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アメリカ留学に必要なエッセーを英語で書くポイントは何ですか?

英語で文章を書くことに慣れていません。エッセーを英語で書くためのポイントを教えてください。


「テーマ+例証+テーマの再確認」の構成を心がけましょう

アメリカの大学に留学する際には、エッセーと呼ばれる作文を提出しなければなりません。

このエッセーは、日本でいうところの「随筆」とは異なります。というのも、望ましいとされる「構成」が決まっているからです。

エッセーの基本的な構成は、以下の通りです。

・テーマ(言いたいこと)
・テーマを証明・サポートする例証1
・テーマを証明・サポートする例証2
・テーマを証明・サポートする例証3
・テーマの再確認

このような書きかたを演繹法といいますが、芯がしっかりしているテーマをまず掲げ、それに一貫性をもたせることが大切です。

原則は、結論を先に書くこと。この結論がすなわちテーマで、最初の1文で読者の心をそのテーマに引きつけます。その後に、テーマをサポートしたり発展させるエピソードや考えを具体的に述べ、最後にもう1度テーマを確認するという書きかたです。

最初の1文は、シンプルかつインパクトのあるものがいいでしょう。1番の工夫のしどころです。

日本の「起承転結」のように結論をおしまいにもってくるような文章は、アメリカ人はあまり慣れていません。

とはいえ、上の構成はあくまでも「基本」であって、実際に提出するエッセーは、このバリエーションだと考えるほうがいいでしょう。ただ英作文を書き慣れていない人は、まずはこの基本にのっとって書く練習をするといいと思います。

エッセーに正しいも間違いもありません。しかし、何が言いたいのかわからないエッセーは魅力に欠けます。書きたいことはいろいろあるでしょうが、「あれもこれも」ではまとまりがありません。テーマ、すなわち言いたいことを一つに絞り、そのテーマから逸れないことが肝心です。

アメリカの大学は、書類審査で合否を決めます。このエッセーがとても魅力的であれば、他の要素(成績や英語力など)は大目に見てくれるということもあります。時間をかけて、自分の魅力を思いっきりエッセーで表現しましょう。

エッセーはあなたにしか書けないものです。むずかしい単語や表現、構文は不要ですので、シンプルな表現を心がけましょう。そして、気負わず、自分の言葉で書きましょう。

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