アメリカの高校からアメリカの大学へ進学。その出願プロセスとは?

みなさんこんにちは。アメリカのマサチューセッツ州にあるMiss Hall’s Schoolという高校に留学中のAyakoです。

11年生(日本の高2)の冬から本格的に始まった大学出願のプロセスが、12年生(日本の高3)の春にやっと終わりました。

ずっと心配でしたが、個人的にはあっという間の1年で、ストレスを感じるより楽しめた気がします。

日本の高校生がアメリカの大学に出願するのと、アメリカの高校に留学中の私がアメリカの大学に出願するのとは、プロセスが少し違うかもしれませんが、今回は、私が経験したアメリカ大学受験についてお話しします。

大学出願に向けた高校のサポート

私の高校は日本でいう進学校にあたり、大学進学のサポートが手厚いです。

11年生の冬から学校のカレッジカウンセラー(進路指導の先生)のクラス(大学出願についていろいろ教えてくれたり、手伝ったりしてくれるクラス)が始まり、最初はグループ、そして少しずつカウンセラーと1対1で大学出願に向けて準備を進めていきます。

進路指導の先生から学んだこと

カレッジカウンセラーの指導は手厚く、みんな経験が長いので、質問をするとすぐ的確に答えてくれます。

私は、最初はアメリカの大学のことも、受験システムについても何も知らなかったので、ついていけるか不安でした。でも、毎週新しい知識を得て、いまでは日本の大学システムよりも詳しく知っています。

またアメリカの大学だけでなく、イギリスやカナダの大学に出願する生徒のことも指導してくれます。

このクラスで学んだことは、大学の種類、ファイナンシャルエイド(財政支援)、大学のウェブサイトの見かた、エッセーの書きかたなどです。

大学が決まる最後の最後まで、先生がたは親身になって手伝ってくださいました。

情報管理が大切

この1年間でたくさんのことを学びましたが、とくにリサーチ、そして集めた情報や大切な書類などを整理整頓すること、そして質問することの大切さを学びました。

それぞれの大学が、それぞれに異なる入学要件や出願期限を設けています。

だから1つの大学がこうだったから、他の大学もこうだとは一概にはいえないのです。

大学のウェブサイトにはびっくりするくらいたくさんの情報が載っていますが、時間をかけ過ぎずに効率よく読み、必要な情報を集め、またその情報を管理するのがうまくなったと思います。

すべての情報(自分のアカウントのユーザーネームやパスワードなどを含めて)を自分で責任をもって保管しないとならないため、情報の管理がうまくないと大変なことになります。

私はGoogle SpreadsheetとGoogle Docsを活用して乗り切りました。

私の友だちはパスワードを忘れて、大学からの合否結果を見ることができなかったり、期限を間違えて出願する権利が危うくなりそうになったりと慌てていたので、自分のことはしっかりと管理することが大事です。

わからないことは質問する

また、カレッジカウンセラーの指導が手厚いといっても1人のカウンセラーが45人を見ていることもあります。

ですから、よっぽどのことがない限り、カウンセラーから個々の生徒に何かを言ってくれることはありません。

自主性を尊重してくれるのはいいのですが、自分から時間をつくって話しに行ったり、わからないことを聞いたりしないと、解決しないまま大きな問題になってしまうことにもなります。

私は、聞くことが恥ずかしいような小さなことでも、必ず疑問をもったら聞くようにしていました。おかげで大きな失敗はなく終えることができました。

10校の大学に出願

大学を選ぶプロセスは、高校選びのときと似ていますが、選択肢の幅が一気に増えます。

出願する大学の数は人それぞれで、30校近く出願する人もいれば、5校くらいしか出願しない人もいます。

私は最終的に10校の大学に出願しました。

大学に出願するだけでお金がかかるので、本当に自分が好きで行くのが嬉しい大学だけを選びました。出願大学の数が少ないほうが、1つひとつの大学への出願に時間をかけることができて、間違いも減るので、私には合っていたと思います。

大学選びで大切にしたこと

私が大学を選ぶときに大切にしたのは、大学の立地と大きさです。

私はいまの高校に来て、大きな町や都会より、田舎のほうが自分に合っていることを知り、また全校生徒が200人のとても小さな高校でもあるので、マンモス大学でやっていける自信がなかったので小さめの大学を選びました。でも小さいといっても2,000人から5,000人の学生がいるのが驚きです。

ほかにも、キャンパスの見た目も重視しました(笑)。あまり大事に感じないかもしれませんが、これから長くお世話になるキャンパスは、やっぱりきれいで自分好みがいいです。

キャンパスツアーに参加

いくら大学のウェブサイトを見るだけでも、感覚がつかめないことが多くあります。

そんなときは、その大学のYouTubeや Instagramなどのソーシャルメディアで見てみます。ウェブサイトより頻繁に更新されるので、大学の雰囲気や学生の普段の様子がわかりやすいです。

また、私はジュニア(11年生)とシニア(12年生)の2回の春休み、学校が企画したCollege Visit(大学見学)の機会を使ってキャンパスツアーに参加しました。

大学キャンパスに直接足を運ぶと新しくわかることがたくさんあります。

たとえば、キャンパスの外の雰囲気や、学生から見た大学のありかたを知ったり、実際にキャンパスを歩くことでその大学の学生になっている気分にもなれます。出願したいと思っていた大学でも行ってみると、なんか違うなと思うこともありました。

また、実際に足を運ぶことで出願することを決めた大学もあります。

大学訪問は時間とコストがかかりますが、できるだけ行けたらいいと思います。

私がアメリカの高校に出願したときはコロナ禍で、キャンパスを訪問して学校を決めることができなかったので、いまは距離的にも状況的にも訪問しやすくなり、実際のキャンパスを見てから出願できるのが安心でした。

一対一のキャンパスツアー
大学によって1対1のツアーもあれば

グループでのキャンパスツアー
こんな大人数でのツアーもあります

大学で何を勉強したいか

アメリカの大学では出願の際に専攻を決めない人も多く、決めていないことが合格に直接的に影響することはないと学びました。

私は、将来やりたいことを探すのを目標に高校留学を始め、3年間いろいろな教科を学び、クラス外でもアクティビティに参加することで、初めて経験することもたくさんありました。

いまはまだ、将来何の職業に就きたいかはまだ決まっていないものの、毎年複数のサイエンス系のクラスをとっていたことで、とくに実験が好きなことを知り、出願するときは、biochemistryを専攻することを決めました。

ただ、この専攻が合わなかったり、ほかにやりたいことができたら、入学後でも変更することができます。大学入学後は、教授と一緒に研究に携わることができたらいいなと思っています。

高校での実験
アメリカのbiotechnology で行った実験の一部

今回はアメリカの大学に出願するときに大切にしたことをお伝えしました。

いまから、大学生活への夢が膨らみます。

(第23回終わり。第24回に続く)

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