アメリカの高校で3年間の留学生活。ラスト1週間の怒涛の日々!

こんにちは。アメリカのMiss Hall’s Schoolという高校を卒業したAyakoです。今回は、高校生活のラスト1週間の体験をお伝えしたいと思います。

校舎に置かれたホワイトボードに、卒業までの日にちがカウントダウンされていきます。ついにこの数字が10を切ってしまいました。ついこの間まで60日くらいあったのに。時間が過ぎるのが早すぎて、驚きます。高校生活最後の1週間は予定が盛りだくさんで、とても忙しいです。

数学の先生お手製のクッキー
数学の先生がつくってくださったmath cookies

最後のクラス

まず、最終学年として1年間とってきたクラスが終わります。

多くのクラスでは最後の最後まで勉強するのではなく、クラスに関係ある楽しいことをして、1年を締めくくります。

数学のクラスでは、先生が手づくりクッキーを持ってきてくれました。これはただのクッキーではなく、今年の授業で習った公式やグラフなどがアイシングされているかわいいクッキーです。

私はシニア(日本の高3)だったので、名前入りのオリジナルクッキーをもらいました。それを食べながら頭を使うボードゲームをクラスメイトと楽しみ、高校生活最後の数学のクラスは終わりました。

バイオテクノロジーのクラスでは、サイエンスフィクションの映画を見て終わりました。今年扱った遺伝子組み換えについての映画でした。

物理の授業では、なんと折り紙を使ったアクティビティをやりました。大きいものでも小さくたたんで収納できる特徴を生かして、宇宙ロケットなどでその技術が使われているそうで、私たちも小さいスケールですが、同じものを折り紙でつくりました。

このように、最後のクラスは、いままで習ったことを使って楽しんで終われるように先生がたが工夫してくださいます。

卒業生が学校にドッキリを仕掛ける

2つめはシニアプランクです。高校最後の週に開催されます。

プランクというのは日本語でドッキリという意味です。シニアみんなで意見を出し合い、学年で力を合わせて下級生と先生を驚かせます。

ただ、「ディーン」という位が高い先生がたに事前に承認をもらわないといけず、それが意外に大変でした。少しでも内容が過激だったり、用務員さんが困るようなドッキリは承認されず、弱いドッキリしか残らず、みんな、承認をもらったもののそれはドッキリじゃないなあ、と少し不満気でした。

それでもシニアプランクはいつもできないようなことを高校生活の最後にできるチャンスなので、全力でドッキリを仕掛けました。

内容は、

  • コモンスペースや教室の椅子や机をぐちゃぐちゃにする
  • day students(家から通う学生)は乗ってきた車を駐車場の線を無視して駐める
  • 先生たちのオフィスにポストイットを貼りまくる!

私たちはもう少しおもしろいドッキリをしたかったのですが、結果だれも傷つけない優しいドッキリになりました笑。

その日の学校はいままで見たことないくらいぐちゃぐちゃになっていました。卒業前に、普段は絶対できないようなことができて、特別感を感じました。先生や下級生は少し困惑した様子でした笑。

卒業生のいたずら
コモンスペースの椅子がテーブルの上に!?

高校生活をしめくくる最大のイベント

続いて、シニアショーです。シニアショーは学校最終週の目玉のイベントです。毎年行われるシニアが企画するショーで、学校全体が招待され、シニアが学校を去るにあたって、下級生に感謝を伝え、さようならをする時間です。

シニアクラス全員でのオープニングダンスから始まり、個々のタレントショー、最後に全員でバルコニーで歌い、いままでの写真をスライドショーで見ます。涙なしでは終われないイベントです。

このシニアショーのために、シニア全員がおそろいのクラスTシャツをもらいます。今年は、Mean Girls の映画を題材に、オープニングダンスもTシャツも制作しました。

シニア全員でやる最後のことなのでみんな気合いが入り、2週間前くらいからダンス練習をはじめました。最後のバルコニーソングでは、下級生だけでなく、シニアも泣いている人が多かったです。

おそろいのTシャツでダンス
おそろいのTシャツでダンス

卒業アルバム

最後の週にYear bookがシニアには全員に、下級生は買った人に配られます。これは卒業アルバムのようなものです。

日本の卒業アルバムと比べると少しカジュアルなデザインで、写真が多いイメージがあります。シニアは1人1ページ与えられ自分が好きなようにデザインすることができます。

隣に並びたい人を選べるので、私は友だちと隣合わせにして、デザインも統一性があるようにしました。3年間のたくさんの写真から20枚のお気に入りの写真を選ぶのはむずかしかったです。

イヤーブックの最大の特徴は、最後のページにみんなからサインをもらえるスペースがあることです。イヤーブックが配られてからの1週間は、みんな友だちや先生のサインをもらうのに必死です。

私は3年間、毎年イヤーブックを購入しました。1冊25ドルと高すぎないし、なんといってもサインをし合ったり1年間の写真を見られたり、いつ振り返っても楽しいので、Year bookは買って得しかないと思います。

今回は私の高校生活最後の1週間を紹介しました。

(第26回終わり。第27回に続く)

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