日本をアメリカの高校で紹介! 国際色豊かなイベント
こんにちは、Ayakoです。私はマサチューセッツ州の西部にあるMiss Hall's Schoolという小さな高校に留学しています。
前回の記事は、アメリカの高校生の週末の過ごしかたを紹介しました。今回は、私がこれまで体験したさまざまなイベントを紹介したいと思います。
手作りのランタンの前で
留学生の出身国をプレゼンテーション
世界中から生徒が集まる私の高校では、いろいろな国のお祭りや行事がよく催されます。
また学校全体の行事のような大きなものだけではなく、週2回のコミュニティ・ミーティング(全校集会)では、何かしら世界に関する話題のプレゼンテーションがあったりもします。
たとえば、自分の国の建国記念日や独立記念日にどんな歴史を経て国ができたかとか、自分の宗教の行事やお祭りのことなどのプレゼンテーションです。
これは何年か前の話ですが(私はそのとき学校にはいませんでしたので、先生から聞いた話です)、日本で東日本大震災があったとき、日本から留学していた生徒が情報を発信し、学校が一団になり日本への募金活動をしてくれたそうです。学校のコミュニティの強さを実感しました。
私が好きな行事やイベントをいくつか紹介しましょう。
アジア各国のお月見
1つ目は年度の初めにあるMid-Autumn Festivalです。
この行事はおもに中国や日本、ベトナムなどのアジアで行われているお祭りです(日本でいう「お月見」です)。
このイベントのために、みんなで外に飾るランタンを作ります。中国から来た友だちは、ランタンの飾りつけや当日の服装もけっこう本気で、きれいなチャイナドレスを着ている人も多かったです。暗がりの中で光るランタンはとてもすてきでした。
イベントでは、それぞれの国のお月見のお祝いの仕方や伝統、伝説などを共有します。
私たちは、日本では三角形に積んだお餅を食べるとか、月でウサギが餅つきをしているという伝説がある、などを発表しました。また中国の伝統菓子のMoon cake(月餅)を食べる機会もありました。本格的なMoon cake を食べたのは初めてで、あんこのような甘い生地の中に卵の黄身が入っているものもあり、斬新でした。
このように新しい文化を、五感を使って経験できるのはとても貴重です。
中国の伝統菓子Moon Cake
浴衣の着つけ
2つ目はCultural Fair です。これは留学生が中心になって、それぞれの国に関係するワークショップを開くイベントです。
私が10年生(2年前)のときはコロナ禍だったので、オンラインで開催されました。そのため何かを体験型にすることはむずかしく、日本のことについて私が話し、質問に答える、という感じでした。
日本が地震大国であることや、日本に来るときに気をつけること、日本のおすすめ観光地など、なるべく聞いている人が楽しめるような話題を工夫しました。
2年目は、もう1人の日本の友だちと一緒に浴衣の着つけを紹介するワークショップを行いました。
このときは実地でのイベントだったので、実際に参加者に浴衣を着てもらって写真撮影を行うことができました。前年に増して私たちも楽しかったし、参加者も喜んでくれました。
ほかにも、いろいろな国のダンスのワークショップや、伝統的な遊びなど、すべてのワークショップが本当に楽しそうで、私も全部のワークショップに参加したかったです。
私たちのプレゼンテーション
参加した人に浴衣の着つけ
世界の誕生日パーティ
3つ目は、他のイベントより個人的ですが、友だちの誕生日パーティです。主役の出身によってまったく違うパーティが開かれるので、文化の違いを感じられます。
初めて参加したのは、アメリカ人の友だちのパーティでした。サンクスギビング(感謝祭)休暇中だったので、友だちと一緒に参加しました。そこには他の学校から来た友だちもたくさんいて、誕生日パーティのために借りたログハウスで、宿泊つきでパーティをしました。こんな大きな規模のパーティに行ったのは初めてでした。
パーティでは大きなケーキをみんなで食べ、よく映画などで子どもたちがやっているような、ピニャータを吊るして木の棒で叩き割ります。その中には大量にお菓子が入っていて、割り終わったらみんなで集めます。
パーティ後は、みんなでポップコーンを食べながら映画を見ました。ザ・アメリカという感じの、日本では体験したことがないような大きな規模のパーティを楽しみました。
アフガニスタンからきた友だちの誕生日パーティも印象的です。その子にはホストファミリーがいるので、ホストファミリーの家でパーティが開催されました。
その子は、他の学校にいるアフガニスタンの友だちをたくさん呼んでいたので、新しい友だちと出会ういいきっかけになりました。パーティでは、友だちがアフガニスタンの伝統衣装を私に貸してくれたので、他の参加者と同じようにきれいな伝統ドレスを着て参加することができました。料理も、みんなでアフガン料理を作り、ご飯の後には、アフガニスタンの曲でダンスをして、楽しみました。
これら2つのパーティは、同じ誕生日パーティでもく雰囲気もお祝いの仕方も違い、日本で友だちを家に招いて誕生日パーティをしたことがなかった私にはとても新鮮で、いい経験になりました。
アフガニスタンから来た友だちの誕生日パーティ
今回紹介したのは、私が体験したたくさんのイベントの一部ですが、すべてが新鮮で、違う文化を学ぶことができるのが刺激になります。
アメリカに来ていろいろなバックグラウンドをもつ人たちと生活して2年たったいまでも、まだまだ新しい発見や驚きは尽きません。
留学してから、いままで聞いたことがなかった文化を知ることができ、イベントを通じて授業で習わないようなことも日々学ぶことができ、いろいろな物事を広い視野で見たり考えたりすることができるようになったと思います。
(第11回終わり。第12回へ続く)
Ayakoさんの記事一覧
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- 第2回 自分と向き合った半年間。アメリカの高校への出願プロセス
- 第3回 いよいよ渡米! アメリカのキャンパスで充実の日々
- 第4回 アメリカの高校への入学を控えて。ボストンでの3週間
- 第5回 カルチャーショック! アメリカの高校に留学して驚いたこと
- 第6回 いよいよアメリカの高校のキャンパスに到着! 人生最大の試練に!?
- 第7回 友だちづくりはオリエンテーションから。アメリカ高校留学便り
- 第8回 アメリカの高校生の1週間のスケジュール。メリハリをつけて留学生活を乗り切る!
- 第9回 アメリカ高校留学奮闘記。えっもう夜!? あっという間に過ぎる1日
- 第10回 アメリカの高校に留学中の私の週末の過ごしかた
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