大学院留学

ケーススタディ
大学院留学

社会に出る自信がない
アメリカの大学院でもっと自分を高めたい

日本の大学からアメリカの大学院に進学
斎藤 美咲さん

―― どうして大学院留学を思い立ったのでしょうか?

日本の大学生活は順調で、就活も好調でした。出版社や旅行会社から内定をもらったのですが、ふと、「このままでいいのだろうか?」という疑問が湧いたのです。大学のゼミで「メディアと社会」「メディア論」「コミュニケーション」といった科目をとっていて、PRの仕事に興味があったのですが、社会に出るには、もっと知識をつけなければならないのではないかと思うと、急に社会に出るのが怖くなってしまいました。 就職か大学院進学かで迷ったのですが、英語には興味があったので、試しにTOEFL®テストを受けたら70でした。ひょっとして「留学」という選択肢があるのかも? と思ったのが、まぁ、きっかけということになります。そんなに明確な目的があったわけではありません。

―― カウンセリングを受けたのはいつですか?

大学4年生の夏休みに、一人で受けました。大学の成績・英語ともにまずまずなので、その点では大学院に留学することに問題のないことを聞いて安心しました。またアメリカの大学院の課程には、コミュニケーションを専攻してPRを重点的に学ぶようなカリキュラムがあることも知り、留学したいという気持ちが強くなりました。 ただ問題は予算です。親と相談するように奨められて、2回目のカウンセリングは親と一緒に受けました。だいたいの予算を確認し、アメリカの大学院は単位制なので、2年ではなく1.5年で修士号をとれる(それだけ節約できる)修士課程もあることを知りましたが、そのときすでに日本の会社から内定をもらっていたので、親と栄先生も含めて激しい議論になってしまいました。 家に帰ってあらためて親に自分の気持ちを正直に伝えて、ようやく納得してもらうことができました。

―― 進学プログラムがスタートしたのは?

夏休み明け、9月になってです。以降、週に1回は研究所に通いました。 まずは希望専攻(コミュニケーション、広報(PR))、これまでの履修科目、GPA(全科目/専攻科目)、予算などをもとに、20校ほどの大学院リストをカウンセラーにつくってもらいます。このリストは、異なる二つの難易度のグループに分類されていました。 そして、その20校のカリキュラム(単位の規定、必修科目の数と内容、選択科目の数・種類・内容)を、各大学院のWEBサイトで調べていきます。調べかたのポイントはカウンセラーに指導してもらい、わからない・見つからない情報は、カウンセラーと一緒に調べて一つひとつ解決しました。

―― エッセーはどうしましか?

これは予想以上に「たいへんな」作業でした。まず、ゴール(仕事であれ学業であれ)を明確にするために、「どういう立場で、何を、何のために、どのように成し遂げたいのか」、これを1文で表現するようにカウンセラーに求められます。この時点で戸惑ってしまいました。 自分に何が足りないのか、逆にどんな知識や経験を得てきたのか、またそういったことと大学院留学の動機がどのように結びつくのか、とことんカウンセラーに突っ込まれました。

―― エッセーの分量は?

最終的には500~1,000単語のものに仕上げることになりますが、そこに至るまでカウンセラーと何度もやりとりし、書いては直すことを繰り返しました。 これまでたくさんのエッセーを読んできたカウンセラーの指導のおかげで、アイデアに過ぎなかったもの、要素の寄せ集めにすぎなかったものが、ストーリーとして展開したものに仕上がっていきました。最後は、出願大学院ごとに、内容をアレンジ。出願ギリギリまでこの作業が続きました。

―― いわゆる「アカデミック・バックグラウンド」についてはどうですか?

GPAは3.5でしたが、WESに査定された場合のGPAを想定すると、ちょっと上がる見込みでした。さらに4年生の後期に日本の大学で履修すべき科目のアドバイスを受けて、アメリカの大学院で学ぶにあたってのバックグラウンドを強化します。カウンセラーいわく、「出願時には成績が出ていなくても『履修中』としてアピールできる」とのこと。

―― ほかにも提出書類がありますね。

はい。まずレジメ(経歴書)です。サンプルをカウンセラーからもらって書き始めるのですが、なかなか書けません。やっぱり自分をアピールすることに慣れていないのですね。カウンセラーと何度もやりとりを重ね、自分を掘り起こしていきながら、作成していきました。でもそういう作業を繰り返していくうちに、不思議と自分の「魅力」とでもいうべきものがだんだん輪郭をとりはじめていくのです。この作業自体がスリリングな経験でした。ほかにライティングサンプルも用意しました。

―― 推薦状はどうしましたか?

大学の先生3人にお願いしました。人選はカウンセラーのアドバイスに従いました。 オンラインで提出する場合、アメリカの大学院から直接、推薦者にメールが届くので、そのプロセスをカウンセラーに詳しく教えてもらい、先生にあらかじめ伝えておきました。この辺りのサポートはきめ細かくて助かりました。大学院によっては書いてもらうフォーマットが異なるので、カウンセラーと一緒にていねいにチェックしました。日本語で書いていただいた推薦状は研究所で英訳してもらいました。

―― いよいよ出願ですね。

はい。この時点でGRE®は、Verbalが145、Mathが158、Writingは3.5でした。TOEFL®スコアは、出願後ですが、90まで伸ばしました。1月初旬から3月にかけて、Boston University、George Washington University、Emerson College、George Mason University、SUNY Buffalo、Seton Hall University、Eastern Michigan Universityの7校に願書を出しました。1月は卒論もあったのでたいへんでしたが、よくここまで来たなと感慨深かったです。 出願後は、書類がきちんと大学院に届いて審査に入っていることを、カウンセラーと一緒にオンラインで確認しました。審査が滞っている場合は、ボストンのオフィスから電話してもらうこともありました。

―― 気になる結果は?

Boston University:不合格、George Washington University:不合格、Emerson College:合格、George Mason University:合格、SUNY Buffalo:不合格、Seton Hall University:合格、Eastern Michigan University:合格、以上です。BUとGeorge Washingtonはチャレンジ校でしたから、結果には納得しています。 入学校はEmersonかGeorge Masonかで悩みましたが、ロケーションがいいこと、コミュニケーションの分野に強いこと、1.5年で修士課程を終えられるかもしれないことなどの理由で、Emerson Collegeへの入学を決めました。

―― この「進学プログラム」に参加してよかったことを教えてください。

つねに、タイムリーかつ的確なアドバイスをもらえたことです。いつまでに何をすればいいのか、それが明確なので、迷ったり遠回りせずに済みました。それとカウンセラーの指導が、高い専門性と豊かな経験に裏打ちされていたので、とても安心して任せられたのもよかったです。まさに大学院出願のエキスパートです。日本の大学生活も、卒業まで充実したものでした。

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大学院留学のポイント

専門性の高い分野は大学院で学ぶ

アメリカでは、医学や法学などの専門性の高い分野は大学院でしか学べません。獣医学や公衆衛生学、行政学などもそうです。 今後、ITやロボット、生命科学や宇宙工学など、さまざまな先端分野で大学院の重要性は増していくでしょう。先端分野の人材育成は、日本よりもアメリカの大学院のほうがはるかに進んでいますので、その理由から大学院留学をめざす人も増えています。 アメリカの大学院で学べる分野は700以上にのぼるといわれています。この選択肢の幅広さは、大学院留学の一つの魅力といえるでしょう。また最近は、卒業までずっとキャンパスにいるのではなく、足りない単位は帰国してオンラインで履修するなど、学びかたも留学期間も多様化しています。

大学院に留学できる条件とは?

日本の大学を卒業していれば、アメリカの大学院に出願できます。年齢は問われません。ただし、大学の成績がよいこと、希望する分野の科目をいくつか履修していること、あるいはその分野の社会経験があること、などが求められます。 アメリカで大学院に進学する人は

1.学習意欲が高い人
2.キャリアゴールが明確な人
3.とりあえずもう少し学生でいようという人

の3つのタイプに分かれます。必ずしも明確な目的をもつ人ばかりが大学院に進学するわけではありません。年齢もさまざまです。 人生100年の時代、ゆっくり長く勉学を続けるのもいいかもしれません。

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アメリカ留学に関する進路指導と情報発信を続けて45年。栄 陽子留学研究所について