私のアメリカ留学の第1歩。ワクワクする大学選び
みなさんこんにちは! ウィスコンシン州のベロイト大学(Beloit College)に留学している平沢優子です。留学生ブログライターとして第2回めの記事をお届けします!
私にとって、アメリカの大学への留学準備で、エッセー(出願先の大学に提出する作文)の次に大変だったのが「大学選び」です。
4000校以上ともいわれるアメリカの大学の中から出願する大学を数校選び、最終的には自分が進学する大学を1校に絞り込む作業は、簡単にはいきません。だからこそ、私もアメリカ留学にあたってカレッジリサーチと大学選びにはできる限り多くの時間をかけました。
今回はそんな私の大学選びについての体験をお話ししたいと思います。
(前回の記事はこちら)
もくじ
1.アメリカの大学の合格基準
2.ワクワクする大学選び
3.大学選びのポイント
3-1.小規模であること
3-2.学びたい分野の専攻があること
3-3.予算の範囲内であること
3-4.ランキングを気にしないこと
4.大学選びのプロセス
4-1.基本情報からチェック
4-2.動画や画像も役に立つ
5.いよいよ出願
6.まとめ
1.アメリカの大学の合格基準
日本の大学では一斉の入学試験が行われ、入試での点数が大学合格の主な判断材料になります。
しかしアメリカの大学では、テストスコアや成績などアカデミックな要素のほかに、スポーツやアート、音楽、ボランティアなどの課外活動も審査の際に重視されます。
そのため、アメリカの大学では、キャンパス内のイベント、クラブ活動、同好会、研究会など、勉強以外の活動に参加できる機会がたくさんあります。
もちろん、勉強しにアメリカの大学に留学するので、カリキュラムに焦点を当てて大学選びをすることは重要だと思います。でも留学は、日本では体験できないことを経験できる絶好のチャンスなので、アカデミックな点だけでなく、課外の活動にも注目しながら大学選びを進めていくと、さらに楽しい留学生活につながると思います。
2.ワクワクする大学選び
アメリカには4000以上もの大学があり、だれでも初めは、「何を基準に」「どのように」大学を選んでいくべきかわからないと思います。
私もそうでした。でも、時間をかけて大学をリサーチしていくうちに、それぞれの大学の雰囲気や、大学選びにおいて大切なポイントが少しずつ見えてくると思います。
いま思い返して見ると、自分の今後の人生を、よくも悪くも変えることになる「大学選び」は、留学準備の中でも最もおもしろく、ワクワクする過程だったと思います。大切な決断だからこそ、視野を狭めずに、可能性を広げていきながら、楽しんでリサーチすることを心がけました。
3.大学選びのポイント
私が大学選びの際に考慮したポイントは、大きくいって10個あります。
- 大学の種類
- 規模
- 雰囲気
- 専攻
- 地域
- 学費
- ランキング
- 学生と教授の数の比
- 学生の人種構成
- 空港へのアクセス
です。
その中でも私がとくに重視したのが、
- 大学の種類
- 規模
- 専攻
- 学費
の4つのポイントです。
3-1.小規模であること
私は、大きい総合大学ではなく、小さなリベラルアーツの大学を希望しました。
私は日本の大学でも比較的少人数のクラス(20~25人程度)で授業を受けていたので、学生数が少ないクラスの雰囲気、教授との距離、学生間の交流など、その魅力を知っていました。
大きい総合大学では、1クラスの学生数もかなり多いので、「数多くいるうちの1人」になってしまいます。
また、授業中や人前ではっきりと自分の意見を主張するのが得意でない私は、大きい総合大学よりも、教授と学生の関係がより近い小さなリベラルアーツの大学のほうがより自分に合っていると思いました。
3-2.学びたい分野の専攻があること
専攻に関しては、私は国際関係学に興味があったので、その大学で国際関係学を専攻できること、また幼い頃からピアノをやっていたので、音楽を副専攻として選べることを条件として調べました。
3-3.予算の範囲内であること
学費の面では、両親と相談した上で予算を決め、その範囲内でおさまる大学を探しました。
とはいえ、大学から返済不要な奨学金を出してくれる場合もあるので、学費が予算をオーバーしてしまう大学でも、奨学金の可能性を考えながら視野に入れていきました。
また、学費との関連で考慮に入れたポイントは地域です。中西部は東部や西海岸に比べて学費と生活費が安いので、中西部を中心にリサーチしました。
3-4.ランキングを気にしないこと
US Newsをはじめさまざまな「大学ランキング」があります。私も初めはランキングを気にしていましたが、どのくらいランキングに重きを置くべきか不確かだったので、栄 陽子留学研究所のカウンセラーに尋ねたところ、「人によってはかなり気にする人もいるものの、ランキングはあくまでもランキング。毎年変化するものなのでそんなに気にしなくていいと思います」とのアドバイスをいただきました。
その後も、まったく気にしないということはできなかったので、いろいろなWEBサイトを見て、それぞれの大学がどのくらいの位置にあるのかを参考にはました。でも、ランキングを1番の決め手にしないようにしました。
そのほか、
・留学生の割合はどれくらいか
・人種の構成はどのようになっているか
・近くにある空港は大きくてアクセスしやすいか
なども大学リサーチをする上で考慮に入れました。
大学リサーチをする上で、考慮するポイントはたくさんあります。自分の中で優先順位をつけて、どのポイントが「譲れない」のか、考えていくことが大切だと思いました。
4.大学選びのプロセス
「何を基準に」大学選びをしていくかを明確にしたら、次は、「どのように」リサーチをしていくかということになります。
いまはインターネットという便利なツールがあるので、それをフルに活用すれば、かなりのリサーチができます。後で大学同士を比較できるように表をつくっておくと、効率的に大学選びを進めていくことができると思います。
4-1.基本情報からチェック
私にとっての大学リサーチの初めのステップは、栄 陽子留学研究所のカウンセラーにいただいた「スクールリスト」にある大学から徹底的にリサーチすることでした。
初めはリサーチといってもどのようにすればよいかわかりませんでした。まず私がしたことは、ランキングサイトを見て基本情報(学校の規模、地域、教授と学生の数の割合、ランキング、大体の学費等)をチェックし、その後に各大学のWEBサイトにアクセスして、隅から隅まで読んでみることです。
初めのうちは時間がかかるものの、数をこなすうちに何がどこに書いてあり、どの情報が大切か少しずつわかってくると思います。
とくに学費に関しては各大学のウェブサイトで正確な額を調べました。その際に、大学からもらえそうな奨学金もチェックして、実際にかかる額の検討をつけました。
4-2.動画や画像も役に立つ
そのほかに私がしたことは、YouTubeで大学の動画を見ることです。大学のキャンパスの雰囲気をつかめるだけでなく、学生の様子もわかりました。
また、その大学に留学している日本人学生が書いたブログを読むことも、大学の様子を知るのにとても役に立ちました。
Google Mapを利用して、キャンパス周辺がどのようなところなのかを見たり、画像検索を活用してキャンパスの様子を見ることもとてもいいと思います。
多くの留学生もそうだと思いますが、私は、実際にキャンパスを見学することができなかったので、ネットをフル活用してそれぞれの大学の特徴をつかむようにしました。
また、栄 陽子留学研究所を訪ねてくる大学の説明会や、留学フェアにも積極的に参加し、自分がいままで視野に入れていなかった大学についても知るように心がけました。
5.いよいよ出願
最終的に私が出願した大学は、
中西部の
Beloit College
Knox College
Coe College
University of Mount Union
東部の
Salve Regina University
北西部の
Carrol College
です。
Beloit Collegeに進学を決めましたが、その理由は次の記事でお話ししたいと思います。
6.まとめ
留学先の大学は、少なくとも2年、長ければ4年もしくはそれ以上過ごすところなので、これからの人生を大きく左右するといっても過言ではありません。
だからこそ、「これでもか」というほど、いろいろな手を使ってリサーチすることがとても大切だと思います。また、どれだけ多くの時間を費やしても、リサーチのしすぎということは絶対にありません。
私の場合は、実際にアメリカに行って大学キャンパスの雰囲気を見ることはできませんでしたが、それを補うための、できるだけの時間をかけて、それぞれの大学について最大限の知識を得られるように努力しました。
これからアメリカ留学するみなさんも、ぜひじっくり時間をかけて、自分にとって納得いく大学を見つけてください!!
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