留学先として小さな大学を選ぶメリットとデメリット

留学体験記  2018年08月24日

みなさん、こんにちは! カリフォルニア州の大学で、ファッションマーケティングを勉強しているミオです。 私がいま留学している大学は、全米に知れ渡っていないどころか、ローカルでも知らない人がいるくらい、名の知られていない小さな大学です。私が「日本出身だ」というと、「どうやってこの大学を探したの?」と聞かれるほど。

アメリカには、日本の大学とは比較にならない規模の大きな大学もあります。でも、私は自分の意思で小さな大学を選びました。

そこで今回は、なぜ私が小規模の大学を留学先として選んだのか、詳しくお話しします。大規模大学と比べると、できることもキャンパスでの生活も全然違います。これから留学する人にとって、志望校選びの参考になれば嬉しいです!

キャンパスのエントランス

もくじ

1.留学先として小さな大学を選ぶメリット
 1-1.小規模のクラス体制
 1-2.クラスメイトと仲よくなりやすい
2.教授との距離感が近い
3.チャンスがある
 3-1.留学生でも活躍できる
 3-2.企画が実現しやすい
4.留学先として小さな大学を選ぶデメリット
 4-1.出会いが少ない
 4-2.キャンパス内が閑散としている
 4-3.学歴的に映えない
 4-4.費用が高い
5.規模だけで留学先を決めなくていい

1.留学先として小さな大学を選ぶメリット

栄 陽子留学研究所が推す小規模大学。私も栄に背中を押されて小規模の大学に留学することに決めました。そして実際に留学してみて、私のような日本生まれ日本育ちの留学生は、まずは小さな大学に行ったほうがいいなと思いました。

1-1.小規模のクラス体制

大学の規模が小さいと、比例して授業の規模も小さくなります。 基本的に私たちのクラスのサイズは20人程度です。クラスの内容によって学生数に差はありますが、私の経験上、多いクラスで35人、少なくて10人でした。

受講者の数が少ないと授業に参加する機会も増えて、発言や質問もしやすいです。大きな大学だと何百人規模で、大講堂で授業を行います。英語やアメリカの大学のスタイルに慣れていない留学生に優しいのは、絶対に小規模の大学だと思います!

1-2.クラスメイトと仲よくなりやすい

クラスの規模が小さいほど、授業を重ねるたびに、クラスメイトとの距離も近く、友だちもつくりやすいです。

小さいクラスだとだいたいみんなの座るところが決まっているので、自分の席の周りのクラスメイトたちとディスカッションをしたりグループワークをしたりします。クラス内での交流が増えることで、自然と友だちになれます。

交流の多い授業

2.教授との距離感が近い

大きな大学だと、学生の数が多すぎて教授と接することがむずかしいと思います。でも、小規模の大学だと教授との距離がとても近く、接する機会もたくさんあります。

クラスが小さく学生数も少ないので、教授がすぐに自分の顔と名前を覚えてくれます。授業前後や休み時間、授業外でも話しかけてくれたり、個人的な会話をしたりしています。私たちの大学では教授と仲よくなりやすいです。 食堂の同じテーブルでご飯を食べたり、キャンパス外にコーヒーを一緒に買いに行ったりする教授もいます。

とある教授はとても優しくて、「今日はバレンタインデーだから」とか「春休みで旅行に行っていたから」とかで、お菓子やお土産をくれました。教授とこんなに仲よくなれるというのも、小規模大学のいいところです!

バレンタインにもらったお菓子

3.チャンスがある

小さい大学だからこそ、人数が少ないからこそ、できることがあります。

3-1.留学生でも活躍できる

私の友だちには、School Government(学生自治会)に入って学校を活性化してくれる子がたくさんいます。大きな大学だったらそういうメンバーになるのもむずかしいと思いますが、学生数が少ないので、こうした機会も得られやすいです。

私はまだ大学の活動に参加したことはありませんが、留学生だからこそ活躍できる場もあるので、卒業する前に何かに携わってみたいなと思っています。

たとえばIPA(International Peer Advisor)という役割があります。これは、先輩の留学生が、入学したばかりの後輩留学生を手助けするというものです。後輩が抱く不安や疑問に、アドバイスをあげたりサポートしてあげたりするのが任務です。

3-2.企画が実現しやすい

私の大学では、イベントなどの企画が通りやすいです。

たとえば、この間の春学期にサウジアラビアのグループが公式に誕生したと思ったら、翌日サウジアラビア人によるランチイベントが行われていました。自費で大量のご飯を提供してくれたり、キャンパスにラクダを連れてきたり(笑)。

このように、あっという間に新しい組織ができて、イベントが行われることがめずらしくありません。そういうのも小さい大学ならではの行動力かなと思います。

キャンパス内のイベントも多い

4.留学先として小さな大学を選ぶデメリット

「小規模大学を選んでよかった!」と思う反面、小さい大学ならではの欠点も、もちろんあります。私の経験から思ういくつかのデメリットをご紹介します。

4-1.出会いが少ない

私たちの大学は、学生数が約1,600人です。アメリカで「小規模大学」というと、だいたいこのくらいです。ちなみに同じカリフォルニア州のUCLAは大学生・院生を合わせて約45,000人、スタンフォードがおよそ16,000人です。

規模が小さいからこそクラスメイトと仲よくなれるという利点はありますが、出会いの数が少ないのはデメリットです。

私がこの前にとったマーケティングのクラスには25名程度の学生がいましたが、全員顔も名前も知っているメンバーでびっくりしました。上級生になるにつれて、どんどん知り合いが増えていきます。みんな友だちというのもおもしろいですが、新鮮さには欠けます(笑)。

4-2.キャンパス内が閑散としている

規模の大きな大学には、ファーストフード店やスターバックスなどのほか、素晴らしい施設を完備しています。キャンパス内にスーパーマーケットがあったり、ボーリング場があったり、スタジアムがあったり。1つの街のようになっているキャンパスもめずらしくありません。

私が留学している大学のキャンパスには、そういう施設がありません(笑)。食事も選べないし、暇なときに行けるのは図書館か小さなジムくらいです。

閑散としたキャンパス

4-3.学歴的に映えない

冒頭にも書きましたが、私が留学している大学は、現地でも知らない人がいるくらいの知名度です。

したがって、他州や日本の人が私の大学を知らないのは当然のこと。だから履歴書の学歴を気にする人にとっては、小規模の大学はあまりよくないかもしれません(もちろんカリフォルニア工科大学のように、小さくても知名度の高い大学もありますが)。

4-4.費用が高い

これは小規模大学だけに当てはまるわけではありませんが、私の大学では学費以外の費用が値上がりしています。将来の入学生を増やすためのプロモーションや、イベント開催のために、どうしてもお金がかかってきます。学生が少ないとその支払いをする人数も少ないので、どうしても在学生の負担が大きくなります。日本円にして何千円という金額ですが、これもデメリットの1つなのかなと思います

5.規模だけで留学先を決めなくていい

たくさんデメリットを書いてしまいましたが、私は個人的に小規模の大学に来たことを後悔していません。むしろ本当に、小さな大学を留学先として選んでよかったと思います。私の性格上、大規模な大学に入っていたらみんなの中に埋もれて、きっと授業にもついていけず、留学生活を楽しめなかったような気がします。

1年生のときはキャンパスが退屈に思えることもありましたが、いまとなってはもう慣れてしまって気にならないです。何かしたいなら、「キャンパスの外に出よう!」という思考回路に変わりました。キャンパス内でやれることは少ないけれど、留学は設備のよさがすべてではありません。

一概に「小さな大学に留学したほうがいい!」というわけではありませんが、アメリカの大学に留学することに対して少しでも不安な気持ちがある人には、小規模でフレンドリーな大学をオススメしたいです。

ハーバード、UCLAなどみんなが知っているアメリカの大学というのはほんの一握り。それら以外の大学は知らなくて当たり前だと思います。学歴的にいいとされる大学に行きたいのであれば有名な大学にチャレンジしてもいいかもしれませんが、とくに気にしないのであれば、知名度にかかわらず、自分に最も適した大学を探すのがベストだと思います。

 

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