アメリカの高校生の1週間のスケジュール。メリハリをつけて留学生活を乗り切る!
こんにちは、Ayakoです。私はマサチューセッツ州の西部にあるMiss Hall's Schoolという小さな高校に留学しています。
今回は、アメリカの高校生のスケジュールについてお話しします。
アメリカの高校生の時間割
アメリカの高校でも、日本と同じように年度の初めに時間割表が配られます。
でもそのスケジュール表はみんなそれぞれ違います。大学のように、みんな自分がとりたい授業をとるからです。
とはいっても、ただ自分の好きな教科だけをとればいいのではなく、卒業に必要な単位を計算しながら考えて科目を選びます。
私の高校では、卒業までにEnglishを4単位、Languageを3単位、Scienceを3単位、といったように、とらなくてはならない単位の数が決まっています。
アメリカの高校は四年制が多く、私は10年生(日本の高1)から編入したので、日本の中3のときにとった科目を、アメリカの高校の単位としていくつか認めてもらいました。
同じ学年に在籍していても、生徒たちの背景はさまざまです。
たとえば、私の学年には、最年少で15歳、最年長で20歳の人がいました。オンラインで単位をとっている人もいました。同じ状況の人がいないのですから、時間割が個々に違うのも納得できます。
それもあって同じ学年の人がちゃんと集まるのは、週1回のクラスミーティングのときくらいです。最初は、先輩が同じ授業をとっていたり、後輩が多いクラスで授業を受けたりすることに違和感がありましたが、そのおかげもあり、他学年の友だちもできて、学年を問わず繋がりができていることが嬉しいです。
私の1週間のスケジュール
10年生のときのスケジュール表
少し見にくいかもしれませんが、1週間のスケジュールには、BLUE WEEKとGOLD WEEKの2種類があります。この色は、私の学校のスクールカラーなので、深い意味はありませんが、BlueとGlodの週を交互に過ごすことになります。
毎週が同じスケジュールにならないように(飽きないように)考えられた画期的なアイデアだと思いますが、いつまで経っても今週がどっちの色かわからなくなって、先生でさえも授業を忘れてしまうことがあります笑。
受ける授業は、どちらの週も同じですが、時間と曜日が違います。AからGまでブロックがあって、最低1つはフリーブロックという何もクラスがないブロックがあります。この年に私がとっていたのは
- A Block: ESOL
- B Block: Free
- C Block: Algebra
- D Block: Inorganic Chemistry
- E Block: Ceramics
- F Block: English
- G Block: World History
でした。
月・火曜日にすべての教科をひと通り受けて、水曜日は Horizon Day、木・金曜日はまたすべての教科を受けます。
老人ホームでボランティア
水曜日の Horizon はアメリカならではのカリキュラムだと思うので説明します。アメリカでは大学に出願する際に、高校生のときにどんな課外活動を行ったかがとても重要になります。
そこで私の学校では、毎週水曜日は課外活動の日になります。10年生のときは学校内で個人のプロジェクトを遂行し、11、12年生になるとインターンシップとしてキャンパス外に出て実際にボランティアをします。
私は10年生のときは、友だちとチームを組んでホームレス・アニマルについてのウェブサイトを完成させ、慈善活動や寄付を行いました。11年生では、老人ホームで1年間ボランティアをしました。
どちらもいままでやったことがない経験で、大変なことも多かったのですが、高校生のうちから実際の職場に出て、仕事を経験するのは、将来のことを考えるいい時間になったと思います。
老人ホームにいるかたは全員優しくて、人生の教訓を教えてくれたり、自信をくれたり、自分にとってプラスのことが多かったので、来年も老人ホームでボランティアをしたいと思っています。
ほかにも自分の興味に合わせてボランティア先を選ぶことができます。たとえば経営学に興味がある人は地域のお菓子屋さんみたいなところでボランティアをして、お金のことや経営のことについて学びます。弁護士になりたいという友だちは、弁護士のオフィスに行き話を聞いたり書類を整理したりしていました。本当にその職業が自分に合っているかを決める前にこのような体験をすることは本当に大事だと思います。
老人ホームでボランティア
息抜きも大切
水曜のHorizonが終わった後は、何もない自由時間なので、木・金曜日に備えて午後は勉強をします。忙しい毎日なので、週の途中で少しホッと息をつける時間があるのは助かります。
水曜日の午後は、友だちみんなで集まって図書館でお菓子を食べながら勉強するのがお決まりです。1週間をがんばるために、その日はみんなでスクールストア(購買みたいなところ)に行き、お気に入りのフローズンアイスを買います。この時間が毎週待ち遠しいです。忙しい日々にもこうやってちょっとした楽しみを入れることでどうにか乗り越えています。
週末は金曜日の夜から始まり、日曜日の午後で終わります。日曜日の夜からはStudy Hall という自習時間が始まります。
週末は宿題をするのはもちろんのこと、時間がある場合はウェークエンド・アクティビティに参加したりキャンパス内の芝生で寝っ転がったりします。行き詰まったときや、気分転換をしたいときは友だちと屋外で楽しむに尽きます。
ある週末の一コマ。
宿題や授業に追われる忙しい毎日の中でも、スポーツで体を動かしたり、自由時間や週末には、友だちと一息ついたり、バランスよく、メンタルにもよい生活を送ることを心がけています。ちょっとの休憩がよりよいパフォーマンスにつながります。
(第8回終わり。第9回へ続く)
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- 第1回 思い立ったら、即行動。コロナ禍での「高校留学」という大きな決断
- 第2回 自分と向き合った半年間。アメリカの高校への出願プロセス
- 第3回 いよいよ渡米! アメリカのキャンパスで充実の日々
- 第4回 アメリカの高校への入学を控えて。ボストンでの3週間
- 第5回 カルチャーショック! アメリカの高校に留学して驚いたこと
- 第6回 いよいよアメリカの高校のキャンパスに到着! 人生最大の試練に!?
- 第7回 友だちづくりはオリエンテーションから。アメリカ高校留学便り
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