留学生が企画・運営。日本人学生サークルのイベント

お久しぶりです。アメリカのブランダイス大学(Brandeis University)に留学中のさきです。

テストやイベントの準備などで忙しくしていて、ブログの記事を書く時間がとれませんでした。

さて、ボストンにもやっとぽかぽかとした春の暖かい天気がやってきました! 前の記事で書いたかもしれませんが、私はJSA(Japanese Student Association)というサークルでイベント企画者(JSAI coordinator)を務めています。ついこの間、そのイベントが開催されたので、そのことについて今日は書いていきたいと思います。

JSAのプロフィール画像
JSAのFacebookプロフィール画像

JSAの活動内容

JSAは、日本の文化をブランダイス大学に紹介することを目的として活動しています。

1か月に1度ほど開催するイベントでは、食べものを配ったり日本のゲーム(福笑い、だるま落としなど)をしたり。来月は「お花見」と称してピクニックをする予定です。

私が担当したのはJSAIといって、年に1度の1番大きなイベントです。

このイベントでは2時間ほどのショーを行います。他の学校のパフォーマーやMCを呼んだり、ビデオの制作などもし、1つのテーマに沿った内容のものを作っていきます。

日本の文化祭とは違い、丸1日学校がお祭りモードになるわけではありません。他のサークルは別の日にそれぞれのサークルの掲げたテーマでショーを行います。

自分のアイデアを実際に形にしたい人には、イベント企画はもってこいだと思います。基本的にサークルは英語でコミュニケーションがとられるのですが、内容は日本のことについてなので、予習する必要があまりないという意味では、ラクに英語を上達させられるかもしれません。

「9月にイベントを開催したいけど、何かいいテーマはないかな?」「日本では9〜10月に運動会があるから、それをテーマにしてゲームをしたらいいんじゃない」といった感じです。友だちもできるので、サークルに入るのはオススメです。

台湾学生サークルのイベントで
台湾学生サークルのショーにて

旅行をテーマにしたイベント企画

JSAIの計画は1年かけて練られました。

初めの学期は、おもにテーマ決めと予算申請のための準備です。意外とこれがむずかしい・・・。白紙の状態からのスタートなので、ブレインストーミングから始め、テーマの内容が可能かどうかの話し合いの繰り返しでした。

それと同時に、パフォーマーの人たちに何をしてもらうか、会場の飾りつけをどうするかも考えなければいけませんでした。

話し合いの結果、私たちのテーマはTravel...に決まりました。コロナで旅行などができないいま、日本にいる気分を味わってほしいという思いと、日本の歴史も一緒に紹介したいという思いから、このテーマに決まりました。

ショーの大まかな内容は過去のJSAIを参考にしましたが、タイムスリップをテーマに、江戸から令和の服装をモデルに着てもらうことにするなど、たくさんの工夫やオリジナリティを生み出そうと試行錯誤しました。

また、パフォーマーはインスタグラムやFacebookでバンドグループやダンスグループを探しました。いわゆるコネクションづくりのいい練習でした。本当は忍者の動きなどができるパフォーマーに来てほしかったのですが、残念ながら見つけることができず。

理想と現実が食い違うこともしばしばありましたが、なんとか期限までに申請書類を完成することができ、一安心でした。

受付脇のデザイン
受付脇のデザイン。新幹線の電光掲示板を真似て

やることがいっぱい! イベントまでの準備

イベント当日までにやらなくてはいけなかったのは以下の通りです。

  1. E-boardメンバーの紹介ビデオ(原稿、役の設定、撮影と編集)と卒業生へのお別れビデオの作成(原稿、写真集め、編集)
  2. 食べ物、飾りのオーダー
  3. MCとライトの詳細が書かれた原稿作成
  4. 会場の飾りつけ、広告、パンフレットの作成
  5. 他のサークルや、関係者への招待状送付
  6. ダンスの練習

授業と同時進行なので、なかなか大変でした。

テーマに沿った内容のMC原稿作成は苦労しているようでしたが、私はおもに食べものオーダーと全体の構成の担当だったので、比較的簡単でした。それでも書類のやりとりやお金にかかわることを担当していたので、緊張感はありました。

同じJSAのメンバーの美術係に4番の仕事をやってもらったり、新しくビデオ編集担当の人をメンバーに入れたり、試行錯誤しながら全員でショーのための準備を進めていきました。

ビデオ紹介
E-boardビデオの私の紹介。ナレーション付き

いよいよ当日

舞台の背景は、新幹線と日本の桜をイメージしたアートを切り絵を用いて作りました。けっこう大きいので、人手も必要でボランティアも募ってみんなで作り上げました。かなりの自信作で、実際観客の人からも好評でとてもうれしかったです。

背景
舞台背景

まとめ

じつは、イベント直前にコロナの濃厚接触者に認定されてしまい、実際のイベントに参加できないという悲しい結末になってしまいました。なんか、びっくりですよね、ここに来てまさかっていう感じでした。

ただ、ライブストリームをしてもらって、ショーを見ました。他のメンバーはショーの間ずっと裏方の仕事をしているので、少し高みの見物になってしまいましたが、ショーは大成功でした。

仕事が多いし、理想と現実の違いで苦労することは多々ありましたが、実際にショーが成功したときの達成感はとても言葉では言い表せません。

みなさんも留学したら、ぜひサークルに参加していろんなことにチャレンジしてみてください!

ショー当日
ショー当日。他のメンバーに撮ってもらいました

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