2+2(ツープラスツー)の留学

ケーススタディ
2+2(ツープラスツー)の留学

ビッグになりたい
その思いだけで留学を決断

費用を抑えて留学を実現
藤田 貴士さん

―― 留学したいと思ったきっかけは?

周囲が受験にまっしぐらになっていくのを見て、このまま日本の大学に進学することへの違和感を抱いていました。でも「他人と違うことをしたい」「ビッグになりたい」といった漠然とした思いから「留学」に飛躍してしまった、というのが正直なところです。 インターネットで調べると、どうやらコミュニティ・カレッジという大学は費用も安く、語学学校から始めれば英語ができなくても留学できるらしい。 そこで親を引っぱって、いろいろな留学エージェントの説明会に参加しました。するとコミュニティ・カレッジは安くてお得、しかも卒業後は名門大学(UCLAとか)にも進学できる、と。ところが研究所の説明会だけは、ほかと全然違ったのです。

―― どのような点が?

まず、留学すると「勉強がたいへん」ということ。語学学校に行っても英語力は上がらないこと。コミュニティ・カレッジは地元の人のための大学なので寮がない場合がほとんどで、都会では生活費がとても高くつくこと。コミュニティ・カレッジでの成績や科目の選びかたによっては、四年制大学への編入がむずかしいこと。たとえ編入できてもUCLAは年間の費用が600万円もかかること、などです。

―― いい話が全然ないですね。

本当です(笑)。でもそれが、かえって研究所への信頼につながりました。

―― それで進学プログラムがスタートするのですね。

高3の6月にプログラムが始まり、週に1度は研究所に通いました。夏休みはもっとひんぱんに通ったかもしれません。セミナーに参加したり、志望校選びを始めたり。オフィスの居心地がよくて、午前中から夕方までいる日もありました。 コミュニティ・カレッジへの出願にはエッセーは要らないのですが、「英作文の練習にもなるし、実際に留学するとたくさんのペーパー(レポート)を書かなければならないので、いまのうちに慣れたほうがいい」とカウンセラーが言うので、書くことになりました。アメリカのエッセーは「自分のこと」を書くので、僕はけっこう楽しかったです。 それから週に1回、ボストンとオンラインでの英会話レッスンに参加しました。最初のうちはほとんど理解できず、かなり焦りましたね。

―― 志望校選びはどうしましたか?

「カタログの読みかた」と「スクールリサーチ」のセミナーに参加して、志望校選びのポイントを習ってから、自分なりの希望をカウンセラーに伝え、候補となるコミュニティ・カレッジ15校ほどのリストをもらいました。それから各大学のWEBサイトとカタログを読み込んでいくことになります。

―― 英語力はどうでしょう。

9月末に初めてIELTS™を受けてみました。ちょっと勉強したつもりでしたが、「わけがわからなかった」というのが正直な感想です。リスニングはほぼ壊滅状態。結果は4.5。目標は6でしたから、かなり落ち込みました。カウンセラーに、「中3までの英語を徹底的に復習しなさい」と言われて、泣きたい気持ちをおさえながら中学校の教科書を読み直しました。 ただ、大学のWEBサイトやカタログを読み比べていくうちに、留学先で何が待ち受けているのか、イメージができるようになってきましたし、オンライン英会話も、少しずつわかることが増えてきたという実感はありました。 秋には、候補として挙がっていた15校のうち、Indian Hills Community Collegeの先生が研究所を訪ねに来たので、会って直接に話をしました。とくに野球についての話題は盛り上がりましたし、この先生の英語は、なぜか聞きとれたのです。

―― 出願が近づいてきましたね。

冬休みは毎日のように研究所に通い詰めて、セミナーに参加したり、エッセーを仕上げたり、志望校を決めたりしました。セミナーでは同じ留学の夢をもった子たちと励まし合えるのがよかったですね。 そして2月に出願です。この頃には、IELTS™の目標スコアもとれました。塾にも行かなかったので不思議ですが、思えばプログラムが始まって以来、英語に接する時間はとても長かったと思います。出願したのは、North Iowa Area Community College、Neosho County Community College、Western Nebraska Community Collegeです。

―― 気になる合否は……。

3月に結果が届き、3校とも合格しました。カウンセラーが合格の条件を個別に確認してくれて、相談の結果、Neosho County Community Collegeに入学を決めました。学費と寮・食費あわせて年12,000ドルほどです。

―― この後、入学手続や、卒業のための準備、渡航手続などがありますが、この辺りは飛ばして、渡米後のことを聞かせてください。

まず、それらの準備や手続もカウンセラーがきちんと指導・サポートしてくれたことはお伝えしておきます。 実際に入学して、まずは履修登録です。日本で受けていたセミナーの知識がとても役立ちました。 学期が始まってしばらくは、カウンセラーに定期的にメールとSkypeで相談しました。先生とのコミュニケーションのとりかたや、勉強でつまずいたときの対処法などです。

―― 順調なスタートを切れたようですね。

はい。日本での準備がカギだと思います。1年目の取得単位は31単位。GPAは3.6でした。自分で自分を褒めてあげたい気持ちでしたよ。 夏休みに帰国して、研究所で編入に向けたセミナーに参加しました。ここで編入先の大学の希望と、これまでにとった科目と成績、英語テストのスコアなどを確認したうえで、候補となる30校ほどの大学リストをカウンセラーにつくってもらいます。エッセーの指導や、推薦状の手配についてのアドバイスなども受けました。

―― ここからまた志望校選びや書類の準備が始まるのですね。

はい。今回は四年制大学への編入ですから、単位の移行がポイントになります。大学リサーチは、カウンセラーのアドバイスを受けながらやりましたが、確実にカタログを読むスピードは速くなっていました。 再渡米後は、またSkypeやメールでカウンセラーとやりとりしながら出願準備を進めました。

―― その間もいろいろあったのでしょうが、先を急いで、出願校と結果を教えてください。

SUNY Geneseo:合格+奨学金5,000ドル、Northwest Missouri State University:合格+奨学金6,000ドル、Boise State University:合格+奨学金8,000ドル、Juniata College:合格+奨学金26,000ドルです。カウンセラーの交渉で奨学金の額が上がった大学もあります。迷った末、SUNY Geneseoに入学を決めました。

―― 最後に、「進学プログラム」に参加してよかったことは何でしょう。

自分にとって本当に適した留学を実現できたことです。僕一人の力では、情報収集はもちろん、それが自分に適していることの見きわめもむずかしかったでしょう。僕のことをわかってくれる専任のカウンセラーがつねにいるというのは、大きな安心でした。

2+2留学のポイント

2+2(ツープラスツー)とは

アメリカのコミュニティ・カレッジ(公立の二年制大学)に入学し、2年後に四年制大学に3年生として編入する方法を、2+2(ツープラスツー)といいます。 コミュニティ・カレッジのメリットはなんといっても学費が安いことです。とはいえ一般にコミュニティ・カレッジは寮がなく、職業訓練所のようなもので、アメリカ人の学生たちは働きながら通っています。学生の年齢も高く、日本の高校を卒業したばかりの留学生には必ずしも適した学習環境が整っているわけではありません。また「だれでも入れる」ことを理念としているので、カリキュラムのレベルが低い場合も少なくありません。 ただカンザス州やアイオワ州、ワイオミング州などには寮のあるコミュニティ・カレッジがあり、四年制大学へ編入できるだけのカリキュラムも整えています。

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