アメリカの大学における学部別の年収
留学生に対するトランプ政権の影響
トランプさんのこともあって、アメリカ留学をする人はどんどん少なくなっています。
それでも、この夏休みに帰国した人たちは、トランプさんのこともハーバード大学のこともどこ吹く風のようで、みんなアメリカのキャンパスライフを楽しんでいます。
また、TA・RA(Teaching Assistant・Research Assistant)のポジションを得たうえで、大学院の博士課程への9月からの入学を報告してくれたりと、いい話もあります。
TA・RAは、教授のお手伝いをすることで、学費免除のうえに、3,000ドルくらい支給されます。
日本円にすると45万円くらいですから、ちょっと高給取りですね。教授のリサーチの手伝いや、教授の代わりに大学1年生のディスカッションの時間を取り仕切ったりします。
アメリカの博士課程の学生は、ほとんどがTA・RAなので、お金がかからず学生生活が送れます。
このうちの何人かが大学の先生になっていくのですが、その時には大学の組織や学生の考え方、教える方法などをすでに習得しているので、先生としてすでに一人前になっています。
非常によくできた仕組みです。
年収ランキング
あまりこれといったニュースもなく、アメリカをほめることもちょっと控えているので、書くこともなくなってしまうのですが、最近アメリカで発表された記事で、どの分野を専攻した人がどれくらいのお給料をもらっているのかというものがありましたので、紹介します。
お給料が一番低い教育分野でも5万ドルで、日本円にして700万円くらいです。
日本は、はっと気がついたら貧乏な国になっています。とても残念です。
アメリカは、トランプさんがメチャクチャ言っていますが、みんなちゃんといいお給料をもらって生活しています。
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著者情報:栄 陽子プロフィール

栄 陽子留学研究所所長
留学カウンセラー、国際教育評論家
1971年セントラルミシガン大学大学院の教育学修士課程を修了。帰国後、1972年に日本でアメリカ正規留学専門の留学カウンセリングを立ち上げ、東京、大阪、ボストンにオフィスを開設。これまでに4万人に留学カウンセリングを行い、留学指導では1万人以上の留学を成功させてきた。
近年は、「林先生が驚いた!世界の天才教育 林修のワールドエデュケーション」や「ABEMA 変わる報道番組#アベプラ」などにも出演。
『留学・アメリカ名門大学への道 』『留学・アメリカ大学への道』『留学・アメリカ高校への道』『留学・アメリカ大学院への道』(三修社)、『ハーバード大学はどんな学生を望んでいるのか?(ワニブックスPLUS新書)』、ベストセラー『留学で人生を棒に振る日本人』『子供を“バイリンガル”にしたければ、こう育てなさい!』 (扶桑社)など、網羅的なものから独自の切り口のものまで、留学・国際教育関係の著作は30冊以上。 » 栄陽子の著作物一覧(amazon)
平成5年には、米メリー・ボルドウィン大学理事就任。ティール大学より名誉博士号を授与される。教育分野での功績を称えられ、エンディコット大学栄誉賞、サリバン賞、メダル・オブ・メリット(米工ルマイラ大学)などを受賞。