危機を勝機に変える! アメリカのスタートアップたちの奮闘

渡米した留学生たちの今

アメリカに滞在する多くの留学生は日本に帰国しましたが、それでも、つい最近まで残っていた人たちがいて、このごろは帰国時に、鼻に綿棒を入れる検査をされて、その結果が出るまで、空港まで迎えに行った人も家を出られない、ということが起きています。

検査の方法もどんどん改善されて、1日でわかるそうです。

アメリカに残っていたいけれど、コロナ感染症にかかったらどうしようという話もあります。

かといって、東京でも医療崩壊かと言われているので、ニューヨークのような都市でなければ、逆に今いる州のほうがいいのではないか、という話も出ます。

コロナ危機に対する知事たちの判断

アメリカは、ニューヨーク州のクオモ知事が「人工呼吸器が足りない」と大声を出していて、自動車工場が人工呼吸器を作る工場に変わったり、3Dで1台の呼吸器を2人で使える二又ソケットを作ったり、獣医さんたちが動物用の呼吸器を提供したり(もとは人間用と同じものです)。

直近では、無呼吸症候群という病気の治療器を改造する方法が見つけ出されたり、もうすごい勢いでニューヨークに物が集まっていますが、その他の州の知事の中には、自分たちの州の人工呼吸器その他、コロナ感染がもっと広がったときに必要なものを他州に持って行かれないように、必死で守っている人もいるのです。

アメリカの州は、日本の各県などより、もっともっと強い権限や自治権をもっていますから、自分たちの州を守るというのは、一国を守るというくらい強いのです。

ニューヨーク市から避難して別荘などに行こうとする人も多いので、別荘地として有名な、ニューヨーク州に近いロードアイランド州などは、州の兵士が州境を封鎖して、人が入ってくるのを阻止しています。

アメリカ vs コロナ

もちろん、それでも個人の考えでニューヨークに助けに入る医療関係者もいますし、IT企業が新しい製品(感染しているかどうかのチェックをする機器など)を寄付したり、IT長者からの多額の寄付などが集まっていて、アメリカは患者も多ければ、そういった物やお金の飛び交いかたも、日本とはけた違いです。

あっという間に軍が仮設病院を作り、野戦病院のようなテントの病床も、ボランティアによって作られています。

ボランティア、寄付、軍が一体となって戦いますから、力を発揮できないトランプ大統領に代わって、アメリカの総力戦という様相になっています。

マスクを買えない日本人、マスクをしないアメリカ人

WHOのどうしようもないエチオピア人は、いまだにマスクがどうのこうのと言っていますが、コロナウィルスは飛沫感染することが次第にわかってきています。

したがってマスクは一定の効果はあるわけです。

またマスクをしていると、喉や鼻の保護にもなります。

私も年をとるにつれ、鼻の中が乾き、留学カウンセリングや講演をすると、喉が痛くなります。

マスクをしていると、そういったことが癒されます。

日本政府はそんなことはわかっているのに、マスクをしろと言ったらマスク不足が露わになって、「私はマスクを買えません」と言われることを恐れて、言わなかったのです。

安倍首相がマスクを配ると発表した途端、閣僚もみんなマスクをして登場するようになりました。

本来ならマスコミは、マスクを買い占めないで、「マスクを持っていない人に1枚でもいいから分けてやってください」と、一大キャンペーンでも張るべきではなかったでしょうか。

いたずらにみんなをおどすだけで、おまけにコロナ関係のスターみたいな人まで作り上げて、本当にどうかしていますよ。

こまめな手洗いとマスクで、うちの孫なんか、この2月・3月はとうとうカゼもひかず、鼻もたらしませんでした。

アメリカ人はマスクをしたがりません。また死者が多いのも、肥満の人が多いことと関係があるとも聞きます。

私は肥満で、おまけにもう老人の仲間になっているので、気をつけなければいけません。

今だから求められる、斬新かつ大胆な発想

秋には平和な世界が戻るかな、と期待しますが、コロナ感染症の陰に隠れてニュースにも出てきませんが、小さな戦争や事故、交通事故、もちろん病気などなどで、人間はどこまでもいさかいや死から逃れられません。

アメリカのスタートアップ企業の涙ぐましくも力強いアイデアを紹介します。

新型コロナ対応の細胞療法の早期治験を米食品医薬品局がCelularityに認可
https://jp.techcrunch.com/2020/04/03/2020-04-02-venture-backed-celularity-receives-fda-approval-for-early-trials-of-a-new-cell-therapy-for-covid-19/

米国では新型コロナ対策で睡眠時無呼吸用の装置を改造して人工呼吸器の不足に対処
https://jp.techcrunch.com/2020/04/06/2020-04-03-sleep-apnea-retrofit-designed-by-doctors-and-engineers-could-help-address-ventilator-shortage/

Estimoteが新型コロナ接触者を追跡するウェアラブル端末を発表
https://jp.techcrunch.com/2020/04/03/2020-04-02-estimote-launches-wearables-for-workplace-level-contact-tracing-for-covid-19/

 

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著者情報:栄 陽子プロフィール

栄 陽子留学研究所所長
留学カウンセラー、国際教育評論家

1971年セントラルミシガン大学大学院の教育学修士課程を修了。帰国後、1972年に日本でアメリカ正規留学専門の留学カウンセリングを立ち上げ、東京、大阪、ボストンにオフィスを開設。これまでに4万人に留学カウンセリングを行い、留学指導では1万人以上の留学を成功させてきた。
近年は、「林先生が驚いた!世界の天才教育 林修のワールドエデュケーション」や「ABEMA 変わる報道番組#アベプラ」などにも出演。

『留学・アメリカ名門大学への道 』『留学・アメリカ大学への道』『留学・アメリカ高校への道』『留学・アメリカ大学院への道』(三修社)、『ハーバード大学はどんな学生を望んでいるのか?(ワニブックスPLUS新書)』、ベストセラー『留学で人生を棒に振る日本人』『子供を“バイリンガル”にしたければ、こう育てなさい!』 (扶桑社)など、網羅的なものから独自の切り口のものまで、留学・国際教育関係の著作は30冊以上。 » 栄陽子の著作物一覧(amazon)
平成5年には、米メリー・ボルドウィン大学理事就任。ティール大学より名誉博士号を授与される。教育分野での功績を称えられ、エンディコット大学栄誉賞、サリバン賞、メダル・オブ・メリット(米工ルマイラ大学)などを受賞。

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