アメリカの大学の図書館。テスト前は1日24時間オープンも当たり前!

留学の知恵  2022年05月16日

みなさん、こんにちは。アメリカの高校で進路相談のカウンセラーをしている佐和です。もう3月ですね(本記事執筆時点)。

アメリカの大学では、3月に春休み(spring break)、その前には中間テストがあります。したがって学生たちは、2月はみっちり勉強します。そうしてspring breakで羽を伸ばすわけです。

さてアメリカの大学生は、よく図書館で勉強します。うちの大学生の娘も息子も、テスト勉強のためには毎日図書館に通っています。

そこで今回は、アメリカの大学の図書館についてお話ししたいと思います。

どうしてアメリカの大学生は図書館で勉強するのか?

アメリカの大学生は学生寮に住むのが基本です。

アメリカの私立大学生の64パーセント、州立大学生の40パーセントが寮に住んでいるそうです(The College Boardによる)。

寮の部屋は、2人部屋が一般的です。うちの息子は大学4年生になってやっと個室をもらえました。娘はまだ大学2年生なので、当然ルームメイトと部屋をシェアしています。

大学寮は友だちもつくりやすいし大学のカフェテリア(学食)も近いなど、いいことがたくさんあるのですが、やはりプライベートなスペースがないため、たとえ部屋で1人じっくり勉強したくても、ルームメイトがいるのでそれもなかなかできないという現実もあります。

もちろん大学のほうもそれは承知していて、そのため図書館などのスタディスペースはびっくりするくらい充実しているのです。

例として、うちの娘が在学しているコロンビア大学の図書館を紹介しましょう。

コロンビア大学の図書館

 娘が在学しているコロンビア大学には、図書館が25館あります。もちろん学生証があれば、どの図書館へも入館できます。

開館時間は図書館によりますが、だいたいは朝7時から夜12時まで。図書館ごとに雰囲気がまったく違ったりするので、いろいろな図書館を試してみるのも楽しいですよ。

コロンビア大学の図書館
Watson Business and Economics Library

Watson Business and Economics Libraryはビジネススクール(経営学大学院)のあるUris Hallにありますが、学生ならだれでも使えます。右側の壁沿いにプライベートルーム(個室)がずらっと並んでいるのが見えますか?

プライベートルームは個室ですが、グループで使えるようにホワイトボードやPCモニターもあって、6人定員です。混んでいなければ1人でも使えます。飲みものも持ち込みOK(食べものはだめ)です。

下の写真を撮った娘は、この日は4時間、1人でじっくり勉強できたと言っていました。大きな窓もあるので開放感もあります。

現在のところ、図書館ではまだマスク着用が必要とされているのですが、このようなプラベートルームなら外してもOKです。

プライベートルーム
プライベートルーム

コロンビア大学で一番大きい図書館がButler Libraryです。

6階建てで、1934年に設立されました。グループ・スタディルームはもとよりコンピュータルーム、Quiet Space、Sociable Space、食べもの持ち込みOKのカフェやラウンジもあります。

ここはコロンビア大学で唯一、1日24時間オープンしている図書館なのですが、隣にあるカフェテリアも1日22時間オープンしているので、お腹が空いても大丈夫。この図書館は本当に規模が大きくて、希望者はフロントからツアーができるそうです。

 図書館はやはり、静かにするのが基本的なマナーですが、それでも気になるという学生のために、Quiet Spaceというスペースがあります。

一度座ったら、もうちょっとのことでは動けないくらい静かなので、うちの子どもたちは逆にあまりに静かすぎて集中できないと言っていますが、いつも利用者がいっぱいだそうです。

Butlerでは3階、5階、6階の一部がQuiet Spaceとなっています。

ソーシャルスペース
Sociable Space

友だちと一緒に、あるいはグループで勉強したい学生は、2階のSociable Spaceでおしゃべりしながら勉強できます。上の写真はButler Sociable Spaceです。

スタックス
Butler Stacks

Quiet Spaceは静かですが周りに学生がいっぱいいます。

周りにだれもいない静かなところで勉強したい! という学生はButler Stacks(スタックス)で勉強することもできます。StacksはButler Libraryの200万冊の蔵書が保管してあるエリアですが、そこにも点々といくつか机が配置されているのです。

このエリアは蔵書に最適な温度が設定されており、また窓もないので、ここに入るといま何時なのかもわからなくなってしまいます。

机は小さいので1人か2人で勉強するのに向いています。娘はここで友だちと2人でしっかり集中できた! と言っていました。

友だちと一緒に宿題をしたい、Socialable Spaceもいいけれど、ちょっとうるさすぎるという学生グループは、Butlerの4階にあるプライベートルームを予約できます。

先に紹介したWatson Libraryのプライベートルームと同じようにホワイトボードやコンピュータモニターがあります。

娘によると、WatsonはButlerほど混んでいないので、わざわざ予約しなくでも大抵空いているからWatsonがおすすめだそうです。

ラウンジ
図書館のラウンジ

勉強に疲れたのでちょっと気分転換したい、でもまだやることがいっぱいある、そんなときには2階のラウンジで休憩できます。

ここは食べもの・飲みものの持ち込みが大丈夫です。私の娘はアイスコーヒーがなければ勉強できないらしいので、この日はスタバのコーヒーを友だちと一緒に持ち込んだみたいでした。

ハーバードには29もの図書館が!

図書館の数はもちろん大学にもよると思いますが、ちょっと調べてみると、私の家の近くにあるオレゴン州立大学は7館、ハーバード大学が29館という感じでした。開館時間は1日16時間ほど、テスト前は24時間開館していたりでした。

アメリカの大学生は本当によく図書館を使って勉強しています。これから留学するみなさんもぜひアメリカの大学の図書館を活用してください。

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