普通の中学生が、アメリカの高校への留学を決意するまで

はじめまして。僕にとって新たなチャレンジとして留学体験記を書くことになりました、Rouriです。

アメリカのマサチューセッツ州にある高校へ10年生(日本の高1)から入り、先日卒業しました。ちなみに同じくブログを書いているさきさんと同じ高校です。

高校に留学する人はとてもレアで、とても特別な経験をさせていただいたと思っています。僕の3年間の体験を少しでも伝えることができたら嬉しく思います。

留学を思い立ったきっかけ

僕が留学を思い立ったのは2020年の3月。そして同年の8月には実際に渡米していたので、留学準備はとても短い期間に限られました。コロナの影響で日本人留学生が激減していたころです。

高校への留学というと、海外で生活した経験があるとか、家族が留学を経験している、といったことを思い浮かべるかもしれませんが、僕の場合はまったく違います。

というのも、中学3年生の当時は留学をするとは思ってもみなかったからです。進路に関しては日本の高校を受験するつもりでした。

高校受験の失敗

留学を考え始めた直接のきっかけは、日本の高校へ進学できなかったから。高校受験を控えていた当時、大学受験をパスできる付属校をめざしていたものの、受験で不合格になってしまいました。

僕にとっては、その学校一択だったため、それ以外の進路は考えていませんでした。進学できないとわかったときにはかなり落ち込みましたし、自分がこの先どうなるのか、大きな不安を感じました。

父の言葉

そんなとき父が口にしたのが「留学」という進路の選択。最初は戸惑いましたが、興味はありました。小さいころから「将来は海外へ出ていきな」と言われてもいました。ですが、将来とは大人になったときのことで、ずいぶん先のことだと思っていました。

栄 陽子留学研究所との出会い

留学するとは決まっていなかったものの、するにしても何も知識がなかったので、たくさんの留学エージェントへお話を聞きに行くことに。話を聞いていくうちに留学はやはりアメリカがいいのではないかと思い、アメリカ留学を専門としている栄 陽子留学研究所を見つけました。

初回の陽子先生との面談は驚きの連続。いままでいくつもの留学エージェントへお話を聞きに行ったのに初耳のことばかりです。

まず、森の中にレンガの校舎が建っている写真を見せてもらいました。当時の僕はニューヨークやカリフォルニアなど大都市で生活するような話ばかり聞いていたので、「え? アメリカって世界一の国でもっと発展しているんじゃないの?」と驚くことに。

後日談になりますが、僕が留学したアメリカのボーディングスクール(寮制の学校)のキャンパスライフは、思い描いていたようなキラキラした感じではありませんでした。下の写真のような、人里離れた環境です。ここで、3年間の濃い青春時代を送ることになります。

ボーディングスクールのキャンパス
ボーディングスクールのキャンパス

高校留学は、大学留学に比べてリスクは大きいですが、高校生のほうが吸収力が早胃などのメリットも知ります。

将来、大学に留学するのなら、いま留学してもあまり変わらないのではないかと思い、留学を1つの進路として本気で考え始めるようになります。

海外への憧れ

留学を本気で考える以前も、英語をしゃべれるようになりたいという憧れはありました。

帰国子女の友だちを見ていると、彼ら同士の会話は楽しそうだし、授業でも英語でスピーチをする姿が羨ましい。修学旅行中に声をかけられて普通に英語で話している姿もカッコいい。いつかは自分も喋れるようになりたいなと思うものの、何をすればよいかわからない。彼らは普通のことと言いますが、憧れる気持ちがありました。

カナダでのサマーキャンプ

中学2年生の夏、父に連れられてカナダのサマーキャンプへ行きました。期間は2週間と短かったのですが、これが記憶にある初めての海外経験でした。

平日は語学学校で授業。休日はアクティビティに参加したり、バンクーバーに連れて行ってもらったりしました。日本人のツアーだったということもあり、何をするにも周りは日本語が通じる人ばかり。英語を話そうとする勇気はなく、「早く帰国したい」と言っていたことをいまでも覚えています。

でも、いい思い出もあります。相手が自分の言ったことを理解してくれたとき、褒めてくれたとき、ミニゲームで勝ったとき。お別れパーティで爆音の音楽のなか踊った記憶。

2度と行きたくないとも思いましたが、またどこかでリベンジしたいという気持ちがあったのではないかと思います。

まず「やってみる」こと

留学したいという意志が初めから強かったわけではありません。流れ的にそうなったという部分もあります。そのため、友だちや家族に「留学する」と伝えたときには驚かれたこともありました。

もちろん、大きな不安も感じていました。周りにこのような体験をした人はいなかったため、体験談を聞いたこともありませんでした。

僕は小さいころから都会育ち。ボーディングスクールの環境は、いままでとまったく異なります。言葉も食べるものも違う。出発前は、もし失敗したらどうなるのだろうと思っていました。

でも実際に行ってみなければわからないこともありましたし、行ったら行ったで、ほかの問題が出てきます。

それでもやっぱり、留学するという選択をしてよかったと思っています。周りの支えも必要ですから、軽い気持ちで実現するものではありませんが、まず「やってみる」というのが、後悔しないためにも大切なことだと思います。

(第1回終わり。第2回へ続く


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