日本にいながらにしてアメリカの大学の単位をとれる「オンライン授業」

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みなさんこんにちは!

今回の「留学ブログ」は、アメリカでどんどん進化しているオンライン授業について、留学の先輩の実体験にもとづくアドバイスをお送りします! 日本にいながらにしてアメリカの大学の単位もとれるので、ぜひ参考にしてください!

 

もくじ

1.オンライン教育の先進国アメリカ
2.オンライン科目の単位は卒業単位として認められるのか?
 2-1.アメリカの大学の認定システム
 2-2.アメリカの大学の科目番号
3.オンライン科目の単位は他大学に移行できるのか?
4.どの大学のオンライン科目を選べばいいのか?
5.オンライン授業はどのように行われるのか
 5-1.リアルタイムの(Real-time electronic classrooms)授業
 5-2.インターネットを駆使して取り組む課題
 5-3.ディスカッション・ボード
 5-4.教授やクラスメイトとのコミュニケーション
 5-5.スクーリング
6.まとめ:助けを求める大切さ

1.オンライン教育の先進国アメリカ

みなさんは、オンラインで授業を受けることについて、どのような印象をもっていますか?

・オンライン授業は、教室で受ける授業と比べて質が落ちるのでは?
・そもそも大学の卒業単位として認められるの?
・一人で黙々と勉強するので、自主性・計画性のない人には向いていないのでは?
・モティベーションを維持するのがむずかいのでは?

・・・こうした疑問が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

アメリカはオンライン教育の先進国です。ですから、オンラインであっても授業の質は高く、科目の種類も多彩です。新しいテクノロジーをとりいれて、日々進化しています。教室での授業と質の差がないようにも配慮されています。とくに、いったん就職した後に大学に戻りたいと考えている社会人にとって、時間と場所を拘束されないオンライン授業はとても人気です。

以下、私自身の経験をまじえながら、アメリカの大学のオンライン授業についてお話ししたいと思います。日本にいながらにしてアメリカの大学の授業をとり、単位も取得できるというメリットもあります。ぜひ参考にしてみてください!

2.オンライン科目の単位は卒業単位として認められるのか?

オンラインの科目は、それが「大学レベル」の科目である限り、その単位は卒業単位として認められます。

大学レベルかどうかを判断するにあたっては、
・そのオンラインの科目を開講している大学が認定されていること
・その科目の科目番号(course number)が100番台以上であること

をあらかじめ確認しておくことが大切です。

2-1.アメリカの大学の認定システム

アメリカの連邦政府には教育省(US Department of Education)がありますが、ここが大学の認可をするわけではありません。日本の文科省のようなパワーをもっていないからです。全米を6つの地域に分けて、その地域ごとに民間の認定協会(accrediting agencies)が認定を行っています。この認定システムについて詳しく知りたい人は、この記事を読んでみてください。

オンラインの授業を開講している大学がきちんと認定されている(accredited)されていることは、その科目の大学が卒業単位として認められるための最低限の条件です。その大学が認定されているかどうかは、大学のWEBサイトで確認できます。だいたい「About XX College」という項目に書いてあると思います。

2-2.アメリカの大学の科目番号

アメリカの大学の科目には、100番台から400番台までの番号が振られています。100番台が1年生レベルの科目、400番台が4年生レベルの科目、という感じです。これは全米に共通したシステムで、科目番号によって、その科目のレベルがおおよそわかるようになっています。

注意したいのは、ときどき000番台の科目があること。だいたい職業に密接した内容(土木、溶接、自動車整備、PCソフトの使いかたなど)か、高校レベルの内容で、000番台の科目は大学レベルの科目としては認められません。したがって000番台の科目をとっても卒業単位としても認められないことになります。

3.オンライン科目の単位は他大学に移行できるのか?

やはりその科目を開講している大学がきちんと認定されていて、その科目が大学レベルであれば、基本的に認められます。

それに加えて、成績が、ABCDFの5段階でC以上もしくはB以上であることが求められます。C以上とは100点満点で70点以上、B以上は80点以上ですので、そんなにやさしい条件ではありません。

また大学や学部(School)、学科(Department)、専攻(Major)によって、単位認定の細かい規定があります。大学の担当者によって認めたり認めなかったりということもあります。

以上に述べたことは、オンラインの科目に限らず、すべての科目に当てはまることです。

私は日本の短大からアメリカの四大に編入しましたが、日本の短大で取得した単位のほとんどが認められました。でも同じ大学に編入した別の人は、日本の大学の単位がほとんど認められず、卒業までに当初想定していたよりも大幅に時間がかかってしまいました。

卒業までに時間がかかると、それだけお金もかかってしまいます。単位の認可については、いくらか大学と「交渉」もできると思いますが、やはり事前に確認できれば、それだけ安心できると思います。

認められる単位数についていうと、基本的には編入先の大学の卒業単位のうち、半分までは他大学の単位が認められます。アメリカの大学の卒業単位は、大学によって異なりますが、120~130単位ですので、だいたい60単位までは、別の大学の単位を移行できることになります。また専攻科目よりも一般教養科目のほうが、単位が認められやすい傾向にあります。

4.どの大学のオンライン科目を選べばいいのか?

まずはその大学が認定されていること、これが大前提です。

そして、できればインターネットを使って、
・その大学のオンライン教育の評判や評価
・その大学のオンライン教育への力の入れよう
を調べておくといいでしょう。

私が留学した大学はオンライン教育に力を入れていて、学期ごとに新しい機能を追加するなど、教室での授業と比べてレベルが劣らないように努力していました。

逆にオススメしないのは、「営利の大学」(for-profit university)のオンライン授業です。最近のアメリカは、このfor-profitの大学がさかんにオンラインの科目を開講していて、社会人を中心にたいへんな人気を集めています。

でも、for-profitの大学は、認定協会にきちんと認定されていないことも多く、その大学で取得した単位が他大学に移行できないこともしばしばです。じつはトランプ大統領もTrump Universityというfor-profitの大学をもっていましたが、トラブルが続いて閉鎖してしまいました。

5.オンライン授業はどのように行われるのか

一般的なオンライン授業がどのように行われたのか、私の経験をもとに紹介しましょう。

5-1.リアルタイムの(Real-time electronic classrooms)授業

私がとった科目は、大学の専用サイトを通じて、毎週・定時に行われました。時間は、仕事をしている社会人の学生も参加しやすいように、平日の夕方に設定されていました。日本で受講する場合は、現地時間に合わせて早起きする必要がありますね。

授業はさまざまな工夫がされていて、退屈することなく、時間があっという間に過ぎていきました。

PCの画面中央には、黒板の代わりにパワーポイントやビデオが表示され、その横には先生やクラスメイトの画像が映し出されました。画面を通してでも、顔を見ながら話をするほうが、話し手の表情が読みとれるのでいいですよね。

チャット機能もあって、クラスメイト間のコミュニケーションによく使われていました。ときには授業に関係のない話をして、クラスメイトのなにげない表情や性格が垣間見えることがあるので、積極的に会話に参加するように心がけていました。クラスメイトのやりとりを読みながらパソコンの前で爆笑することも度々ありましたよ。

とくに私が気に入っていたのは、さまざまな絵文字ボタンです。たとえば、
・教授に質問したいときの「挙手ボタン」
・だれかの発言に同意するときの「サムズアップ(親指を立てる)ボタン」
・同意できないときの「サムズダウン・ボタン」
・すばらしいプレゼンテーションに称賛を送る「拍手ボタン」
などです。

私が1番押すのを躊躇したのが、マイクの形をしたボタンで、自分が発言するときに押すのですが、「オンエア!」と表示されるので、どことなく照れくさかったものでした

5-2.インターネットを駆使して取り組む課題

課題は、教室の授業と同じく、膨大な量のリーディング、レポートと論文の作成、プレゼンやクラスメイトと共同で取り組むグループ・プロジェクトなどがありました。

教室の授業と違うのは、レポート作成のための資料集めに、大学の図書館に足を運べないこと、クラスメイトと共同プロジェクトの話し合いが必要なときに実際に会えないこと、でしょうか。

でも、オンライン科目を受講している学生も、インターネットを通じて大学図書館のオンライン・データベースへアクセスできるので、論文作成に必要な資料を集めることはむずかしくありませんでした。自分が必要としている本や論文が見つからないときは大学の図書館司書に電話やメールで助けを求めましたが、すぐに的確なアドバイスをもらえました。

クラスメイトとのやりとりに関しては、電話やメールに頼らざるを得ないため、実際に顔を見て話すのを好む私にはやはり不満はありました。いま思えば、スカイプを活用するなどの工夫が足りなかったと反省しています。

そのほか、オンライン授業の専門サイトにはビデオ会議の機能がついていました。私の専攻は紛争分析解決学でしたので、仲裁やファシリテーションのスキルを磨くためにロールプレイングの課題が必須でした。ビデオ会議の機能を使ってクラスメイトとのやりとりを録画し、先生が後日再生して評価をするというものです。録音ボタンを押し忘れて課題が録音されていなかったということもありました。

5-3.ディスカッション・ボード

ディスカッション・ボードとは、インターネット上のいわゆる掲示板(BBS)のこと。オンラインの科目ではよく使われます。

私が受講したクラスでは、毎週のリーディング課題についての意見や、教授からの問いに対する回答をボードに投稿したり、クラスメイトの投稿に対する意見を述べたりしました。

「週に3回以上ディスカッションに参加すること」などと、投稿の回数を指定する先生もいました。クラスメイトの意見を学ぶのはとても勉強になりますが、受講している科目は1つではなかったので、すべての科目でこの作業を行うのはけっこう骨が折れると感じることもありました。

5-4.教授やクラスメイトとのコミュニケーション

オンライン授業であっても、コミュニケーションを深めることは十分可能だと思います。

オンライン授業を担当する教授は、「学生からのメールや電話での問い合わせに対してはすぐに返信するように心がけている」と言っていましたし、実際その通りでした。

クラスメイトのほうは、授業が始まって間もなく、自己紹介を兼ねて連絡先を交換しました。私は授業や宿題で疑問に思ったことは自分で勝手に判断をせず、クラスメイトに積極的に質問するようにしていました。

とくにストレスが溜まってくる学期後半には、クラスメイトと打ち解けて、課題の多さに対してグチを言い合ったりしましたね。

仲よくなったクラスメイトとは学期が終わっても連絡を継続していたので、同じ授業をとったときには、グループ・プロジェクトのパートナーに選んでもらえることもありました。

私がとったオンライン科目のクラスメイトは、既婚者か子どもがいる社会人が多く、20代の学生は少数でした。アメリカ国内だけでなく、カナダの学生もいて、職業は牧師さん、仲裁の専門家、軍人、歌手、一般企業のセールスマンなど多岐に渡っていました。

授業が始まった当初は、豊富な実務経験に裏打ちされたクラスメイトの経験談や議論に圧倒されてしまいましたが、信頼を寄せる教授から「話したい人には話をさせておけばいい」と一笑されて、胸をなで下ろしたと同時に、さまざまな経験談を聞けることはありがたいと思えるようになりました。

イラクで復興コンサルタントとして働くクラスメイトと一緒に宿題に取り組んだときは、イラクにおけるインターネットの接続が悪くて何度もネットが切断され、宿題が終わる頃には夜中を過ぎていたことがありました。宿題の合間にイラク情勢も話してくれて、思い出深い経験になりました。

5-5.スクーリング 

科目によっては、学期が始まった翌月にスクーリングがあり、出席が義務づけられていました。

スクーリングでは、教授の講義や学生のプレゼン、ロールプレイングだけでなく、いくつかの交流イベントも行われました。ロールプレイングでは、喧嘩している夫婦役を演じた二人が本気で怒鳴り合い、あまりの演技力にクラスみんなで噴き出してしまったり、牧師さんは嫉妬深い奥さんから女性クラスメイトとのおしゃべりを禁止されていたりと、楽しい思い出も残っています。

6.まとめ:助けを求める大切さ

オンライン教育を提供する大学は、教室での授業と同じ質の教育を提供できるようにさまざまな工夫を凝らしています。でも、やっぱり学生本人の自主性とタイムマネジメント力、そして「積極的に助けを求める姿勢」は不可欠だと思います。

私自身、海外の大学でオンライン科目を受講することには大きな不安がありました。なんとか最後まで継続できたのは、くじけそうになったときに励ましてくれるクラスメイトがいたからだと思います。

私の体験談が、みなさんのオンライン科目への興味を深めるのに役に立っていただければ幸いです! いい留学を!!

 



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