ブラウン大学で1年を終えて。来年度に向けて寮と科目を選びました!

こんにちは! 前回はブラウン大学1年生最後のファイナル(期末試験)について書きましたが、今回は来学期の準備や、1年生の終わりに起きた出来事をいくつか共有したいと思います。


みんなで事前の履修登録をしている様子

2年生からの寮は運次第?

まずは今年一番ついてないかもしれない出来事の紹介から。

ブラウン大学は「レジデンシャル・カレッジ(いわゆる「寮制」の大学)」的な要素が強くて、最初の2年間は必ずキャンパス内の寮に住まなきゃならないのですが、その部屋割りがつい先月に行われたのですね。

2年生の寮は10種類ほどありまして、どの寮が一番いいかとかのランクもあるわけです。

一番人気はスイート(suite)といって、1つの共有部屋と3, 4つの個室からなるものです。スイートのほかは、部屋のきれいさ、立地のよさ、部屋の大きさやラウンジのよさなどが人気を大きく左右している感じです。

どの寮に住むかは学生が決めていいのですが、早い者勝ちではなく、運で決まります。

というのも、学生は4〜10人ほどのhousing groupというものに分かれるのですが、そのグループ1つひとつに5分のタイムスロットが与えられるんですよ。

今年の新2年生の寮選択期間は水曜日から金曜日で、期間中各曜日の14時から16時半のうちのランダムで(ここが運次第のところです)、その5分間が与えられるわけです。

したがって、一番いいのが水曜日の14時で、最悪なのが金曜日の16時半というわけです。それを知っていた僕はなんとしてでも水曜日のタイムスロットを狙っていたわけなのですが、どういうわけか金曜日の16時15分のタイムスロットをもらってしまいました。これには僕のhousing group も落胆しましたね。ほぼびりっけつなので、人気の寮に住める可能性は0に。

それで他の学生と話すと、この寮は絶対不人気だろうというのもけっこうわかるんですね。その1つが Perkinsという寮で、キャンパスの最南端にあって立地がとても悪いんです。僕たちはもうほぼその寮になるだろうという覚悟ができていたわけです。


寮を選ぶ画面

それで僕が今回本当についていないなと思ったのは、僕の友だちのほとんどが水曜日のタイムスロットをもっていたことです。ですので、ある友だちはスイートに、ほかの友だちはmindenというキャンパスの中心地に位置する人気寮をゲットしたりしていました。

さて、迎えた金曜日16時15分、僕たちは震えた手つきでパソコンを開き、寮を選択するポータルを開くと、なんということでしょう、選択可能な部屋にPerkins(最悪な寮)しかないではないですか。

ということで僕たちの来年度の寮が決定したわけです。ちなみに部屋はダブルでルームメイトがいますが、彼についてはまた今度紹介できたらなと思います。ちなみにPerkinsのグループチャットでは早くも「最悪な寮だけどみんなでがんばろう」と団結心が生まれていました。

上級生優先。シビアなクラス登録

さてこの時期がまたやってきました。そうです、Pre-registrationの時期です。2年生の秋学期にとるクラス決めです。

いままで僕がとってきたのは比較的導入のクラスだったのでcap(定員)がないものが多かったんですね。しかし2年生にもなり、クラスも少しむずかしくなることからcapがあるクラスがほとんどになりました。

そうなると、Pre-registrationでどのクラスをとることができるかがほぼ決まるわけです。

履修選択は上級生から始まります。上級生と同じクラスをとることは少ないんですが、ある程度のレベルに行くと普通に被るクラスも出てくるので、多少下級生には不利な構造です。

それはともかく、僕が目をつけていたクラスがCS0320 Introduction to Software Engineeringです。

このクラスは2年生の秋にとりたい、と1年生のときから思っていました。というのもクラス自体はやばいんですが(アンケートによると学生は週に平均34時間をこのクラスの勉強に費やすそうです)、自分でソフトフェアをつくりたいという気持ちが強くて、その導入クラスですので見逃すわけはいかないとのです。

ところが、あまりのむずかしさからこのクラスは現在課題の削減などの変化を遂げている真最中で、秋学期はパイロット版として30人しか学生をとらないという発表があったのです。

これは絶望ですよね。

Pre-registrationが始まったのは正午。12:00:03くらいに登録ボタンを押しましたが無理でした。春学期にとることにします。

それでは以下に、いま僕のカートに入っているクラスを紹介します。

CHIN0300 Intermediate Chinese

いやぁ遂に中級中国語ですよ。「中級」が名前につくと少し自信が湧いてきますね。初級中国語を1年に渡って教えてくださった教授陣も変わり、クラスのレベルもかなり上がるそうなので、気を引き締めて臨みたいところです。

以前に書いたと思いますが、中国語や中国文化は、ブラウン大学にいる間にできるだけ学びたいなと思っています。

現在は、教科書に載っている表現であったり、ポイント文法を使って比較的自由に文を考えられるところまで来ていますが、まだまだフル活用できていませんので、がんばっていきたいです。

CS1470 Deep Learning

最近話題の分野のDeep Learningについて学ぶクラスです。

機械学習と関連する分野も僕は漠然と興味をもっていて、今回それについて深く学びたいなと思って選びました。

この分野はコンピュータ・ビジョンや言語理解など、他の領域にも大いに貢献していて、それがいかになされているかも興味があります。

CS0330 Introduction to Computer Systems

ブラウン大学でコンピュータ・サイエンスについて語る際、導入クラスを終えた次に躍り出てくるのが先ほど挙げたCS0320とCS0330です。

CS0320はソフトフェアについて学ぶのに対して、CS0330はコンピュータ及びシステムについて学ぶ科目です(C言語を使います)。

このクラスは、コンピュータの構造理解に乏しい僕にTA(ティーチング・アシスタント)がお勧めしてくれた科目の1つです。このクラスの学習時間も、週平均で20時間は優に超えるはずです。

CS1230 Introduction to Computer Graphics


このクラスのWEBサイト

アニメーションなどを扱うコンピュータ・グラフィクスのクラスです。このクラスに興味をもったのはいままで当たり前のように見てきたアニメや、映画に使われるCGがどのような工程で作られているのか、まったくもって僕の中で理解できていないからです。

それで興味本位でこのクラスのWEBサイトに訪れて(ブラウンの理系科目はほとんどWEBサイトがある気がします)、クラスで学ぶ内容を見たり、受講生の課題を見たりしているうちに、「自分もこんなの作ってみたい」という気持ちが強くなり、このクラスを事前登録することにしました。

とはいっても、このクラスも週に平均20時間ほどの学習を要する重いクラスになるので、最終的にとるかどうかは自分と相談して決めます。

以上、4つの科目が、僕が事前登録したものです(事前登録できる科目は1人4つまで)。

もう1つは文系科目を考えていて、国際関係学関連をとりたいと考えています。もしくは、そろそろWriting Requirement(ブラウンで唯一の必須科目?で、学生の書く力を養うクラスです)を満たすクラスもとらなきゃいけないので、それ関連で1つとるかもしれません。

来学期もかなり、いままで以上にgrind(気合でがんばるの意味)の日々が続きそうです。

今回は僕が来年度に住む寮と、来学期にとるだろう科目を紹介しました。ではまた次回のブログでお会いしましょう。

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