ハッピーな留学生活を送るための大学選び

みなさん、こんにちは! カリフォルニア州の大学で、ファッションマーケティングを勉強しているミオです。

今回は、大学選びのプロセスについてお話しします。少しでもお役に立てたら嬉しいです。

私自身、アメリカ留学にあたっての大学選びにはかなり時間がかかりました。行く場所によって経験する内容や出会う人々が変わってくると思うと、どこに留学しようかすごく悩みました。

でも最終的には現在留学している大学に決め、いまでもこの大学に来てよかったなと感じています。

(前回の記事はこちら


授業で使っている教科書

もくじ

1.留学の目的を定める
 1-1.専攻を考える
 1-2.専攻を決められない場合
2.理想の留学生活を思い描く
 2-1.優先順位を定める
 2-2.ハッピーな留学生活を送るために
3.具体的に大学を絞り込む
 3-1.理想の大学をイメージする
 3-2.絞りこんだ志望校を徹底リサーチ
4.選んだ大学に実際に留学して
 4-1.人間関係が築きやすい
 4-2.授業に積極的に参加できる
5.留学生の大学選び

1.留学の目的を定める

アメリカ留学といっても、大学へ行く限りは「勉強」が主な目的になるはずです。

大学選びにおいてはいろいろな要素が重要になっていきますが、私の場合、まずは本来の目的である「何を学びたいのか」ということを決めていきました。専攻(メジャー)次第で4年間学ぶ内容はまったく異なってくるので、専攻を選ぶことはとても大事だと思います。

1-1.専攻を考える

自分の興味、あるいは将来自分にとって役に立つだろう分野を具体化することで、専攻が絞られていきます。

私は、いろいろ自分で調べてみる中で、ビジネスコミュニケーションファッションなどの専攻に興味を抱きました。そして、これらに関連する専攻がある大学を探してみようと決めました。

1-2.専攻を決められない場合

アメリカ留学においては、大学を選ぶ時点から専攻を明確にする必要はありませんが、少しでも興味がある分野をもっておくと、志望校選びが少し楽になります。

私の大学は専攻を決めたうえで1年生が始まりましたが、リベラルアーツ・カレッジなど他の多くの大学では、まず1・2年生のときに一般教養の科目をとることになります。

ですから、専攻がまだ明確でないかたは、まずは入学してしまい、それからいろいろな分野の科目をとって、そのうえで専攻を決めるのもいいと思います。

2.理想の留学生活を思い描く


キャンパス内のスペース

アメリカへ留学するといっても、行く地域によって環境は大きく変わってきます。アメリカは日本とは比較できないほど広い国なので(日本の25倍)、西部と東部では、文化もライフスタイルも異なります。

私の場合はどんな環境に住みたいのか、どんな天候のもとで生活したいのか、などを基準に州を選んでいきました。

2-1.優先順位を定める

留学するにあたって、優先したい事項は人によってさまざまだと思います。

たとえば経済面を最優先するなら、学費は年間いくらで、奨学金はいくらくらいもらえるのか、といった点から大学を選ぶことになります。生活費の面でも、田舎のほうがコストを抑えられるから都会はやめようなど、だんだん志望校が絞られていきます。

都会に行きたい人であれば、都心がいいのか郊外がいいのか、公共の交通機関が整っているか、車は必要ないかなどを注意することになるでしょう。

優先する基準が1つである必要はありません。ただ自分に見合った条件を定めると範囲が狭まり、州や地域が具体的になっていきます。そうすることで、大学選びがよりスムーズに行えます。

2-2.ハッピーな留学生活を送るために

私は都会が好きなので、ニューヨークへ行きたいと思う気持ちの反面、「暖かいところに行きたい!」ということを優先しました。

「天気ってそんなに大事?」と思うかもしれませんが、私は高校留学の1年間を寒いカナダで過ごして、天候が気持ちにどれだけ影響を与えるかということを肌で学んでいました。

そのため自分が毎日ハッピーに過ごすために、大学はできるだけ雪の降らない暖かい場所に行きたいという思いが人一倍強かったです。

そして、暖かい&都会というわがままな条件のもと、ロサンゼルスの大学に目を向けることになりました。

3.具体的に大学を絞り込む


キャンパスに着いた日に行われた歓迎ディナー

専攻と地域をある程度決めたところで、留学先となる大学の候補はかなり絞り込まれているはずです。そこから大きい大学がいいのか、留学生を多く受け入れている大学がいいのかなど、自分の希望をもとに各大学の詳細をリサーチしていきます。

3-1.理想の大学をイメージする

私はCollege Boardのウェブサイトを使って、理想の条件をもとに具体的な大学を見ていったのを覚えています。

  • 学生数
  • 1クラスあたりの学生数
  • クラブ活動
  • 交通の便
  • 専攻の豊富さ
  • 施設

など注目すべきポイントはいくつもあります。

私の場合は、まず小規模の大学を希望していました。小さい大学のほうが教授との距離も近く、友だちもつくりやすいかなと思い、留学に対して不安を抱いていた私には合っているなと思ったからです。

3-2.絞りこんだ志望校を徹底リサーチ

自分の理想に近い大学をいくつか見つけた後は、大学のホームページを徹底的に読んだり資料を請求したりしました。学費や寮のことも把握したうえで、両親とも相談しました。

そうして大学を3校ほどに絞って、コモンアプリケーション(700以上のアメリカの大学に共通して使える願書)を完成させて出願しました。すべての大学から合格通知が届いたので、1番行きたいと思っていた大学に留学することを決めました。

4.選んだ大学に実際に留学して

幸いなことに、私が絞りに絞って選んだ大学は、とてもいい大学した。

4-1.人間関係が築きやすい

キャンパスも小さく、学生数も少なくて、とても小規模の大学ですが、私には合っています。

学生数が少ないこともあって、1年生の頃から友だちがたくさんできて、先輩たちとも仲よくなりやすかったです。

また教授との距離も非常に近いです。1クラスあたりだいたい25人前後なので、名前も覚えてもらいやすく、授業外でも話す機会も多くあります。

私は自分の専攻を担当する教授と仲よくなって、インスタグラムをフォローし合ったり、キャンパス外にお茶をしに行ったりもしています。また教授が仕事やインターンシップの紹介もしてくれることもあります。こんなに身近に教授がいることはとても心強いしありがたいことです。

4-2.授業に積極的に参加できる

小さい大学ならではの特徴は、ほかにもまだあります。1クラスの人数が少ないからこそ、授業中のプレゼンテーションが多かったり、積極的なクラスへの貢献が求められます。

たとえば授業のディスカッションで発言しなかったり、ゲストスピーカーに質問しなかったりすると、成績に影響します。

入学当初は、アメリカ人に囲まれて発言するのはむずかしいなと素直に思っていました。でも、こういう授業でも数をこなすうちに鍛えられ、いまでは積極的に授業に参加できるようになっています。

5.留学生の大学選び

留学生にとって、実際にキャンパス見学にも行かずに、ウェブサイトや資料から志望校を選ぶのはむずかしいことです。

でもこれから大学選びをするみなさん、心配しないでください。

たとえ最初に留学した大学が自分にとってベストでなくても大丈夫です。トランスファー(transfer)といって、別の大学に編入してもいいのです。それまでに取得した単位を移行できますから、決して遠回りになりません。

実際、私の友だちの中にもが他の大学に移った子がいます。逆にトランスファーしてくる学生もいます。アメリカの大学では本当に編入する学生が多いです。

私も、実際に見学することなく大学を決めたので、もし自分に合わなかったらトランスファーする予定でした。

初めて大学に着いたときはドキドキワクワクした気持ちでいっぱいでした。

「どんな留学生活になるのだろう」
「ここで4年過ごすのかな」

楽しみである反面、いろんな不安もありました。

それから、あっという間に3年が経とうとしています。この大学でたくさんの友だちに出会い大学生活にも慣れて、編入せずにいまも在学しています。

アメリカの大学生活は勉強で忙しいですが、楽しいこともあります。

みなさんそれぞれに合った大学を見つけられることを願っています。応援しています!

 

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