アメリカの大学の最終学期を迎えて。 卒業後の進路、どうしよう?
おひさしぶりです、アメリカのマサチューセッツ州にあるブランダイス大学(Brandeis University)に留学中のさきです。
大学の最終学期に入りました。卒業に必要な単位を取得し、卒業後の進路もほぼ決まり、少し落ち着いた大学生活を満喫しています。今回はそんな私の卒業後の進路への道のりを書いていきます。
コネチカット大学
悩んだ末、博士課程への進学を決断
卒業後の進路は、大学院(修士課程or博士課程)進学か就職か、ということになります。
日本での就職を考えている友だちはボストンのキャリアフォーラムなどに行き、その場で内定をもらっているそうです。
私は大学で研究室に所属したり、有機化学の実験のTAをしているので、その経験を踏まえて、さらに研究を続けることができる大学院の博士課程に進学することに決めました。
大学院進学を決めるまで、じつはかなり悩みました。同じ研究室の博士課程の先輩に話を聞いたり、教授に話を聞いたり、友だちにも話を聞いたりしました。
大学院進学の準備
博士課程への進学を決めると、まずは専攻と大学のリスト作成です。私は大まかなリストは3年生の夏休み終わりまでに作り、必要に応じて多少の変更を加えることにしていました。
大学の卒業単位は予定通りに消化していたので、授業自体は落ち着いていましたが、大学院進学の準備はとても忙しかったです。
博士号課程への出願には、ほとんどの大学院でPersonal Statementと推薦状3通が必須です。加えて研究経験の有無やその内容を聞かれたりします。そのほかにも、興味がある大学の研究室を調べ、教授にメールを送ったりしました。
返信をくれた教授とは、Zoomや実際に大学院に行って話をしたりして、いかにその大学に興味があるかをアピールしていました。Personal Statementも友だちや先輩に読んでもらい、何回も添削をしました。
私の大学にはScience Communication Labといって、大学院生がエッセーの添削などを無料でしてくれる場所があるので、そこにも何回も行きました。
ほとんどの大学院の出願期限が12月15日だったので、この秋学期が勝負でした。
下の写真はルームメイトと勉強しているところです。今年はルームメイトがEmotional Supportの猫を飼っていて、一緒に住んでいます。
猫とルームメイトと私
大学院からの合否結果は?
いよいよ最終学期になると、もう卒業に必要な単位はとり終えているので、1科目だけとっています。
1月下旬までに大学院から結果が続々届きました。
秋学期に会った教授との会話で手応えがあると思っていた大学院に落ちてしまい、本気で焦っていたので、就職の可能性も考え、LinkedInを使っていろんな職業に応募しました。
最終的には出願した7校のうち、2校の大学院に合格することができたので、いまは落ち着いた大学生活を満喫しています。博士課程は約5年かかりますが、留学生でも例外なく授業料免除になり、多少の生活費も出るのはありがたいです。
今年も雪が降りました
合格した大学院へのアクション
合格通知をもらってからは、進学する可能性のある大学院の研究室の教授にメールを送りました。
合格した大学院の1つは、1年目はローテーションといって、複数の研究室にお試しで所属するシステムをとっていたので、興味がある研究室の教授にメールをすることもありました。
ほかにも、Visit Dayといって、見学の日を設けているので、それに行くことにしています。合格した2校とも行く予定ですが、1校目は約2日間かけての大きなイベントで、2校目はほぼ半日の予定になっています。このVisit Dayについては、あらためてブログで書いていきたいと思います。
今回は、大学院出願について書きました。なかなか思い通りにならずに大変でしたが、留学を通じて以前の自分よりたくましくなった気がしています。
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