寒〜い冬の乗り切りかた。私のアメリカ高校留学チャレンジ

こんにちは、Ayakoです。私はマサチューセッツ州の西部にあるMiss Hall's Schoolという小さな高校に留学しています。

今回はマサチューセッツ州の厳しい冬の乗り越えかたをお教えします。

冬といえばスキー
冬といえば!

寒さを楽しむしかない!

以前の投稿でも少し触れましたが、私の高校の近くは冬になると気温はマイナスになります。

いままでで一番寒かったのはマイナス22度くらいでした。最初は慣れない大雪に戸惑うことも多かったのですが、長い長い冬を乗り越えるには、その雪や寒さを全力で楽しむしかない、という結論に至りました。

今年(2024年)は初雪が例年よりも遅く、12月の冬休み前には雪はほとんどありませんでしたが、一昨年は11月くらいから雪が積もり始めていました。雪が降っていなくても、キャンパス内にある池は冬休み前には少しずつ凍り始めていました。

みんなが集う、暖炉の前

そんな厳しい冬、私たちの救いは暖炉です。暖炉は、各寮に少なくとも1つずつと、図書館やリビングルームにもあります。冬は暖炉の前がみんなのたまり場です。

私がいま住んでいる寮には「コモンルーム」と呼ばれる、みんなの共同スペースに1つ大きな暖炉があります。暖炉は本物の火ですが、新しい寮なので温度を設定することができ、快適です。

とくに週末は、その寮に住んでいる人がコモンルームに集まって、みんなで勉強したり、ラーメンを食べたり、映画を見たりと、とても賑わう温かい場所になります。

リビングルームにある暖炉の前では、よく編みものをしている人や、ボードゲームをしている人を見かけます。また、リビングルームの暖炉は唯一火に直接触れられる暖炉なので、週末にはそこでスモアを焼いて食べることができます。寒い冬にはみんなが暖を求めて、暖炉の周りに集まるのが日常です。

寮の暖炉
私の寮の暖炉

ホットチョコレートの争奪戦

冬の定番の食べものといえば、ホットチョコレートです。

寒さが厳しくなると、毎日のようにダイニングホール(食堂)にはホットチョコレートのポットが置かれます。そのポットの前にできる大行列も、私たちの冬の風物詩です。

ホットチョコレートは、ココアのような味で、何より熱いです。そこに小さなマシュマロや、ホイップクリームを入れるのが人気です。マグカップにホットチョコレートを入れて、移動すればそれがカイロのような役割で、体の内と外、どちらからも自然とあったまることができます。

待ち遠しい休校日

私の学校には、雪深い地域特有の「スノーデー」という日があります。

冬限定の休校日です。大雪で通学生が学校に来るのが危ない、先生の子どもの学校が休校になって出勤できない、という日がスノーデーになります。

毎年、3、4日はスノーデーになります。冬になって雪が降り始めると、みんな、毎日がスノーデーになることを願っています。スノーデーになるかもしれない日の前日には、先生から「明日の朝には学校があるかないかのメールをチェックしてね」というメールが送られてくるのですが、そのメールはみんなの期待を上げます。

去年まではスノーデーでも、zoomで授業をすることがあったのですが、今年からはスノーデーはオンラインの授業も何もなくなるそうなので、いつスノーデーになって1日自由になるのか、楽しみにしています笑。

スキーとスノーボード

また、雪が多いからこそ経験できることもたくさんあるので紹介します。

まずはスキーとスノーボードです。冬の代表的なスポーツです。

私は、一昨年の冬のスポーツとしてスキーを選びました(アメリカはシーズン別に異なるスポーツをします)。冬は、フィールドスポーツ(屋外のスポーツ)が雪と寒さでできなくなってしまうので、スポーツの選択肢が他のシーズンに比べて少ないため、たくさんの人がスキーを選びます。

私の学校から15分くらいのところにある小さな山でスキーをします。小さい頃から家族でスキーによく行っていましたが、それでも年に1、2回だったので、毎日のようにスキーに行けたのは初めてでとても楽しかったです。

最初は初心者コースから体を慣らして、シーズンの最後には上級者コースに挑戦し、山を転げ落ちたのはいい思い出です。また、レッスンに申し込むこともできるので、スキーが初めての生徒もたくさん挑戦しています。ベトナムやブラジル、メキシコなど雪が降らない地域から来た留学生は、雪もスキーも初めてなので、基本的なことはそのレッスンで学ぶことができます。

楽しい雪遊び

ただの雪遊びも楽しいです。雪が積もり始めたら、雪合戦は日常茶飯事、授業に行く道の途中で始まることもあります。

また、学校からそりの貸し出しがあるので、そのそりを使ってキャンパス内の丘を滑り降りることができます。もちろん雪だるまや、イグルーなども作ります。

また、雪で何かクリエイティブなものを作って賞品を勝ち取る企画が週末に開催されたこともあります。私は友だちを雪に埋めて人魚を作り、近くのスーパーのギフトカードをもらったことがあります。賞品が意外に豪華だったりするので、何でもやってみる価値はありです! 私の高校では、Walmart という近くのスーパーか、スタバ、アイスクリーム屋さんのギフトカードをもらうことが多いです。

雪だるま
雪だるま

キャンパス内の池でスケート

最後に、スケートです。私の高校のキャンパス内には2つの池があり、その池でスケートをすることができます。

安全かどうかを確かめるために、先生たちはまだ凍っているかわからない池で最初にスケートをするそうです。そんな先生がたの努力もあって、いままでだれも池に落ちた人はいません。

毎週末にスケートをする機会があるので、毎週通っていれば冬が終わる頃には、すごく上手になると思います。

マサチューセッツ州では、冬が一番長いシーズンといってもいいほど長く、びっくりするほど寒いので、春がとても恋しくなりますが、それでも寒い場所だからこそできる楽しいこともたくさんあるのです。

(第12回終わり。第13回へ続く

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