いよいよアメリカの高校のキャンパスに到着! 人生最大の試練に!?
こんにちは、Ayakoです。私はマサチューセッツ州の西部にあるMiss Hall's Schoolという小さな高校に留学しています。
前々回の記事で書いた通り、ボストンでの楽しい3週間を終え、いよいよ高校へ行く日が来ました。合格通知が来てから、この日をずっと心待ちにしていたので、その日は朝から落ち着かず時計を見ては、部屋の中を歩き回っていました。
空港から学校まで4時間のドライブ
空港で待ち合わせ
高校の人との待ち合わせはボストン空港。そこまで栄 陽子留学研究所ボストンオフィスのサラさんと一緒に行き、学校が用意してくださった車を見つけて、サラさんと別れました。
ところが1人車に取り残されてしまいます。運転手さんは早口で「もう1人待たなきゃいけない」みたいなことを言っていた気がします(そのときは何を言っているのかよくわからず、OKだけ言っておきました笑)。
ドキドキしながら車で3時間くらい待つと、やっともう1人の新入生が来ました。中国から来た女の子でした。お互い疲れていたのもあり、私たちは“Hi”とだけ言って、お互い眠りにつきました。
1年目の寮。静かなところの小さな寮です
部屋に戻れない!
学校に着いたのが夜11時。真っ暗なキャンパスで下ろされ、どこにいるのかもわからないまま、部屋まで案内してくれる人を待ちました。
少しするとキャンパスセイフティという警備員さんのような人が玄関まで来てくれて、私の荷物を持って部屋まで連れて行ってくれました。
私の寮は、キャンパスのはずれにある小さな寮でした。寮の部屋の鍵が壊れていて、お手洗いのために1回外に出たら、ドアが開けられなくなってしまい、閉め出されてしまいました。迷子になりながら真っ暗なキャンパスを走り回ってさっきのおじさんを探したのはいまでは笑い話です笑。
ルームメイトに会うことができたのは、3日経ったくらいでした。
アメリカのほとんどの高校では、留学生はアメリカの環境に慣れるためと、むずかしい科目登録などを先に済ませるために、現地の子より先に学校に到着することが多いです。
ルームメイトがいないのをいいことに、日本から持ってきた大量の荷物を部屋いっぱいに広げて、自分のスペースをつくり、飾りつけました。私の夢の寮生活がこれから始まります。
優しい先生たち
学校での初めての朝、「友だちをつくるには自分からいろんなことに参加するのが大事」と言う先輩の言葉を胸に、部屋を出て、朝食を食べに行きました。つたない英語で「食堂はどこですか?」と聞いたのが学校での初めてのちゃんとした会話でした。
やっとの思いで食堂について、友だちはだれもいないのでどうしようか迷っていると、先生が前にいたシニア(高3)のお姉さんたちに「一緒に食べてあげなさい」と言って私をそこに座らせてくれました。そこで会った先輩の1人とはその後もよく話すようになり、休みのときに一緒に旅行するほどの仲になることができました。何か困っているとすぐ助けてくれて、ストレートにものを言ってくれる先生がたの優しさに初日から救われました。食堂は友だちとのコミュニケーションの場です。
学校の食堂。季節の花が飾られます
自分の英語力の低さに絶望
最初から環境や友だちに恵まれて楽しそうに聞こえるかもしれませんが、心の中ではそこまで幸せではありませんでした。
出会う友だち、先生がたは優しく接してくれて話もわかろうとしてくれるのに、日が経つに連れてなぜかみんなといることが心地よくなくなっていったのです。
理由は、私の英語力の低さです。みんなが話して、笑っていてもなんで笑っているのかわからず一応笑う、私が話し出すと会話の流れが止まってしまう、話さないでニコニコしているだけだと「静かだけど大丈夫?」と聞かれてしまう。
みんな自分が思っているほどは気にしていないと思うのですが、すべてのことに対して考えすぎてしまう私は、みんな私と話していても楽しくないだろうな、とネガティブな方向に考えてしまっていました。
学校に着いて数日で、大人数でご飯を食べることや、大人数の会話に入ることが怖くなってしまいました。ただ、友だちをつくらなきゃという一心で、重たい脚を引きずりながらいろんなところに出向きました。
1、2時間英語の会話の中にいるだけで頭が痛くなって、「1回部屋に戻るね」と言って泣くことを繰り返しました。まだ学校に来て1週間も経っていなかったのに、この先やっていける自信がすぐになくなり、楽しみだった学校生活も想像とは裏腹に絶望に襲われてしまいました。
いま考えてもこの1か月は、それまで経験した中で一番辛かったときだと思います。
家族と留学の仲間たちが心の支えに
日本人が1人もいない学校に行ったので、助けを求める人、安心して話せる人を見つけるのに時間がかかりました。そのとき支えてくれたのは、日本にいる家族と、一緒にサクセス講座に行った友だちでした。
家族とは話すだけで心が落ち着いて楽になれたし、サクセス講座の友だちは同じ経験を新しい学校でしていて話をわかってくれるので本当に助けられました。サクセス講座が終わってからも、そこで出会った仲間は心細いときに頼りになる存在でした。
それから1年以上たち、当時のことを考えると、心細かったことやいろんなことにチャレンジした経験を通じて、自分は強くなってものすごく成長したと思います。
でも、友だちをつくろう、親友をつくろうと焦ってストレスを自分にかけすぎるのもよくなかったな、とも思いました。学校が嫌いになっては意味がないので、無理がない程度に焦らず学校生活を楽しむのが一番だと思いました。あと、意外に友だちは英語力がないことを気にしていなかったです。
授業が本格的に始まる前のオリエンテーションについては次回書こうと思います。
(第6回終わり。第7回へ続く)
Ayakoさんの記事一覧
- 第1回 思い立ったら、即行動。コロナ禍での「高校留学」という大きな決断
- 第2回 自分と向き合った半年間。アメリカの高校への出願プロセス
- 第3回 いよいよ渡米! アメリカのキャンパスで充実の日々
- 第4回 アメリカの高校への入学を控えて。ボストンでの3週間
- 第5回 カルチャーショック! アメリカの高校に留学して驚いたこと
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