ブラウン大学の期末試験。何が問われ、どれだけの勉強が求められるのか?
みなさんこんにちは! 4月に入りましたね。4月を境に人生で新たな節目を迎えたかたには、おめでとうございます!
僕のほうは4月に入っても相変わらず勉強と課題に追われていて、時の流れを忘れるほど没頭しています。今学期が終わりを迎えようとしている、いまの状況について少し書いてみたいと思います。
図書館
期末試験の科目
じつは今日、4月2日の時点で春学期の授業はあと1週間で終わることになります(ちなみに今日は唯一の対面授業「プライバシー」の最終回でした)。いま書いていて思うのですが、時間の流れは本当に早いですね。
でも、授業が終わったといっても、まだ学期は終わりではないのです。
そうなんです、学期末試験があるのです。
僕がいまとっている5つの科目の期末試験は以下のような感じです。
中国語
このクラスは学期末に大きな試験があるというわけではなく、3週間に1回のおさらいテストみたいなものと、Oral Skitといって劇みたいなものが成績の大半を占めます。
学期末には、最後のおさらいテストとOral Skitをやる予定です。
Oral Skitはとくに準備が大変で、2人1組で行うのですが、台本からストーリーまで1から考える必要(いままで学んだ文法を入れ込んで)があるので、よく僕はパートナーの寮に行って準備をしていました。
おさらいテストはいままで2回ありましたが、どちらも僕なんかがほぼ満点近くとれるくらいの難易度なので苦労はしていないです。
中国語を学んでいていいのは、漢字を忘れないでいるというところです。日本で使われる漢字と中国の簡体字とでは、多少の違いはあるものの、基本形を忘れないでいられるのはプラスです。
上級工学導入
僕が1番苦労している科目ですが、期末試験があります。試験自体は2時間で、今学期に習ったことがほぼ全部出るという構成になっていて、まだ2週間ほどありますが、すでに恐れを抱いている状態です。
前回のテストが85点だったので、これを下回らないようにがんばって勉強したいと思います。
この科目には、別にBDWといって小グループに分かれて行うデザインワークショップがあるのですが、そのグループで橋をデザインし、プレゼンしなければならない、というこれまた大変な課題があります。
グループ内で役割分担をするのですが、僕は橋のジョイントのデザインと数学を担当しました。デザインには、Solidworksというソフトフェアを使いました。慣れるといろいろなものがこれ1つでつくれるのですごく楽しいです。橋は完成したらまたお見せしたいと思います。
ジョイントのデザイン
多変数微分積分学
この科目も、今学期に習ったことすべてが範囲になる期末試験があります。ちなみに中間テストみたいなものも3つあり、来週の月曜日に3つ目が行われます。いま金曜日の夜なのですが、勉強しなきゃまずいので明日・明後日で詰め込みたいと思います。
学期末試験ではベクトル、球面や平面座標系、線積分、ストークスの定理などが含まれるため、修行僧のように勉強したいと思います。余談ですが、このクラスを教えている教授につい最近赤ちゃんが生まれて、授業中にたまに喃語が聞こえるのがおもしろいです。
Java
Javaのプログラミングのクラスです。このクラスはテストが一切なく、プロジェクトベースで成績がつきます。
2週間前はDoodle Jumpというゲームをつくり、つい一昨日テトリスを1からつくりました。テトリスはすぐつくれるかと思ったら意外とてこずり、結局2日連続で徹夜して終わらせました。一番苦労したのは、ブロックがそろった線を消してその上にあるすべてのブロックを一段下ろすステップで、ここをクリアするのに数時間ほどかかってしまいました。
そして明日から最後のプロジェクトが始まるのですが、4つの選択肢の中から選びます。
- オセロ
- 絵を描けるソフト
- Flappy Bird(自分で失敗を繰り返しながら成功法を見いだせるマシンラーニングをプログラミングしないといけない)
- パックマン
です。どれも恐ろしいほどむずかしそうで、いままでのプロジェクトからすると、かなりのステップアップですが、僕は人工知能に少し興味があって、睡眠時間なら多少犠牲にしてもいいかなという考えなので、おそらくFlappy Birdを選ぶと思いますが、また決まり次第報告したいと思います。
テトリスのコード
プライバシー
このクラスは、今学期とっている唯一の文系クラス(中国語を除いて)です。最終課題は15ページのエッセーが1本と、5ページのエッセーが1本、という2本立てになっています。15ページと聞いて武者震いが止まらないですが、お題は「プライバシーは現存するか?」という明確な答えがないものになっているため、多少はごり押しできそうです。
唯一心配なのが、ブラウン大学に来てから読書をする時間が格段に減り、文章を書く機会もこのクラスのほかでは皆無であること。いまのうちからまた少しずつ文章を書いていきたいと思います。
時間があればこのクラスで学んだことをみなさんと共有したいなと思います。プライバシーについていろいろなことに気づかされるいい機会になっています。
以上が、今学期最後の山場になります。
ブラウン大学の図書館
これほど課題やテストがあると、時間を管理するスキルがカギを握ってきます。そこで僕は少しでも無駄な時間を減らし、同じ場所で勉強するストレスをなくすために、朝は自分の部屋、午後は図書館、夜は自分の部屋で勉強するようにしています。
図書館に行き始めたのも本当に2週間前なのですが、これがまた世紀の大発見で、アメリカの大学の図書館は広いし、設備がしっかりしていて、勉強するのに最適な環境がそろっているんですね。
いまはコロナで事前に予約しなくてはならないのですが、1日4〜5時間は図書館にいることが多いです。日本の雑誌とかも置いてあって、文藝春秋など今度時間があったら読んでみたいと思います。
ブラウン大学には図書館が5つあり、そのほかにもいろいろな建物に勉強スペースがあるので、勉強場所にはまったく困りません。
1日のスケジュール
最後に、僕の1日のスケジュールを紹介しましょう。日にもよりますが、基本的に何かしらやることがあって多忙です。以下、今日のスケジュールです。
6:30 起床
7:00-9:00 数学の宿題と朝食
9:00-10:00 中国語の授業
10:00-11:00 工学の授業
11:00-12:30 ランニング(12km)と昼食
13:00-14:30 中国語の復習
15:00-17:30 プライバシーの授業(対面)
18:00-20:00 友だちと夕食&橋のデザイン
20:30-23:00 工学と中国語(工学は橋のデザインとそれの数学的解析、中国語は予習)
23:00-1:00 ブログ執筆(いま)
といった感じになっています。
毎日こんなに忙しいわけではなく、時期によって波がありますが、だいたいはこんな感じです。忙しいと時間がすぐ経ってしまうのですが、ランニングをする時間はほぼ毎日つくるようにしていて、健康的な生活を送る努力はしています。
以上、期末に突入する前の僕のブログでした。次回の執筆は少し遅れてしまうかもしれません。
今回も読んでいただきありがとうございました。今日もみなさんが健康でいられるように祈っています。
Kentaくんの記事一覧
- 第1回 どうしていま、アメリカの大学に留学するのか?
- 第2回 留学先としてリベラルアーツ・カレッジを選んだ理由
- 第3回 まさか!? ブラウン大学から合格通知が!
- 第4回 アメリカの大学受験。「僕はこういう人間」と伝えるために
- 第5回 100%の自分自身を表現。アメリカの大学への出願エッセーの書きかた
- 第6回 アメリカ大学受験のカギを握る「推薦状」と「大学個別のエッセー課題」について
- 第7回 いよいよ渡米! 2つのスーツケースと共に、ブラウン大学に向けて飛び立ちます!
- 第8回 ついにブラウン大学に到着! 入寮からPCR検査まで
- 第9回 PCR検査は週に2回。ブラウン大学の隔離生活
- 第10回 ブラウン大学の日常。寮生活から勉強、週末の過ごしかたまで
- 第11回 ブラウン大学で初の期末試験! 次の学期にとる科目も思案中
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