飛び級の留学

ケーススタディ
飛び級の留学

新しい自分に出会うために
「高認」で同級生よりも早く大学に進学

17歳でアメリカの大学に進学
根岸 悠真さん

―― 留学しようと思ったきっかけを教えてください。

僕はいわゆる「不登校」だったんです。高校には普通に進学したのですが、「いい大学をめざすためだけに勉強する」というやりかたに心がくじけてしまい、高1の3学期には完全に引きこもっていました。1日中、部屋で動画サイトを見るような毎日です。 僕としても、このままじゃまずいという焦りはありました。でも、もう高校には戻りたくなかったんです。僕のことをだれも知らないところに行きたかった。そんな僕を心配した母が「こんなやりかたもあるらしいよ」と教えてくれたのが、飛び級でアメリカの大学に留学するという選択肢でした。

―― それでカウンセリングを受けることになったのですね。

じつは母がすでに一人でカウンセリングを受けていたのです。飛び級で留学できるというのも、そのときに知ったのですね。両親と一緒にカウンセリングを受けたのは、高2の5月です。高2といっても、僕は登校していませんし、留学に対しても乗り気ではありませんでした。 カウンセリングでは、アメリカの大学の教育のありかたを聞いたのが印象に残っています。いろいろな科目をとって、やりたいことを見つけるのがアメリカの大学だと。「そうか、大学に入ってから自分探しをしてもいいんだな」と思えたのが大きかったです。 日本の高認でアメリカの大学に入学できるというのも魅力でしたが、留学する・しないは別として、高認を受けること自体はマイナスにならないし、とりあえず自分のペースで準備を進めてみようということになりました。あとで考えると、どんなかたちであれ「動き出す」きっかけを僕自身が待っていたのでしょうね。

―― 進学プログラムがスタートしたのは?

6月にスタートし、それから週に2回は研究所に通いました。担当のカウンセラーとの1対1のやりとりで準備を進めていくので、周りの目を気にしなくていいのがよかったです。

―― 高認は8月に受けたのですか?

はい。エッセーの準備や大学リサーチと併行して、高認に向けた自習もしました。高校には行っていませんし、部活もバイトもやってないので、時間はたっぷりあったんです。受けた科目は、英語・国語・数学・世界史・生物・地理・倫理です。現代社会は高1のときにとっていたので免除されました。カウンセラーは「11月にも受けられるから無理して8月に結果を出さなくていいよ」と言ってくれたのですが、力を出し切りました。成績はとりあえずAとBだけだったのでひと安心です。

―― 高認はむずかしいと思いましたか?

中学校から高1までの教科書をきちんと復習すれば、それほどむずかしくないと思います。科目数が多いのでちょっとたいへんですが、2回に分けて受けてもいいので、そんなにハードルの高い試験ではありません。

――志望校選びはどうしましたか?

まずセミナーに参加するのですが、かなり迷いました。出たくないというのが正直なところです。「カタログの読みかた」のセミナーにだけは参加するようにカウンセラーに強く勧められて、しぶしぶ参加しました。まず自己紹介をするのですが、これがイヤでたまらなかった。いろんな人がいるんだなぁとは思いましたけど。やりたいこともビジネス、アート、ダンスとかみんなバラバラで。そんなことを繰り返していくうちに、何となく友だちみたいな子もできて、「今度このセミナーに一緒に出よう」と誘ってくれたりして、知らないうちにセミナーに出るのが苦痛でなくなっていました。 志望校は、規模が小さくて、学生へのサポートが手厚くて、幅広いことを学べて、キャンパスがフレンドリーで、田舎にあって、費用がそれなりに安い、という僕のわがままな希望をベースに、20校ほどの大学リストをカウンセラーにつくってもらって、そこからスタートしました。

―― エッセーはどうしましたか?

やっぱり「どうして高校に行かなくなったのか」というのは大きなポイントでした。カウンセラーには、「失敗したことやつまずいたことでも、素直に書いてごらん」と言われましたが、そう簡単には書けません。でも自分の過去とだんだん向き合えるようになって、書くことで気持ちがラクになっていきました。

―― 推薦状はどうでしょう?

高1のときに唯一、仲のよかった先生がいたので、その先生にお願いすることは決まったのですが、もう一人がどうしても思いつきません。やっぱりカウンセラーと話しながらこれまでの人間関係を振り返って、個人で習字を教えてくれていた先生のことを思い出して、お願いすることになりました。高校の先生にはアカデミックな観点から、習字の先生には性格的な視点から推薦文を書いていただきました。

――「飛び級」に不安はありませんでしたか?

じつは8月から9月にかけて、志望校選びや書類作成が順調に進みまして、高認もパスしたので、翌年の1月入学をめざすことになったのです。普通であれば、高2の3学期が始まるタイミングです。そんなに急ぐ必要もないのではと迷いましたが、短期集中とはいえそれなりに時間をかけて留学の準備をしてきましたから、カウンセラーや親ともよく相談して、決断しました。 エッセーも、「不登校から飛び級へ」、つまりネガティブからポジティブへの転換というテーマで書くことにして、厳しい環境に身を置いて自分を成長させたいという思いをアピールしました。

―― 1月入学というと、出願はいつごろですか?

10月です。カウンセラーに何度も相談して、Benedictine College、Muskingum University、Hesston College、Hannibal-LaGrange University、Fontbonne Universityの5校に絞り込んで出願しました。

―― 英語はどうだったのでしょう?

9月に受けたIELTS™が4.5です。これが足を引っ張るかと心配しましたが、カウンセラーがいろいろと交渉してくれたみたいです。出願校のうちHannibal-LaGrange UniversityとはSkypeで面接がありまして、その前にネイティブのスタッフと面接の練習を重ねました。

―― 結果はどうでしたか?

Benedictine College:合格+奨学金10,000ドル、Muskingum University:合格+奨学金12,000ドル、Hesston College:合格+奨学金18,000ドル、Hannibal-LaGrange University:合格+奨学金10,000ドル、Fontbonne University:合格です。

―― すばらしい。全校合格ですね。

はい。しかもBenedictine Collegeは、カウンセラーが交渉してくれて奨学金が15,000ドルになりました。これに加えて、環境がよくて、カリキュラムが多彩なので、Benedictine Collegeへの入学を決めました。将来やりたいことを見つけ出すのにいろいろな科目をとりたかったので。

―― この「進学プログラム」に参加してよかったことは?

未来がまったく見えないときに、大学進学という大きな可能性をもらえたことです。アメリカの大学についていけるか不安がありましたが、事前にサバイバルスキルを学べたのもよかったです。カウンセラーがとても経験豊富で、親へのケアも行き届いていたので、親子ともども安心して任せられました。

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飛び級留学のポイント

16歳でもアメリカの大学に入学できる

アメリカでは、「飛び級」で大学に入学するのは決してめずらしいことではありません。 日本人留学生も、高等学校卒業程度認定試験(高認)に合格すればアメリカの大学に入学できます。年齢に制限はありませんので、16歳・17歳でも大丈夫ですし、逆に高年齢でもかまいません。日本の学歴が中卒であっても、高校中退であっても、まったく問題ありません。 高認はむずかしい試験だと思われがちですが、中学校で学んだことをきちんと復習すれば、それほど厳しい試験ではありません。高認対策の塾や予備校もあります。 本プログラムでは、日本の高認がどのような試験なのか、アメリカの大学にきちんと説明します。アメリカにもGEDという高認に似た試験があるので、アメリカの大学も理解してくれます。

不登校が不利になることはない

不登校で、勉強の習慣がついていないことを心配する人もいますが、「アメリカ進学プログラム」では、アメリカの大学についていけるように事前の準備を徹底しますので、スムーズに留学生活をスタートできます。また志望校選びにあたっては、学習サポートがしっかり整っている大学を探すこともできます。日本の高校を卒業していないことが不利になることはありません。 いまや不登校は決してめずらしいものではありません。日本の高校を中退したからといって、道が閉ざされるわけでもありません。さまざまな進路・さまざまな生きかたがあるべき時代です。そもそも「留学」とは「他人とは違う生きかたを選ぶこと」だともいえます。 留学を進路の選択肢として考えてみようと思うかたは、まずはカウンセリングをお受けください。

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アメリカ留学に関する進路指導と情報発信を続けて45年。栄 陽子留学研究所について