留学生活がいよいよスタート! 突然ホームシックが?

留学体験記  2018年06月04日

みなさんこんにちは! アメリカのウィスコンシン州にあるベロイト大学に留学中の平沢優子です。

今回は、渡米してキャンパスに着いてからの1週間についてお話ししたいと思います。

渡米直後の1週間は、いままでの人生で、最も長く感じる、ある意味で盛りだくさんな1週間でした。確実に言えることは、いままでの留学生活の中で一番タフな1週間だったということです。けれど、同時に自分自身についてよく考えることができた期間でもあったと思います。

私の経験が、これから留学しようという人の参考になれば嬉しいです!

 

もくじ

1.バスに2度も乗り遅れる!?
2.留学とホームシック
 2-1.どうして私がホームシックに?
 2-2.留学して気づく家族と友だちの大切さ
3.オリエンテーション
 3-1.性別は自分で選ぶ
 3-2.履修登録
4.春学期に入学するメリットとデメリット

1.バスに2度も乗り遅れる!?

日本から飛行機で約13時間、バスで2時間の長旅を終え、凍る寒さのウィスコンシンにあるベロイト大学に着いたのは、午後過ぎでした。新しい土地と新しい人々に囲まれ不安を感じていたものの、自分の部屋に着いたときは、「やっと着いた!」という安心感でホッと一息つきました。

私がシカゴ・オヘア空港に降り立ったのは、朝8時半ごろ。税関を抜け、出口の扉を出ると、すぐにOL(オリエンテーションリーダー)の学生が来てくれて、近くで他の学生を待つように言われました。

9時半のバスに乗る予定で、空港のベンチで1時間待っていました。

ところが、なぜか9時半のバスに乗りそこねてしまったのです。私のほかに数人、学生がいたと思いますが、みんな一緒に乗りそこねてしまいました。その次のバスは11時だったので、その後さらに1時間半待つことになりました。

今度こそはバスに乗ろうと意気込んでいたのですが、OLの学生がバス停まで案内するのが少し遅く、私たちがバス停に着いたときには、すでにバスが発車した後だったのです。

そして、12時半のバスまでさらに1時間半待つことになり、やっと待ちに待っていたバスに乗ることができました。

空港から大学まではさらにバスで約2時間かかります。キャンパスに着いたときはもうクタクタに疲れていました。

散々なスタートでしたが、「ある意味アメリカらしく、アメリカでの留学生活にふさわしいスタートダッシュだな」とも思いました。

2.留学とホームシック

家族や友だちと離れて暮らすことがどれだけ大変か、留学1週目にして、身に沁みて実感しました。だからこそ、日本の家族や友だちだけでなく、新しくできた友だちの大切さも痛感したと思います。

2-1.どうして私がホームシックに?

私が一番驚いたのは、「この私でもホームシックになる!」ということです。

幼い頃からよく両親と離れてサマーキャンプ等に行っていた私は、周りの子が夜中にホームシックになっているのを見て、「どうしてホームシックになるんだろう?」と疑問に思っていました。それくらい私はホームシックとは無縁でした。

そんな私が、渡米後1週目、夜中にホームシックになり、熊のぬいぐるみを抱きながら泣いたのです。

私自身がとても驚きました。

新しい環境で暮らすということは、自分でも気がつかないうちに、大きなストレスがかかっているのですね。長旅の疲れ、時差ボケからくる睡眠不足、行事が詰まったオリエンテーションなど、いろいろなことが重なり、気持ちに余裕がなかったのだと思います。

留学前はあんなに胸を踊らせてワクワクしていた私が、夜中になると、「なんで私は留学したんだろう? なんでここに来てしまったんだろう?」とシクシク泣きながら自問自答していたのです。

2-2.留学して気づく家族と友だちの大切さ

そんなとき、私の心の支えになったのは、新しくできた友だちです。

私は春学期(1~5月の学期)に入学しました。秋学期(9~12月の学期)に比べると入学生が少ないので、友だちもつくりやすく、オリエンテーション期間中も入学生同士の結束力が強かったと思います。

新しくできた友だちの中でも、ベトナム出身の女の子、ロンドン出身の女の子、それとアメリカ人でシカゴ出身の女の子は、とくに私の心の支えでした。同じアジア出身ということもあり、ベトナム出身の子は一緒にいるだけで安心感があり、なんでも話し合い、すぐに意気投合しました。

この3人の友だちは、いまでも何かあるといろいろ相談できる、まさにベストフレンズです。

日本の友だちも、私にとって大きな心の支えになりました。15時間もの時差がありますが、スカイプで電話をしてくれたり。他愛のない会話をするだけでも、心が安らいだものです。

日本の友だちと家族、そして新しくできた友だちの存在がなかったら、どのように初めの1週間を乗り越えられたか想像もつきません。普段から感謝の気持ちはあったものの、このときはいままで以上に家族と友だちの大切さがわかりました。

3.オリエンテーション

ホームシックになっても時間はどんどん過ぎていきました。オリエンテーションでは、履修登録やテキストの購入、キャンパス周辺の探索や、さまざまなセッションを通して、「自分とはだれか。どんな人間なのか」を考えさせられる場面がたくさんありました。

3-1.性別は自分で選ぶ

オリエンテーションでは、性やアイデンティティについてのセッションがありました。

オリエンテーション期間中だけでなく、留学中はこのようなトピックについて話す機会が、日本に比べてたくさんあります。

たとえば、自己紹介をするときでも、自分がhe/his、she/her、またはthey/themのどの代名詞を好んで使うのかを言う場面がありました。自分を「男性」と認識している場合はhe/him、「女性」と認識している場合はshe/her、性別にとらわれずどちらでもない場合はthey/themを使います。

また、さまざまな人種がいるアメリカにいるからこそ、日本にいるときは考えもしなかった、自分の「アイデンティティ」について考えさせられることもたくさんありました。相手を知る前にまず自分がだれなのかを考えさせられます。留学生にとってはやはり「どこの出身なのか」という要素がアイデンティティに大きく影響すると思いました。

ほかにも、性暴力についてのセッションでは、正確な「レイプ」の定義を学んだり、そのような被害にあったときにどうすればよいのか、予防するにはどうすればよいのか、ビデオを見たり、グループディスカッションをしたりしました。

3-2.履修登録

いよいよ授業が始まりますが、その前に「履修登録」があります。オリエンテーション期間中の、最も大切なイベントです。

登録開始時刻に、自分がとりたい科目をオンラインで登録します。早い者勝ちです。

私は編入留学だったので、日本の大学からいくつか単位を移行していました。そのため、日本の大学でとった科目に似ているものはとらないようにしました。また、2年半で卒業すると決めていたので、卒業に必要な科目や専攻の必修科目をできる限りとるようにしました。

しかし結果として、あまり専攻に関係ない心理学やアートを含め、経済学や教育学の科目を登録することになりました。専攻にあまり関係なかったとはいえ、いままでとったことのない分野の科目だったので、新たな発見がたくさんありました。とくにアートのクラスでは、さまざまな手法で絵を描き、作品を仕上げるたびに両親に写真を送りました。リーディングの宿題がないぶん、留学生活に慣れる前にアートをとったのはよかったと思いました。

4.春学期に入学するメリットとデメリット

オリエンテーション期間中は、毎日いろいろなことが起きます。春学期入学と秋学期入学ではいくらか新学期のありかたも違いますが、それぞれによいところ・悪いところがあると思いました。私が入学した春学期は、新入生が少ないだけ友だちづくりがしやすかったです。しかしオリエンテーション期間が短く、学校に着いてから1週間もしないうちに授業が始まってしまいます。

授業が始まる前に、日用品の買い物、キャンパスツアー、科目選び、科目登録、教科書・本の購入、さまざまなセッションなど、やるべきことがたくさんあり、とても忙しかったです。

秋学期入学では、新入生の数が多いので自分から積極的に友だちづくりをする必要がありますが、オリエンテーション期間が長く、自由時間もたっぷりあり、クラブについて知る機会もたくさんあります。

春学期・秋学期いずれにしても、このオリエンテーションは、疲労、不安、ホームシック、そしてこれから始まる授業や生活に対しての期待など、いろいろな気持ちが入り混ざる期間です。留学生活の本番は授業が始まってからですが、私にとっては、このオリエンテーション期間くらいタフな1週間を、まだ経験していません。


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