと思えばサボれるし、成長しようと思えば成長できます。ボーディングスクールは、熱意があれば必ず応援してくれるところです。
10代の大切な時間を過ごす場所ですから、学校選びは大切です。でも、慎重になりすぎるのもよくありません。もし気に入らなければ、転校すればいいのです(濃い時間を過ごせないという理由からあまりオススメしませんが、転校はかなりスムーズにできます)。もし悩んだら直感も大切です。「まず行ってみる。それから考える」のような発想も大切だなぁと感じます。
(第3回終わり。第4回へ続く)
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