留学は教育の一つの大きな選択肢です
アメリカの高校教育は、子どもたちを大自然にあふれた環境の中におき、その中で強い自立心をはぐくみます。
子どもたちは寮生活を通して、親離れをし、自分のことには責任を持つことを学び、主体的にモノを考えるようになるのです。
お子さんを、若いうちから留学させようと考えるお父さんお母さんは、アメリカ高校留学に、こうした教育を期待されていると思います。
今日では留学も教育選択の一つであって、昔のように夢ではなくなってきています。
日本の高校へ行くか、アメリカの高校へ行くかを真剣に悩む時代ではなく、冷静に一つの選択肢として、留学を選べる時代になりました。
今は、行かせるか、行かせないかを迷うより、まず留学の現状をよく調べることが先決です。
調べてみると、悩まなくていいことを悩んでいたり、考えなければならないことを考えていなかったりします。 調べることで、留学の是非はすぐに見えてきます。
留学を決めるための3つの条件
(1)本人が行きたいという強い意志を持っているか。
留学先で泣くのも笑うのも本人です。苦しいときでも自分が選んだ道であれば耐えることができるのです。周りがわいわいとあおりたてるものではありません。
また、高校生というむずかしい年頃に、親と遠く離れている方がかえってよい場合もあります。
(2)相手国(ここではアメリカ)にちゃんとした受け入れ校があるか。
現地に親戚がいるとか、行けば何とかなると安易に考えてはいけません。事前に、ちゃんと高校からの入学許可書をもらってから行くのです。
(3)親や先生が、本人の留学への意志や、アメリカの受け入れ態勢などをチェックして、一応賛同できる状態であるか。
本人だけが納得しているだけではいけないということです。卒業するまで、留学は家族や先生たちのサポートが必要です。
アメリカの高校で養われるもの
アメリカの高校で養われるものは英語力ばかりではありません。人間としての大きな力が養われます。
アメリカでは自分で考えて自分の意見を発表して、自分で行動することがとても大切だと考えられています。
創造力とパフォーマンス、分析力と判断力と決断力を養成しようというものです。
授業では「リンカーン大統領が奴隷解放をしたのはいつですか」という歴史的事実を暗記させるよりも「あなたがもしリンカーンだったら奴隷解放をしましたか」を問います。
アメリカの勉強の方法は予習中心で、生徒はリンカーン大統領の奴隷解放について自分で予習をし、その上で先生の話を聞いたりディスカッションをしたりするのです。
自分の意見を上手に言うためには、さらにパフォーマンスの能力が要求されます。
若いときに自分の意見を言ったり、パフォーマンスを上手にしたりという訓練を受けることは、大人になって仕事をしたり、ボランティアをしたり、社会の中で何か役に立つことをするときにきっと活かされます。
また、アメリカの高校は「褒めて育てる」という教育ですから、何か少しでも光るものがあれば「ビューティフル!」と言って褒めてくれます。
スポーツでも音楽でもアートでも、その生徒にとって何かすぐれたものを見つけてくれようとします。