アメリカ留学中の大量のリーディングにどう取り組むか?

留学体験記  2018年07月10日

みなさんこんにちは! アメリカのベロイト大学に留学中の平沢優子です。期末テストもようやくすべて終わり、とうとう3か月という長い夏休みに入りました!!!(2018年5月時点)

今回のブログでは、夏休みの話をする前に、アメリカの大学で大量に課されるリーディングの課題と、留学して1年の間に、私がその取り組みかたをどのように変えたのか、お話ししたいと思います。



キャンパスで

もくじ

1.アメリカの大学生活の3つのSとは?
2.留学して最初の学期
 2-1.勉強づけの留学生活
 2-2.「努力次第」を信じていた私
3.留学して1年たって
 3-1.2日で150ページを読め!?
 3-2.「すべてを読まない」という工夫
4.アメリカ留学のリーディング対策

1.アメリカ大学生活の3つのSとは?

アメリカの大学生活で避けて通れないのが、大量にある課題、とくにリーディングです。「たった1日や2日でこんなに読めるわけないだろ!!」と心の中で教授に文句を言いながらも、私たち学生に残された道は「ただやるのみ」です。

英語がネイティブであっても、そうでなくても、アメリカの大学生はだれもが課題に追われます。図書館で夜中まで勉強している学生も少なくありません。留学生はとくにリーディングに苦しめられると思います。

アメリカ人の友だちにこう言われたことがあります。

School Work(勉強)、Social Life (遊びや部活など)、Sleep (睡眠)、これら3つの「S」をすべて完璧にこなすことはむずかしい。どれか1つを多少なりとも犠牲にしなければならない。

私は、留学して最初の学期は、School WorkとSleepを優先していました。しかし、2学期め3学期めになると、多くの時間をSocial Lifeに費やすようになり、以前と同じレベルでSchool WorkとSleepをこなすのが少しむずかしくなってきたのを感じました。

そのときに私が選んだ解決策は、勉強方法を変えるということです。時間をかけて課題を終わらせるというスタンスではなく、理解力と効率性を求めながら課題に取り組むようになったのです。

2.留学して最初の学期


ベロイト大学

留学して最初の学期は、アメリカでの大学生活に慣れるのがやっとで、普段やることといえば、授業に出て、ごはんを食べて、少し友だちと遊んで、寝る、くらいでした。

大量の課題を終わらせるために、1日のほとんどを図書館で過ごしていました。毎日同じことの繰り返しで、それなりに平凡で平和な日々を過ごしていたと思います。

2-1.勉強づけの留学生活

アメリカ大学の課題の量は、半端じゃありません。とことん大量に出ます。留学して最初の学期にとった科目(心理学、経済学、教育学、アート)では、リーディングは多くても1日にせいぜい50〜60ページくらいでした。

いまだからこそ、50〜60ページを「せいぜい」などと言えますが、その当時の私は50ページでも圧倒されて、必死の思いで教科書を読んだことを覚えています。

平日は、基本的に夜の10時ごろまで図書館でひたすら勉強し、週末も平日ほどではないものの、課題に取り組んでいました。授業ギリギリに追われながら課題をやるのが嫌いだった私は、日々計画をたてて、できるだけ多くの時間を勉強に費やすようにしていました。そしてそのおかげで、ある意味、スケジュールに余裕ができていました。

2-2.「努力次第」を信じていた私

私は、昔から「なにごとも自分の努力次第」「努力をすればなんでもできるようになる」と信じていました。そのため、大量の課題にも、「努力」をして「時間」をかければどうにかなるという姿勢で取り組んでいました。

リーディングの課題をすべてこなすとなると、それなりの時間が必要になります。友だちとヨガに行ったり(運動が嫌いなので、ジムではなく週に2回開講されるヨガ教室に行っていました)キャンパス内のカフェで喋ったりする以外は、勉強一筋の留学生活を送っていました。

また、勉強が嫌いではない私は、大量の課題にうろたえるというよりも、「すべて読んでやるぞ!」というやる気に火がつくタイプだったのです。

3.留学して1年たって


アメリカの大学の教科書

私はベロイト大学で国際経済学を専攻しています。専攻の授業をたくさんとるようになって気づいたことは、国際関係学(政治学)はリーディングがとにかく多いということです。

私は、とんでもない量の課題を出してくる先生の授業を通して、どのように課題に取り組めばいいのか、どのように課題をこなしていけばいいのか考えさせられました。

3-1.2日で150ページを読め!?

留学して3学期め(留学開始後1年)、自分の専攻の必修科目として、政治学(国際関係学)の科目を2つとりました。

1つはHuman Rights Seminarという人権問題を扱うセミナー科目で、もう1つはJudge Politicsという裁判官・裁判所に焦点を当てた政治学の科目です。

Human Rights Seminarでは、1回の授業(火・木曜日に2時間ずつ)で100ページ以上、多いときには150ページ以上のリーディング課題が出ました。リーディングに追加して、1時間程度のドキュメンタリー映画を見るといった課題もありました。

また、学期を通して6〜8ページのPaper(レポート)の課題が3つ、グループプレゼンテーションが2つ、グループプロジェクトとグループ論文(私のグループは、トルコで監禁されている、トルコ系アメリカ人のNASAの学者を助けるために、キャンパス内で支援運動をするというプロジェクト)がありました。

つねに、リーディングのほかにさまざまなプロジェクトや課題が同時に発生しています。また、留学生活にも慣れてきて、課外活動でも忙しい日々を送るようになりました。そしてすぐに、リーディングだけに時間を費やすのは不可能だということに気がつきました。いままで通りすべて読もうと努力をしても、それは物理的に不可能だったのです。

3-2.「すべてを読まない」という工夫

リーディング課題をすべて読み、準備万端の状態で授業に臨むに越したことはありません。

しかし、私がたどり着いた決断は、「すべて読み切ることを目標にするのではなく、理解することを目標にする」ということです。

まず、すべて読むことが、私にとって本当にベストなのかと疑問に思ったからです。読み切ることを目標にして授業前に急いで読み、読み終えた後に「結局この本は何の話をしていたんだっけ?」となってしまったことが何度かあります。

せっかく時間をかけて読んでも、量に圧倒され、理解度が落ちてしまっては元も子もありません。「理解する」ことを目標にすることによって、その段落・その章で言いたいことがわかった時点で次の段落・章に進むことができるようになりました。すべて読まなくても、理解して読むことができるようになったのです。また、自分の興味がある章をとくに集中して読むというのも、よいストラテジーだと思いました。

4.アメリカ留学のリーディング対策

アメリカの大学に留学し、大量のリーディング課題を通して痛感したのは、「すべてを読もうとするな!」ということです。いままで通りに課題をこなしていたら、いくら時間を費やしても終わらない、間に合わないと気がつきました。そうして、「時間をかけて終わらせよう」と考えるのではなく、「理解度・効率性を追求しながら取り組もう」という姿勢に変えたことで、やみくもに時間を費やすことがなくなり、理解度も深まったと思います。

これから留学しようとする人も、みなさんそれぞれにとってベストなリーディング対策を見つけてくださいね!


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