アメリカの大学に合格するにはどのくらいの英語力が必要か知っていますか。合格後、大学の授業についていくための英語力は?

事前にやっておくべきことは?

ここでは、大学留学を希望するみなさんが共通に持っている疑問点について、なるべく詳しく書いてみました。

もくじ

1.アメリカ留学に欠かせない英語の「基礎力」
 1-1.英語はコミュニケーションのツール
 1-2.日本人は英語ができない!?
 1-3.英語上達のカギ

2.アメリカ留学とTOEFL®テストの関係
 2-1.アメリカの大学の入学審査とは?
 2-2.TOEFL®スコアが低くても留学をあきらめない

3.英語力不足でアメリカ留学は失敗しない
 3-1.アメリカの大学で学ぶのは英語ではない
 3-2.アメリカ留学を乗り切るために

4.アメリカ留学を成功させるサバイバル・スキルとは?
 4-1.サポートシステムを活用しよう
 4-2.留学に役立つ知識を日本語で得よう
 4-3.「予習中心」で英語のハンデをカバーしよう
 4-4.アメリカ留学の予行演習をしよう

5.留学するなら語学学校ではなく大学に行こう!

6.英語力が低くても名門大学へ留学できる!

1. アメリカ留学に欠かせない英語の「基礎力」

アメリカの大学に留学するには、中学校から高校1・2年くらいまでに習った英語の基礎ができていれば大丈夫です。

1-1. 英語はコミュニケーションのツール

英語はあくまでコミュニケーションのための「道具」にすぎません。目的を達成するためのツールです。

日本では、英語「を」学ぶことに必死になりすぎて、「ネイティブ並みにペラペラしゃべれないと留学なんてムリ」と思い込んでいる人が多いようです。いまの日本の英語教育は、必要以上に英語コンプレックスを植えつけている一面もあります。

実際は、アメリカに留学すると、日本の中学校で習う程度の英語をもってすれば、日常で困ることはありません。

私たちは言語以外にも、目や耳、知識や想像力を備えています。ものごとを理解するときは、それらを総動員して理解しようとするでしょう。日々を乗り切るのに、それほど高い英語力が求められるわけではないのです。

1-2. 日本人は英語ができない!?

普段あまり使うチャンスのない英語を話すのは、日本人にとって簡単ではありません。でも、私たちの日常生活には、英語表記の商品や物があふれています。私たち日本人は、自分で思っている以上に英語を知っているのです。

少なくとも中学・高校の6年間は英語を学んでいますし、最近では多くの小学校でも英語の授業が行われています。本当は英語ができる下地があるのです。「完璧に話さないと!」と思うあまり、英語に対してコンプレックスをもち、話す自信がない人が多いだけです。

完璧を求めなくても、英語を話すことに慣れる、少しずつ上達していく、そのプロセスを楽しむことで、「英語ができない」という思い込みを変えましょう!

1-3. 英語上達のカギ

日本の中学校で学ぶ英語は、文法やボキャブラリーも含めて英語の基礎となるものですので、とても大切です。中学レベルの英語がしっかり身についているかどうかで、その後の英語力の伸びかたも変わります。基礎が身についた上で、留学して英語を使っていくと、上達も早いのです。

英語に自信がない人は、もう1度、中学校の英語教科書や、中学生用の英語テキストを徹底しておさらいして、英語の基礎をしっかり身につけましょう。そうして身についた基礎をもって留学すれば、みるみる英語が上達していくはずです。

2. アメリカ留学とTOEFL®テストの関係

アメリカの大学に留学するためには、TOEFL®テスト(英語を母語としない学生の英語力を測るテスト)のスコアを志望する大学に提出することになります。

そのため、TOEFL®テストを、あたかも「アメリカの大学の入試」だと思い込んでいる人も少なくありません。

でも実際は、コミュニティ・カレッジ(二年制の公立大学)を除いて、ほとんどのアメリカの大学は、TOEFL®テストのスコアだけで合否を決めることはしません。「TOEFL®テスト=入試」ではないのです。

2-1. アメリカの大学の入学審査とは?

アメリカの大学は、日本の大学のような一斉入試で合否を決めることはしません。

  • 高校の成績
  • エッセー(作文)
  • 推薦状
  • 課外活動の内容
  • 面接
  • テストスコア

など、さまざまな観点から出願者を評価して合否を決めます。これは、アメリカ人であっても留学生であっても同じです。

TOEFL®テストのスコアだけがよくても、それ以外に魅力がないと合格はしませんし、反対にTOEFL®スコアが足りなくても、ほかにキラリと光る個性があれば、入学が許可されることもめずらしくありません。しかも奨学金つきで!

»奨学金について

2-2. TOEFL®スコアが低くても留学をあきらめない

日本人がアメリカの大学に留学するためには、なんらかの英語力テストのスコアを提出しなくてはなりません。その1つがTOEFL®テストです。最近はIELTS™というテストのスコアを受け入れるアメリカの大学も増えていますし、これら以外のテストを認めてくれることもあります。

逆にハーバード大学などは、留学生にTOEFL®スコアの提出を求めていません。このくらいのレベルになると英語はあくまでも「国語」として、できて当たり前、と考えられるからです。

いずれにしても、留学するからといって英語にあまりとらわれないことが大切です。アメリカの大学が合否を決める際に重視するのは、英語力よりも学力です。

アメリカ留学をめざす人は、まずはいま通っている学校の成績をよくすることをこころがけましょう。TOEFL®スコアに一喜一憂するよりも、そのほうがよほど重要です。

それでも「では、○○大学に行くにはTOEFL®スコアは何点とればいいのでしょうか?」という質問が絶えません。留学したいけれども英語が不安、というかたは、1人で悩まずに、ぜひ留学相談をお受けください。

3. 英語力不足でアメリカ留学は失敗しない

さて、「英語ができない」という理由だけで留学が失敗することはありません。

3-1. アメリカの大学で学ぶのは英語ではない

アメリカの大学では、英語「を」学ぶわけではありません。文学や生物、アートなどを学びます。英語のハンデがあっても、それは日々の努力や工夫、勉強に対する熱意で十分にカバーできます。

留学生活においては、英語は「学ぶ」のではなく「使う」ことで、体で覚えるようになります。授業でも、問われるのは英語力ではなく、その科目についての自分なりの考えかたや意見です。

アメリカの大学では、どの授業でも「あなたの考えは?」「なぜそう思うの?」と問われます。もし英語がペラペラだったとしても、発言の内容がお粗末では意味がありません。たどたどしい英語で発音が悪くても、積極的に質問し、しっかり自分の考えを述べることが大切です。

アメリカ留学においては、英語力不足をカバーするための前向きな姿勢と行動力こそが重要なのです。

3-2. アメリカ留学を乗り切るために

アメリカの大学では、英語力が高い・低いにかかわらず、よい成績をとるためには、工夫や行動が大切です。

  • わからないことがあれば先生に何度も質問に行く
  • 親切そうなクラスメイトにノートを借りる
  • チューター(補習)制度を活用する
  • スタディグループ(自主的な勉強会)に参加する

こうした実行力が、アメリカ留学には欠かせないのです。

友だちづくりにしても、カフェテリア(食堂)では顔見知りのクラスメイトとテーブルを共にして、あらかじめ話題を考えておいて、それについて話してみるとか、そういう知恵や努力こそが、英語力よりも大切になります。

ともかく自分なりの知恵を総動員して、できることはすべて試し、英語力も含めて自分の能力を最大限に活用することです。人はそれぞれよいところをいっぱいもっています。自分の強みを発揮すれば、英語のハンデはきっと克服できます。

4. アメリカ留学を成功させるサバイバル・スキルとは?

では、もう少し具体的に、英語力不足でもアメリカ留学を乗り切るためのコツを述べてみましょう。

4-1. サポートシステムを活用しよう

アメリカの大学では、学生への学習サポートがとてもよく整っています。先生も親切で話しやすく、みんな指導熱心です。とくに留学生のためのサポートをしてくれる専門のオフィスも、たいていどこの大学にもあります。

こうしたサポートを積極的に活用することは、英語力不足をカバーして留学を成功させるために不可欠です。前向きに勉強に取り組んでいる姿勢を先生にアピールすることにもなります。

大事なのは自分からサポートを求めていくことです。黙っていると、「あぁこの学生は理解しているのだな」と思われます。言わなくてもわかってくれるはず、というのは日本ではともかく、アメリカでは通用しません。留学中は、恥ずかしがらずに、わからないことがあれば素直に助けを求めましょう。

4-2. 留学に役立つ知識を日本語で得よう

アメリカの大学の授業についていくためには、その授業の予備知識を日本語で得ておくのも有効です。

日本語でもわからないことを、突然英語で習い、話したり考えたりするのはたいへんなことです。

たとえば、経済の知識がまったくない人が、英語でマクロ経済学の授業を受けてもなかなか理解できません。でも前もって、日本語でマクロ経済学や経済用語について知っておけば、英語での授業も頭に入りやすくなります。

4-3. 「予習中心」で英語のハンデをカバーしよう

アメリカの大学では、各科目の最初の授業で「シラバス」という授業進行表が配られます。最近では日本の大学にもシラバスが浸透してきましたね。

このシラバスには、

  • 授業の目的
  • 教科書
  • 教授のオフィスアワー(アポなしで教授に会える時間)
  • 授業スケジュール
  • 宿題(予習の内容)
  • テスト
  • 成績のつけかた

など、その科目について知っておくべきことがすべて書かれています。授業の事前準備がしやすいシステムになっているのです。

授業では、このシラバスにしたがって予習してきた内容をもとにして、ディスカッションが行われます。きちんと予習して、その内容を理解し、それに対する意見をあらかじめ準備しておけば、ディスカッションでも発言でき、それが成績評価に結びつきます。

4-4. アメリカ留学の予行演習をしよう

じつはアメリカの大学の授業の予習は、日本でもすることができます。

というのも、アメリカの各大学のWEBサイトには、カリキュラムの内容が書かれているからです。このWEBサイトをよく読めば、卒業までにどのような科目をとるのか、あらかじめ予想することができます。

さらにWEBサイトには、各科目の概要や、場合によってはシラバスも載っています。これらについて、日本語で基礎知識をつけておくと、実際に留学したときにとても役に立ちます。

WEBサイトを読みこむことは、いわば留学生活の予行演習をするようなものです。実際にキャンパスに到着してから、どんなことが待ちかまえているのか、いつまでに何をしなければならないのか、そうしたことをシミュレーションできます。

最初の学期でとるだろう科目についてもある程度は予測できますから、留学する前にどのような準備をすべきか、日本語で知識を得ておくべきことは何なのか、といったことも見当がつけられ、留学する「前」にすでに予習ができることになるのです。WEBサイトを読みこむこと自体が、英語のよい学習にもなります。

5. 留学するなら語学学校ではなく大学に行こう!

英語力に自信がない人は、「留学するならまず語学学校から」と考えがちです。

しかし実際には、語学学校に行っても、英語力は思うほど上がりません。TOEFL®スコアが32の人が、アメリカの語学学校に1年間通ったとしても、61まで上がるのは全体の3分の1というのが実態です。ほかの3分の1は勉強しても結果が出ず、また残りの3分の1は勉強をやめて遊んでしまうのです。

それよりも、思い切ってアメリカの大学に入学して、アメリカ人と一緒に寮に住み、同じものを食べ、クラブ活動をし、英語「で」アートでも数学でもいいから勉強し、英語を使わないとどうにもならない状況に自分を追い込むほうが、「生きた英語」が身につきます。

人は、必要に迫られると必死に勉強するものです。反対に、「差し迫った必要性はないけれど、英語は使えるようになりたいなぁ」くらいでは、めざましい変化は期待できません。

6. 英語力が低くても名門大学へ留学できる!

アメリカの大学は大学間の単位の互換システムがよく整っています。

ある大学に入学して、1~2年後に、単位を移行して別の大学へ編入(転学)することもごく一般的に行われています。日本のように、必ずしも、「入学した大学=卒業する大学」ではありません。

たとえば、英語力が低くても、まずは学習サポートの行き届いた小さな大学に入学して、そこでよい成績を修め、英語力も身につけて、それから名門大学に編入する、という道もあります。

アメリカの大学の柔軟な単位のシステムをよく理解して、上手に活用すれば、名門大学への留学のチャンスもあるのです。

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