アメリカの大学を卒業! What’s Next?
こんにちは! アメリカのホリンズ大学(Hollins University)を卒業した、ブログライターの、あんです。
去年の5月に大学を卒業してからもうすぐ1年が経とうとしているなんて信じられません。振り返ってみると、去年のこの時期は卒業後の進路をどうしようか、毎日のように家族や友だちに相談していました。
そこで今回は、もうすぐアメリカの大学の卒業シーズンでもありますので、アメリカの大学を卒業した学生のその後の進路についてお話ししたいと思います。
卒業!
友達はそれぞれ違う進路を選びましたが
いまでも定期的に連絡をとっています
アメリカの大学院に進学する
まずアメリカの大学を卒業したら、そのままアメリカの大学院に進学するというのが1つの選択肢です。
アメリカの大学院への出願期限は、12月〜1月。
大学の成績証明書、履歴書、エッセーや推薦状など確実に、完璧な状態でそろえるためには、やはり入学前年の夏には準備を始めたいところです。また課程によってはGRE®と呼ばれるテストのスコアを提出する必要があるため、そのためにも十分な準備期間が必要です。
アメリカの大学では、4年生でも下級生と同じくらいの数の授業をとり、卒論に取り組む学生も多いため、大学の勉強と出願準備を並行するのは、とても大変なようです。
私自身、大学院進学はつねに考えていたものの、大学の授業と課題に精一杯で、大学院に進学して勉強を続けるモチベーションと気力がなかったので、1度学業から離れようと思って、この選択はしませんでした。
さて、将来のことを考えるのはいつだって簡単なことではありません。とくに2021年はコロナによって、それがさらにむずかしくなりました。私の周りでは「大学院進学を考えていたけど、コロナが落ち着くまでとりあえず待って、1〜2年後に大学院に出願する」という友だちが多かったように感じます。
また、大学での忙しい毎日に少しバーンアウトし(燃え尽きて)、私のようにいったん学業から離れて、また何年かしてから大学院に出願する人も決してめずらしくありません。
私の友人は、大学卒業後にギャップイヤーをとり、1年間ロースクール(法科大学院)に進学するための勉強をして、その甲斐あってテストでも高スコアをとって、志望校に合格しました。
夏休みの海外ボランティア
アメリカでインターンシップをする
インターンシップは、短期から長期、無給から有給まで、いろいろあります。
留学生は、OPT(Optional Practical Training)という制度を使って、大学卒業後にアメリカでインターンをすることができます。
私も現在、このOPT制度を利用して、とある大学の心理学のラボでリサーチアシスタントとして働いています。
当時の私は、OPTとは「なんだそれ?」という感じでしたが、大学のインターナショナルオフィスのスタッフがオンラインミーティングやメールでのやりとりを何度もしてくれました。また、きちんと書類が正確に準備できているか確認もしてくれたので、本当に助かりました。
OPTで就く仕事は無給でも有給でもよいのですが、週に20時間以上で、自分の専攻に直接関係している分野の仕事である必要があります。
OPTの期間は1年ですが、STEMと呼ばれる理工系の専攻で卒業した場合、プラス24か月の延長を申請することもできます。
大学院への進学を考えているけれど、そのための職務経験を得るためにインターンをする友だちもいました。
たとえばロースクールへの進学をめざしている友人は法律関係のインターンをしたり、国際関係の分野で大学院進学を考えている友だちは政府系のインターンに応募したりしていました。
インターンの内容によっては、その後の仕事探しや進学の際に生きてくるし、インターン自身がとてもよい経験になると思います。
日本で就職する
アメリカの大学を卒業後、日本へ帰るという選択肢も、もちろんあります。
アメリカの大学の卒業時期は5月(または6月)です。そこで、そんな海外大生用の就活フェアのようなものもありますし、通年採用の企業もあります。
卒業後に日本で就職を考えていて、大学に日本人の先輩がいる場合は是非いろいろ質問してみるといいと思います。私も、同じ大学に在籍していた日本人の先輩に、就活についてたくさんお話をうかがいました。
卒業後のプランがゼロの状態で帰国するのもありだと思います。4年間の忙しい大学生活の後ですから、少し休んで将来のことをゆっくり考える時間をとってもいいのではないでしょうか。
私も正直、将来のプランが定かでなく、「このままで大丈夫か」「同世代の人たちに遅れをとっている気がする」と悩むことが多々あります。けれど、そんなときは大学時代のアドバイザーが言ってくれた「人生は競争じゃない」という言葉を思い出すようにしています。
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