アメリカ留学中の食生活【体験ルポ】

みなさんこんにちは! カリフォルニア州の小さな大学に留学しているミオです。

アメリカの大学では、寮生活が基本。寮に住む学生が、毎日食事をする場所がカフェテリアです。カフェテリアといっても、要は学食です。

アメリカの大学のカフェテリアは、ビュッフェスタイルが多いと思いますが、私の大学は好きなものを好きなだけ食べられるスタイルではありませんでした。大学自体が小さく、カフェテリアも小さめ。そのため食事の内容も他の大学と比べるとオプションが少なかったと思います。

日々の生活を通じて、カフェテリアの食事に飽きそうになりながらも、なんとか2年間の寮生活を乗り越えました。

今回は私の大学のカフェテリアと具体的な食事の内容、またミールプランの仕組みについてご紹介したいと思います。


ある日のランチ

もくじ

1.アメリカの大学のミールプラン
 1-1.ミールプランとは
 1-2.Flex Dollarsとは
2.アメリカの大学の学食メニュー
 2-1.メインディッシュ
 2-2.サイドディッシュ
 2-3.飲みもの
3.カフェテリアが閉まるときも
4.アメリカの大学のご馳走
5.留学中の食生活を楽しむ工夫
 5-1.自炊
 5-2.たまには外食も

1.アメリカの大学のミールプラン

多くのアメリカの大学の学食には、「ミールプラン」というものがあります。1週間の食事回数や自由に使えるお金などのプランです。これは、これから留学する人も覚えておいていい言葉だと思います。

1-1.ミールプランとは

私の大学では、寮に住む人はすべて何らかのミールプランに入らなければなりません。

私が選んでいたのは、10食/週+150ドル分のFlex Dollars/学期のプランでした。これで1学期2,200ドルです。ほかにも週に15食、12食、8食のプランがありました。Flex Dollarsについては後で説明します。

私は、平日は授業の間にお昼を友だちと食べて(5食)、週末はブランチを食べていました(2食)。残りの食事はミールプランの余りの3食分とFlex Dollarsを使ってやりくりしていました。

1回の食事でもらえる量が多いので、私はバナナやヨーグルトなどを寮に持ち帰って翌朝の朝ごはんにしていました。多くの学生が1度のミールでたくさん食べものをもらい、残ったものをキープして後から食べていました。

1-2.Flex Dollarsとは

Flex Dollarsは、ミールプランの食事回数とは別に、自分のアカウントにすでに入っているお金です。学期中はこれを使うことにより、食事の回数に関係なく自由にカフェテリアで買い物することができます。

Flex Dollarsは学期が終わると無効になるので、アカウントにお金が大量に余っている場合は無駄になってしまいます。学期末になると、水やジュースを箱買いしたり、友だちにご飯をおごったりと一気に消費する学生もたくさんいます。節約しすぎると逆にもったいないことになるので、計画的に使うことがオススメです。


Flex Dollarsで買えるヨーグルト、フルーツ、スムージー

2.アメリカの大学の学食メニュー

食事の種類は豊富ではありませんでしたが、毎日なんとか違うものを食べて飽きないようにしていました。1回のミールにつき、メインディッシュとサイドディッシュとドリンクの3点が基本です。


1ミールの例
サラダ、バナナ、アイスティー

2-1.メインディッシュ

私たちのカフェテリアには、食事を提供するステーションが3つあります。

1つはサンドイッチやハンバーガー、フライドポテトなどアメリカンフードを提供するステーション。残りの2つのステーションではお肉や魚、パスタ、温野菜、サラダ、メキシコ料理、アジア料理(基本的に中華)などが日替わりで出ます。

たまにお昼と同じメニューが夜に出ることもありますが、基本的には夜になると内容が変わります。ベジタリアンやビーガンの学生のための専用のメニューもあります。

2-2.サイドディッシュ

カフェテリアには、サラダ&フルーツバーやスープバーがあります。

私は野菜不足だなと思ったときは、よくメインのほかに野菜や果物を追加していました。ドレッシングなども豊富にそろっています。スープも日替わりで常に2種類置いてあって、毎日違うスープが飲めます。おいしいスープがあるときもあれば、「なんじゃこれ?!」と思ってしまうほどの謎のスープがあったり。おいしいスープの日はかなりラッキー。ちなみに、毎週金曜日は必ずクラムチャウダーでした。

おいしかったのは、トマトクリームスープやチキンヌードルスープなどオーソドックスなもの。おいしくなくて印象に残っているのは、野菜やご飯などがランダムに入っているアメリカンな味噌汁です。

2-3.飲みもの

飲みものに関しては水、コーヒー、紅茶、牛乳などはもちろん、ソーダ類なども充実していました。

そのほかにスナック、パン、ベーグル、クッキー、ヨーグルト、シリアルなどもあります。1回のミールでもらえる量は非常に多いです。


ブランチ

3.カフェテリアが閉まるときも

カフェテリアは基本的に毎日同じ時間帯に開いていますが、特別な祝日やイベントがあるときは、休みになったり、食事が野外で配られることもあります。

祝日はカフェテリアが閉まってしまうことが多かったです。といっても、お昼だけは開けてくれるときもありましたが、感謝祭の週末は4日間連続で完全にカフェテリアが閉まっていたので、寮に住んでいる側としてはなかなかたいへんでした。

私は幸運にも仲のいい友だちにお家に招待してもらったので、その子の実家でサンクスギビングディナーをご馳走になり、助けられました。

寮に残っていた友だちは、旅行に行くのでなければ、ご飯を外に食べに行ったり、インスタント食品を食べたりしてその週末を乗り越えていました。

こういったときにご飯がないという事態を避けるために、インスタント食品を部屋にキープしておくと安心です。私は万が一に備えて、インスタントのお米や缶詰など、日本食を常備していました。

4.アメリカの大学のご馳走

特別なイベントのときは、カフェテリアではなく野外で食事が配られることもあります。そんなときは、いつもと違う少し豪華な食べものを学校が用意してくれます。

サンクスギビングやクリスマス前は、キャンパスの中心の広場でいつもより豪華な食事を配ってくれます。昨年のサンクスギビングでは、ターキーやマッシュポテトにグレイビーソース、さらにパンプキンパイなど、大学にいながらもサンクスギビングの伝統の食事を楽しむことができました。


サンクスギビングの野外での昼食

5.留学中の食生活を楽しむ工夫

毎日同じ場所で同じようなものばかり食べていると、やはり飽きてしまいます。たまにはリフレッシュとして、いつもと違うものを食べることも大事です!

5-1.自炊

ミールプランがあるとなかなか料理をする機会がありませんが、寮に住んでいる友だちと一緒に何かをつくるのは楽しいです。

寮のキッチンは狭く、料理しづらかったので、実際に自炊したのは数回ほどでしたが、それでもたまに自分でつくったものを食べるのはいいリフレッシュになりました。1年生のとき、料理をよくする友だちから調理器具を借りて、牛丼をつくったのを覚えています。

カフェテリアの料理に飽きた私のルームメイトはよく部屋でインスタントラーメンを食べていました。私は個人的にインスタントラーメンはあまり得意ではないので食べませんでしたが、つねにいろいろな種類の非常食を部屋にキープしている学生も多かったです。やはり飽きないためには工夫は必須。

5-2.たまには外食も

毎日アメリカンやメキシカンの料理を食べていると、日本人としてはアジア料理が恋しくなるものです。

寮に住んでいた頃は車もなかったので、放課後や週末に友だちが運転してくれる車に乗せてもらって外食もしていました。私たちはよくコリアンタウンに行って韓国料理を食べました。

ミールプランをすでに支払っているので、それを無駄にはできませんが、たまの外食は楽しいものです。

 

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以上、私の留学中の食生活についてお話ししました。

アメリカの大学のカフェテリアは、量は多いけれど味は単調、というのが多くの留学生の弁だと思います。カフェテリアの食事が合わないことが、ホームシックの原因になることもあるようです。ですから、たまには外食したりして、食生活を楽しむ工夫をすることも大切です。

これから留学する人の参考になれば嬉しいです!!

 

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