カルチャーショック! アメリカの高校に留学して驚いたこと

こんにちは、Ayakoです。私はマサチューセッツ州の西部にあるMiss Hall's Schoolという小さな高校に留学しています。

アメリカの高校に留学して2年も経つと、目を疑うような光景を見ることは少なくなってきました。というか、私の目が慣れたんだと思います笑。

でも、私がアメリカに来てすぐのときは、驚いたことをスマホにノートにしていました。これをつくり始めた理由は、明確には覚えていませんが、たしか、お土産話を忘れないようにメモしておこう、ということだったと思います。

学校が始まる前も始まってからも、えっ、と思うことがあったらすぐさま書いていました。この習慣は、これからアメリカに留学する人にもおすすめします。アメリカの生活に慣れてから見直すと、こんなことに驚いてたんだ、と初心に戻れて、おもしろいです。

そこで今回は、このノートを見ながら、私が受けたカルチャーショックを書いていきたいと思います!

最低気温
いままで体験した最低気温(思わずスクショ)

学校や普段の生活で驚いたこと

まずは、普段の生活で驚いたことを紹介します。

クーラーがない

私が留学している高校には冷房がありません。高校のあるマサチューセッツ州の冬はマイナス20度になることもあるのでヒーターはありますが、クーラーがないんです!

ですから、毎年5月から6月の学期末は汗だくになりながら過ごしています。一番辛いのは、熱帯夜です。暑いのにどうにもできず、ボトルに水を入れて、首の下に置いて寝たこともあります笑。最終手段です。

エアコンがないのは、夏の真っ盛りには学校が休みになるからなのかな、と思います。それにしても、地球温暖化でどんどん気温が上がっているので本当に辛いです。ファンや小型扇風機を買ったり持って行ったりすることをおすすめします。

図工室が使い放題

学校の図工室はいつでもだれでも自由に使えます。もちろん材料も!

私が通っていた日本の学校では、授業外に使うには、先生に許可をとったり、材料も最低限は自分で用意しなければなりませんでした。

いまの高校の図工室は、いつでも入れて、材料は豊富にそろっています。ですので、図工室はいつ行ってもだれかしらが作業しているくらいで、みんながよく使う場所になっています。

私の学校はアートをするだけの建物もあるくらいです。勉強にアート、スポーツなどすべてバランスよくこなしていきます。

これもアート
余った絵具は壁に。アートの遊び心

時間にルーズ

これはアメリカに行く前から聞いていましたが、本当でした笑。

「あと10分でそこに行くー!」は、あと30分くらいで着く、と解釈したほうがいいくらいです。

でも、新たな発見もあって、みんながみんな時間にルーズでもないということです。遅れて来られるのが嫌な人もいるので、その友だちのことをよく知ってから、集合時間ぴったりに着くようにするか、30分くらい遅れるかの選択をするようにしたほうがいい気がします。

学校の授業に関することで驚いたこと

次に、授業にまつわることで驚いたことを紹介しましょう。

先生が生徒の言うことをよく聞く

先生が生徒の言うことをよく検討してくれます。

一番驚いたのは、私が10年生(日本の高1)だったとき、私の学年が、「宿題が多すぎて寝られない」と先生に相談したら、宿題の量に関する会議をすべての先生で開いてくださり、結果的に宿題の量が減ったこと。日本ではありえないな、と思いながら一連の流れを感心しながら見ていました。

実験が多い

理科の授業では実験が多いです。日本の中高では、ほとんど実験はなく座学が多かったので、週に1回必ず実験があるのは驚きました。

一番記憶に残っているのは、生物の授業でキャンパスの真ん中にある池に入ってカエルやカワゲラ、亀などを採取して生態系を調べる実験でした。

生態調査
学校の池での生態調査

教室に先生の犬や子ども、孫がいる

半分以上の先生たちは犬を飼っている気がします。先生が1日学校にいる間、犬たちは家で待っているのではなく、私たちが授業をしている横で静かに寝ています。休み時間に犬たちと触れ合うのが楽しみです。

また、小さい子どもがいる先生たちは、授業にときどき連れてきたり、ダイニングホールで一緒にご飯を食べています。生徒の中には、先生の子どもたちのベビーシッターをしている子がいたり、一緒に遊んだりと、みんな犬も子どもも歓迎していい関係を築いています。日本の学校で犬や先生の子どもが教室にいることはあり得なかったので、最初はびっくりしました。

教室の光景
授業中にワンちゃんとダンス

先生の家庭の事情で授業が短くなる

授業も比較的自由でリラックスした雰囲気です。先生が眼科の予約があるときは、授業が早く終わって自由時間になったりします。

期末テスト期間中に1人のクラスメイトが「テストの勉強が大変で、睡眠不足だ」と先生に言ったときは、授業を30分早く終わらせて、「外でゆっくり過ごしてリラックスしなさいと」言って自由時間をくれたことも印象的でした。

これだけ聞くと、ラクそうに聞こえるかもしれませんが、アメリカの授業は予習が大事で、それに何時間もかけるので、授業では、予習してきたことの振り返りや、わからなかったことを質問したり、ディスカッションをしたりすることになりますので、決してラクではありません。

以上、私がアメリカの高校に来て驚いたことのほんの一部を紹介しました!! また学校生活で驚いたことは、追って書いていきますね。

(第5回終わり。第6回へ続く

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