博士課程一年目の夏休み

はじめに

お久しぶりです、さきです。

今年の夏もとても暑くてどうしようかと思っていましたが、8月の下旬から急に気温が下がって今は朝晩少し寒いぐらいの日が続いています。

今回はそんな私の夏休みについて書いていきます。

夏休み中の研究

夏休み中も普段の学期と同じように研究します。

ただ、今までとは違い、夏休みの間は授業も取らず、TAもせず、研究のみをする形です。

これはTuftsの化学専攻での制度で、所属している研究室に関わらずこのようなスケジュールになっています。

私はまだ研修教材が終わっていなかったので、それを引き続きやりました。

なので、活動内容は今までと似ていたのでスムーズに夏を始めることができました。

ただ研修教材が終わりに近づくにつれて実際の研究に似ているデモが出てきて、少しワクワクしました。

例えば、私の所属している研究室では環状ペプチド(cyclic peptide)の研究をしているのですが、研修教材を始めた当初は原子を中心に扱ってきましたが、次第にジペプチド(dipeptide)をし、最後には環状ペプチドのデモをしました。

ただ、実は今までは1週おきに教授との1対1のミーティングがあったのですが、夏の間は授業を取ってないので、毎週ミーティングをすることになって、そこは少し忙しく感じました。

そして夏休みの終わりにはsummer reportという夏休みの間に何をやったかを2ページほどにまとめて書く課題がありました。

このレポートの提出義務もTuftsの化学専攻での制度だったので、私たち1年生にとっては初めての卒業に必要な課題(必須授業の履修以外)で少し緊張しました。

大学院に入ってから今までこういう正式なレポートをしたことはなかったので、グラフの作り方、文章を分かりやすく書くスキル、ページ制限がある中でいかに分かりやすく書くかなど、色々なことに手こずりながらも学びがたくさんありました。

他にも、サイエンス以外でも、メールの返信の仕方、ミーティングのセッティングの仕方なども学びました。

一番個人的に感じた変化は、夏休みの間は大学生が殆どいなくなるので、学校がとても静かでした。

ただ、食堂はやっぱり人が少なくなる分料理の種類が少なめで残念でした。

並ばなくても入れるので、楽ではありましたが。楽しい夏休みのイベントでは、研究室の教授がご自宅に招いて下さって、パーティーがありました。

大きい家に住めるなんて、羨ましくて夢が広がりました。

今年の夏は、大学生のような3ヶ月の夏休みは無かったけれど、比較的平和に過ごせた気がします。

研究室のメンバーでの楽しみ

今年の5月に同じ研究室に所属している先輩が卒業して、その後就職し、落ち着いたらご飯を奢ってくれると言っていたのですが、その先輩に実際に研究室みんなと一緒にご飯に連れて行ってもらいました。

その場では今自分たちがしている研究の話をしたり、先輩の仕事がどんな感じなのかなど色々面白い話が聞けました。

コンピューターを使った研究をしているので、AI(主にChatGPT)の話になり、色々意見は分かれましたが、やっぱりAIは無視できない存在です。

他にも、企業と学校の研究室の違いの話になり、学校の研究室の方が気になったことを調べることが簡単にできるという話になりました。

企業はやはりある程度利益を考えないといけないですが、学校の研究室は利益もそうですが、どちらかというときっちり疑問を追求しつつ有益な研究がしたいという雰囲気みたいです。

他にも、研究室の先輩がお引越しをした新居アパートに招待して下さり、たわいもない話をして楽しみました。

こんなイベントはたくさんあるわけではありませんが、研究室のメンバー同士仲がいいので、とても楽しかったです。

写真はTrader Joe’sに売っている植物ですが、家に招待して下さったお礼として買おうとしたものです。あまりにも好きすぎて、結局自分用になりました。。
写真はTrader Joe’sに売っている植物ですが、家に招待して下さったお礼として買おうとしたものです。あまりにも好きすぎて、結局自分用になりました。

学校の外での娯楽

みんなそれぞれ忙しかったりしますが、時々大学生だった頃の友達とボストンで食事をしたりしています。

働いている子もいれば、修士課程、医学部系に進もうと受験している子など色々いて、話を聞いていると色んなドラマがあったりしてとても楽しいです。

距離が遠いところにいる友達ともビデオ通話をしたりして楽しんでいます。

他にも、ボストンから離れると、ハイキングやピクニックができる自然豊かなところがあり、そういう場所で一日完全にオフの日を作るのも良い息抜きになっています。

他にもお祭りみたいなのもあったりして、ボストンの近くなのでとても充実しています。

少し距離はありますが、夏休みなので近くの別の州に行くとさらに自然豊かな場所もありました。

と言いつつも、家でぼーっとしていたり、日本料理を作ったりするインドアの生活も気分転換になっていて特に暑い日は家でこもっていたりもします。

ここはアップステートニューヨークにある公園です。
ここはアップステートニューヨークにある公園です。

終わりに

今回は私の夏休みについて書いてきました。

2年生になって新学期になると、またクラスを取らなくてはいけなくなるので、忙しくなりそうです。

また、2年生になると自分のプロジェクトを始め、さらに博士課程進捗確認委員会(committee meeting)があるので、ドキドキです。

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