留学の動機と「自分への投資」という考え方
最近では、社会に出てから英語の必要性を強く感じ、 20代のうちにアメリカ大学院へ留学して英語力と修士号を身につけようとする人が増えています。 また、早期退職後の資金をもとに、第二のキャリアとして大学院留学に挑戦する方もいます。
短期の語学留学では得られない深い学びを求めて、 1〜2年かけて専門知識と実践的な英語力を身につけたいという人が少なくありません。
アメリカの大学院で学ぶことは、知識や学位の取得だけではなく、 国際的な視野、世界中に広がる人脈、そして何よりも自信を育ててくれる経験です。 そう考えると、大学院留学は「費用をかける価値のある、自分への投資」と言えるでしょう。
どのくらいの大学院留学費用を投じるかは人それぞれですが、 それは「お金を使う」というより、自分の未来に投資するという考え方がふさわしいのではないでしょうか。
大学院留学費用の目安と内訳
アメリカ大学院留学にかかる費用は、大学の種類や地域によって大きく異なります。 一般的には、学費・寮費・食費のほか、教材費や交通費、お小遣いなどを含めて、 年間およそ350〜800万円が目安です。
都市部の私立大学では学費・生活費ともに高くなり、最も費用がかかります。 一方、地方の州立大学では、年間2万5千ドル前後(約350万円程度)で留学できる場合もあります。
ただし、州立大学といえども、留学生や州外出身者に対しては高い学費を設定していることが多く、 「州立=安い」とは限りません。 つまり、大学院留学費用は『専攻』『地域』『大学の規模』によって大きく変動するということです。
費用は準備できる──大学院留学をあきらめないで
「留学したいけれど、費用が心配」という声はよく聞かれます。 しかし、日本ではアルバイトや働きながら少しずつ大学院留学の資金を準備することが十分可能です。
実際に栄 陽子留学研究所から留学を実現した多くの人たちは、 自分で働いて貯金をし、親の援助を受けずに渡航しています。 本当に経済的に厳しい国々の学生と比べると、日本人は比較的恵まれた環境にあります。
大学院留学に年齢制限はありません。 大学卒業後に社会経験を積んでからでも、留学は遅くありません。 むしろ社会での経験がある分、目的意識が明確で、学びの成果も大きくなる傾向があります。
つまり、大学院留学費用は時間をかけて準備できるものであり、 その「使い方」や「考え方」は人それぞれです。 大切なのは、費用を「将来の投資」として捉えることです。