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アメリカの高校生が大学進学のために受験するSAT®ってどんなテストですか? 留学生にとっては難しいテストなのでしょうか?

アメリカの高校生は、大学に出願する際にSAT®というテストの結果を提出すると聞きます。このテストはどのような内容なのでしょうか? 留学生にとっては難しいテストなのでしょうか?


SAT®は数学と英語の2つのセクションから成るテストです。留学生にとっては、英語はかなり手ごわいです

SAT®は、大学への進学を希望しているアメリカの高校生が受ける標準テストです。「エスエイティ」と読みます。数学と英語が問われます。

「標準テスト」というのは、全米の標準となるテストですから、日本の共通テストのようなものだと考えていいと思います。

アメリカの多くの大学は、出願者に対してこのSAT®か、もう1つの標準テストであるACT®というテストいずれかのスコアの提出を求めています。

数学のほうは、数学用語さえ覚えておけば、日本人にとってはそんなに難しいものではありません。数Ⅰレベルくらいです。満点も十分に狙えます。

一方で英語のほうは、アメリカの「国語」ですから、これは普通の日本の高校生には太刀打ちできません。見たこともない単語が次から次と出てきます。ちょっと勉強したくらいで高スコアがとれるものでもありませんが、文法がしっかり身についていれば、意外と解ける問題もあります。

それぞれのセクションの最低点は200点、最高点が800点です。ハーバード大学くらいになると、ほとんどの入学生がいずれのセクションでも満点近くをとっています。

さて、アメリカの大学はSAT®のスコアだけで合否を決めることはありません。高校の成績をはじめエッセー(自己アピールの作文)や推薦状、課外活動など、さまざまな面から総合的に判断します。

2020年のコロナ禍においては、SAT®のスコア提出を任意とした大学も多く、そもそも留学生にはSAT®のスコア提出を求めていない大学もたくさんあります。

SAT®=入試ではないので、この点はくれぐれも誤解しないようにしましょう。

このSAT®は、日本でも受験できます。詳しくはSAT®の公式サイトをご確認ください。

SAT®公式サイト
https://collegereadiness.collegeboard.org/sat
 


[参考リンク]
留学に必要なSAT®とはどんなテストなのか?

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