いよいよ卒業間近! ブランダイス大学での最終学期
おひさしぶりです。アメリカのブランダイス大学に留学中のさきです。虫が活発に動き出して、寮に蟻が出てきて困っています。そんなことに春を感じています。アメリカに来てから花粉症になってしまったので、そろそろその時期じゃないかと毎日ドキドキもしています。
今回は最終学期のまとめと卒業論文について書いていきます。
プレゼンの真っ最中
卒業論文(Senior Thesis)
ブランダイス大学のBiochemistry専攻で卒業論文を作成するには、研究室に入る必要があります。入りかたは、基本的に教授に直談判です。
卒業論文を作成するには、1年間卒業論文のためのクラスをとらなければなりません。ただ、授業自体はなく、基本的に自分の所属している研究室の教授の指導のもとに、実験をしたり論文を書いたりしていきます。
そして、1年の最後に教授たちの前でプレゼンテーションをします。プレゼン時間は、私の場合は10分でしたが、他の専攻では、35分のプレゼンをしないといけない場合もあったそうです。
じつをいうと、私はBiochemistry専攻ですが、研究室では化学の実験をしています。それで、Biochemistryの教授たちの前で発表するのは変な緊張感がありました。
私の卒論
最終学期のスケジュール
今学期は卒業論文を書くことと、プレゼンテーション資料の制作・練習を中心にしました。
スケジュールとしては、まずアブストラクトの締切があり、その2週間後が卒業論文の締切です。さらに、その1週間後にはプレゼンテーションがありました。期末は本当に忙しかったです。
卒業論文はデータをグラフで表したりしなくてはいけないので、Pythonを使ったり、写真を撮ったりして、いままでのエッセーとは違った書きかたがむずかしかったです。
それでも、研究室のメンバーや教授に添削やアドバイスをたくさんもらうことができて、いい勉強になりました。
プレゼンの練習は、実験室のメンバーの前で実演して、添削してもらいました。そうして、ドキドキの本番に挑むことになります。
Pythonでつくったグラフ
プレゼンテーション本番
本番直前にリハーサルでスライドショーのチェックをしました。全員が終わるまで時間がかかってしまい、スタートの時間が少し押してしまいました。私は焦っていましたが、先生が思った以上に時間が押していることを気にしていなくて、さすがアメリカだと思いつつ。
私は最後から2番目だったので、他の人の発表を聞いていましたが、緊張していてあまり覚えていません。
自分の番になったら、研究室の先輩がたが来てくれていて、ありがたいと思いつつもさらに緊張が増しました。発表を無事やりとげることができて、本当によかったです。最終的に賞と賞金をいただくこともできました。
卒業後に向けて
最終学期はThesis以外のクラスはとっていなかったので、だいぶ落ち着いた学生生活を送っていました。学期末に近づきTAの仕事も終わり、肩の荷が下りました。
卒業後の準備として、寮を出なくてはいけないのはもちろんですが、ビザの変更手続き、大学院への書類の申請など、いろいろやらなければなりません。
私はTufts Universityの大学院に行くことに決めましたが、Tuftsの教授が夏休みから研究をしていいと言ってくださったので、働くことにしました。
F1ビザ(学生ビザ)保持者がキャンパスで働くときは、OPTの申請をしなくてもいいのですが、私の場合はまだ正式にTuftsの学生になってないのでOPTの申請をしなくてはいけないのではないかと焦り。ただOPT受理には3か月かかるので、間に合わず。もっとお金を払うプレミアムプランでは1か月で受理されるので、泣く泣くですがお金を払うことにしようかと思っていて、インターナショナルオフィスに問い合わせると、私はすでにF1ビザを持っていて、いまの大学から大学院にビザを移すだけなので、OPTは申請しなくて大丈夫と言われました!!
また、大学とは違い大学院生は基本的に寮ではなく、キャンパスの外に自分で部屋を借りたりするので、そのためにアパートを調べたり、実際に行ってみたりしました。
博士課程の学生の給料で1人暮らしをするのはむずかしいので、たいていルームシェアをするそうです。学校のサイトでもルームメイト探しのお手伝いをしてくれます。
私は彼氏や友だちみんなを巻き込んで部屋探しをしました。安全面、交通面、部屋の設備、値段のバランスをとるのがとてもむずかしく、他の人はどうしているのかと不思議なくらいでした。
最終的に住むアパートを決め、オンラインで申請したのですが認可されず。なぜかと思ったら、書類が偽物ではないことを対面でチェックしなくてはいけないとのこと。最終的に対面で無事に正当な書類であることが証明されたのでよかったです。
おわりに
今回は大学生活のまとめと次のステップへの準備について書いていきました。最後の最後で忙しくなりましたが、最終的に無事にブランダイス大学を卒業できそうです。
入学した当初はコロナ禍だったので、いろいろ不安もありましたが、間近に迫る卒業が嬉しく待ち遠しいです。
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