大学留学の時期、いつがベスト?

アメリカの大学に留学するのに、「ベストな時期」はいつでしょうか。準備はいつから始めればよいのでしょう。出願・合否のタイミングは? 卒業時期は?

このページでは、

  • 大学留学の時期
  • 出願と合否のタイミング
  • 留学準備にかかる時間
  • 卒業時期
  • 留学生の就活時期

についてお話しします。

6.大学留学に適した年齢とは?
7.アメリカの大学の合格対策

1.大学留学のスケジュール

アメリカの大学の多くは

  • 9月~12月の「秋学期」
  • 1月~5月の「春学期」

という2学期制をしいています。それぞれの学期は独立しているため、入学の時期としては9月と1月の年に2回あることになりますが、アメリカの高校の卒業時期が5~6月ということもあって、9月に入学するのが主流です。

日本の高校からアメリカの大学に進学する場合は、高校を3月に卒業して、その年の9月にアメリカの大学に入学するのが一般的です。

日本の大学からアメリカの大学に編入する場合でも、3月の年度末まで日本の大学に在学し、その年の9月にアメリカの大学に編入する、というのがオーソドックスなケースです。

2.出願時期と合否のタイミング

アメリカの大学には日本の大学のような「一斉入試」はありません。決められた期日までに必要な書類を提出して審査を受けます。

2-1.アメリカの大学の出願時期

この「9月入学」にあたっては、多くの大学がその年の 1~3月を出願期限としています。早い大学ともなれば前年の11月に期限を設けています。また“Rolling”といって、定員が空いているうちはとくに期限を定めていない大学も少なくありません。とはいえ遅くとも5~6月には出願を終えます。

出願校の数は、人によって異なりますが、およそ5校前後です。チャレンジ校・実力相応校・すべりどめ校それぞれ1、2校を選んで出願します。

2-2.合否はいつ出るのか?

合否が出るのは3~5月くらいです。書類を提出して合否が出るまでの間に面接を行う大学もあります。 大学によっては合格通知に奨学金の額を提示しています。複数の合格校の中から入学校を決めることになります。入学の意思を示すためにDeposit(初年度学費の一部。数百ドル程度)を支払いますが、多くの大学がこの期限を5月1日としています。 1回の入学試験で合否を決めるのではなく、数々の書類によってさまざまな角度から審査を行うアメリカの大学は、一人ひとりの出願者の全体像を把握し、評価しようと努めます。それだけフェアで、出願者にとっても納得できる審査がされるということです。 大学にとって、また出願者にとって、大事なことは「ベストマッチ」であるかどうかということ。双方にとってベストな選択がされることが、出願と入学審査において大きく問われます。 つまり「ありのままの自分」を出願にあたって提示し、それを評価してくれる大学が、ベストマッチにつながるのです。テストで高得点をとることがレベルの高い大学への入学に結びつく、という発想はありません。 アメリカの高校生は出願にあたっては自然体で臨みます。そうして自分の本当の能力に適した大学に入ることが、大学での生活が楽しく充実することになると考えているのです。

2-3.渡米の時期

入学校を決めると、渡米に向けた準備が始まります。健康診断と予防接種を受けて、学生ビザを申請します。パスポートを持っていない人はその前にパスポートを取得します。

大学ごとに入寮日を定めています。時期としては8月中旬~下旬です。その日にキャンパスに到着すればいいのですが、多くの人は留学の足慣らしとして英語の集中講座に参加しますので、6~7月くらいに渡米します。

3.留学準備の時期

1~3月の出願に向けて、願書と共に提出する書類の準備をすることになります。まずはこれらの書類を紹介しましょう。

3-1.大学留学に必要な書類とは?

アメリカの大学には、アドミッションズ・オフィス(Admissions Office)という入学審査を専門に行う部署があって、このオフィスが1人ひとりの出願者の書類をさまざまな角度から総合的に審査して、入学生を選んでいきます。

一般的には、出願の際に以下の書類の提出が求められます。

  • 願書
  • 最終学校(高校・大学)の成績
  • エッセー(自己アピールの作文)
  • 推薦状
  • TOEFL®テスト、SAT®などのスコア

これらに加えて、大学によっては面接が課されます。また芸術大学や音楽大学の場合、ポートフォリオと呼ばれる作品集や、オーディションに代わるものとして音声ファイルや動画ファイルの提出が求められることがあります。

3-2.留学準備にどれだけの時間がかかるのか?

1~3月の出願に向けて、願書と共に提出する書類の準備をすることになりますが、たとえばエッセーなどはそのときの思いつきで書けるものではありませんし、推薦状にしても、だれに・何について書いていただくのがよいのか、よく検討しなければなりません。

出願書類の作成には時間がかかる・時間をかけるべきである、ということを踏まえると、9月入学に向けての留学準備をスタートさせるのは、前年の夏~秋くらいが望ましいということになります。つまり大学留学のための準備には半年~1年くらいかけるべき、ということです。

4.卒業時期

1年生としてアメリカの大学に留学する場合、卒業は4年後の5月です。3年生としてアメリカの大学に編入すれば、卒業は2年後になります。

とはいえアメリカの大学は「単位制」ですので、単位取得のペースを早くすれば、四年制大学を3年や3年半で卒業することも可能です。サマースクール(夏期の集中講座)も単位を稼ぐチャンスです。この単位制をうまく活用して留学期間を短くすれば、費用も節約できます。

入学時期が9月と1月にあるように、卒業時期も5月と12月にあります。アメリカの大学は5月が卒業式のシーズン。式には著名人も招かれて、そのスピーチが話題になります。

5.留学生はいつ就職活動をするのか?

海外の大学に留学しようとする人にとって、日本の大学生のように就職活動に時間を割けないことは1つの心配であるようです。

しかしいまや企業も通年採用が当たり前になっていますし、留学して得られる英語力や世界的な視野などは、企業にとっては大きな魅力です。グローバル人材としての留学生は、日本の大学生よりもかえって就職が有利なくらいです。

毎秋、ボストンでは「キャリアフォーラム」というバイリンガル対象の就活イベントが開催され、200以上の企業が参加しています。このイベントは「3日で内定をもらえる」ことでも知られていて、たくさんの留学生が活用しています。

たしかに海外の大学に留学すると、日本の大学生のような就職活動はなかなかできません。卒業直前まで授業がありますし、勉強がたいへんで就活する暇もありません。しかしそれによって就職が不利になるということもありません。

6.大学留学に適した年齢とは?

・日本の高校を卒業してアメリカの大学に1年生として進学する ・日本の大学からアメリカの大学に編入する

というのがオーソドックスな大学留学のケースですが、といってアメリカの大学が入学生に対して年齢制限を設けているわけではありません。

いったん社会人になって働いて、お金をためてから留学にチャレンジするという人もたくさんいます。アメリカの大学も、均一性よりもバラエティを好みますので、いろいろな学生が集まることを喜びます。飛び級で、16歳くらいで大学に進学する人もめずらしくありません。

アメリカには「人生に迷ったら大学に戻れ」という言葉もあります。大学留学に遅すぎる・早すぎるということはありません。大学留学のベストなタイミングは、十人十色です。とくに大学院のプログラムによっては、社会人のほうが好まれる場合もたくさんあります。

なお、英語力が低いので英語をしっかり勉強してから留学しようと考える人もいると思いますが、英語については留学してからいくらでも伸びていきます。英語が不安でも、留学時期を先延ばしする必要はありません。

7.アメリカの大学の合格対策

最後に、アメリカの大学に合格するための対策について、触れておきましょう。

アメリカの大学はさまざまな書類を総合的に評価して合否を決める、ということは先に述べました。しかし、すべてにおいてすぐれていなければ不合格になるというわけではありません。高校の成績がよいことは非常に重要ではありますが、勉強とかかわりのないことでも、何か得意なことがあるとか、感性や視点にユニークなところがあるといったことを、アメリカの大学は評価します。語学力が合否を決めるわけでもありません。

というのも、アメリカの大学は多様性とバランスをとても大切にしているからです。

多様性というのは、いろいろなタイプの学生を集めたいということです。バランスというのは、「バランスのとれた人」というよりも、個性豊かな学生たちを入学させて「入学生全体としてバランスのとれたグループにしたい」ということです。同質の学生ばかりを集めるのではなく、1人ひとり個性の異なる学生たちを入学させることで、お互いを刺激しあい、違いを認めあう環境をつくることに、アメリカの大学は力を入れているのです。

できるだけ個性豊かな学生を入学させようというアメリカの大学への出願にあたっては、「いかに自分の魅力や個性を大学にアピールするか」ということが大切になります。これまでの人生を通じて、勉強に、課外活動に、力と個性を発揮し、それを成績表やエッセー、推薦状などによって大学にアピールするのです。このアピールのしかたによって合否が左右されますので、まずは出願者本人が、自分像を把握することが欠かせません。たとえば、

得意なこと、特技
印象に残っている出来事、経験
自分の長所、短所
好きな本や映画
好きな科目、嫌いな科目
長く続けている趣味
家族や友達から指摘される自分の性格
語学や外国に対する興味

こういったことを手がかりとして、自分の個性、アピールできるポイント、魅力についてよく考えてみるとよいでしょう。このような自己評価をすることで、アメリカの大学に対して効果的な自己アピールの手だてを講じられるようになるはずです。

遠回りかもしれませんが、大学留学の準備に半年から1年もの時間がかかるのは、こうした作業がとても大切だからです。

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