ハーバードもキャンパスをオープン。厳しい隔離ルールを紹介します

留学・教育動向ニュース  2021年02月22日

みなさん、こんにちは。もう2月ですね。アメリカの大学では春学期がスタートしました。

ハーバード大学では、今年の春学期は3年生と4年生が、大学の寮に住めることになりました。秋学期は1年生だけでしたが、うちの3年生の息子もいろいろ考えた結果、今学期は大学の寮に住むことに決めました。Harvard Open Data Project のアンケートによると、ハーバード大学の3・4年生は、5人に1人が寮に住むことになったそうです。

今回は、2021年春学期のアメリカの大学の状況、とくに私の息子のハーバード大学での例を通して、大学到着後の自主隔離(Quarantine)についてお話ししたいと思います。


自分で行うPCR検査キット

ハーバードの隔離対策

アメリカでは、自主隔離に関しては州ごとにルールが異なります。

ハーバードがあるマサチューセッツ州はやや厳しいほうです。到着前72時間以内に検査した結果が陰性でない限りは、10日間の自主隔離が必要とされています。ハーバードではキャンパス到着後にPCR検査を行うことになっています。

1月初旬に寮の部屋が決まり、部屋の間取りも送られてきました。去年も住んでいた寮ですが、コロナのせいで今年はシングルオンリーになりました。1年生のときからずっと一緒に住んでいるお友だちと2人で住むことになったのはラッキーでした(一緒といってもシングルです。リビングルームとバスルームが共有です)。

キャンパスへの出発に先立って、マスクをたくさん買っておきました。

今年はコロナ対策のために、ビデオ研修が必須となりました。一応パスしないとキャンパスに足を踏み入れることができないのですが、むずかしいわけではなく、どんな行動がキャンパスで許されているのかなどを確認する感じです。

このほか、Crimson Clearというappを通して、これから毎日体の具合をチェックしていくことになります。

PCR検査と簡易テスト

うちの息子は土曜の午後にキャンパスに到着したのですが、着いたらまずコロナの検査を受けました。ラピッド(簡易)テストとPCRテストの2種類です。

ラピッドテストは10〜20分で結果がわかるので、そのままそこで結果を待ち、もし陽性ならすぐさま特別な寮で隔離されます。ラッキーなことに陰性でした:)

去年の3月、コロナのせいで寮をすぐに出なくてはならず、そのとき以来ずっとお友だちの家に大きめの荷物(テレビやソファ等)をいろいろと預かっていただいていたので、なんやかんやでけっこうな荷物だったみたいですが、なんとか3階まで運びました。

この寮はいかにもハーバードという感じで、レンガ造りの素敵な建物なのですが、1931年にできたということもあって、エレベーターがないので運搬は大変だったみたいです。

ソファやテレビなどは、別に必要ではないと思われるかもしれませんが、ハーバードではどの寮でもアパートのように、リビングルームとバスルームを2〜6人で共有するので、かなりの学生が家具をそろえています。卒業生から安く譲ってもらえるケースもかなりあります。

自主隔離:ステップ1

これからPCRテストの結果がわかるまで、ほぼ24時間は自分の部屋を出ることが許されていません。これが自主隔離のステップ1です。

部屋に到着後、すぐにカフェテリア(学食:Harvard Undergraduate Dining Services(HUDS))から夕食が届けられました。

以下、メニューです。VGNはVeganで、Vはベジタリアンです。部屋には電子レンジがあるので、みんなレンジで温めて食べられるようになっています。



これ↑はTomato Soup with Garden Vegetables。「味は?」と聞いたら「うーん」とのこと。

PCRテストのキットもどっさりと渡されました。

自主隔離:ステップ2

翌日にはPCRテストの結果が陰性だとわかったので、これからステップ2へと移ります。もし陽性なら違う寮に隔離されるのでひと安心です。これでやっと自分の部屋から出ることができました。

でもまだまだ規制は厳しく、毎日30分だけキャンパス内を歩き回ることが許されていますが、それ以外は用事がない限り寮からは出ることができません。その用事も、PCRテスト食事のピックアップ、あとはメールルームに行って手紙等をチェックすることに限られています。

PCR テストを2、3日ごとに行い、少なくとも3回陰性という結果が出れば次のステップに移ることができます。7日間くらいかかると言われていましたが、結局テストの結果が思ったより早く出たので5日ほどで済みました。

PCRテストは自分で行う

PCRテストは自分の部屋で自己テストした後、綿棒をドロップオフします。テストは慣れればけっこう簡単にできるようです。

ドロップオフするのは寮のロビー。空気清浄機がいくつも並んでいます。普段は学生でいっぱいのロビーですが、いまは閑散としています。

 

自主隔離:ステップ3

キャンパスに着いて6日して、ようやく外に出る許可が出ました。早速ランニングと買い物に行って来たとのことです。


Charles River沿いにあるランニングコース。寮から5分くらい

いまのところまだまだ規制が厳しく、友だちと会えるのも屋外でのみ、PCRテストも週に3回受ける必要があります。もし陽性ならすぐに特別な寮に隔離です。

早くコロナの状況が改善されることを祈っています。

 

著者紹介

アメリカのオレゴン州在住の山本佐和です。アメリカ生まれで、子どもの頃からずっと日本とアメリカを行ったり来たりして育ちました。大学生の息子と娘、高校2年生の娘がいます。

 

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