高校留学

ケーススタディ
高校留学

あのくやしさをバネに ――
自分を見返すために高校留学にチャレンジ

日本の中学校からアメリカの高校に進学
工藤 玲来さん

―― 留学しようと思ったきっかけは?

中2の夏休みにオーストラリアにホームステイしたことがあって、そのとき英語を全然しゃべれなかったことがショックで。それと、高校に進学するとすぐに大学受験に向けて準備が始まることに違和感を抱いて、部活のテニス以外では、日本の学校生活がつまらなくなってしまったんです。オーストラリアでのくやしさを思い出して、いままでの自分を見返してやろうと思って、「よし! 留学しよう!」と。

―― カウンセリングを受けたのはいつごろですか?

中3のゴールデンウィークです。そこでアメリカのボーディングスクール(寮制の高校)の現実を知らされました。規則がすごく厳しいとか(「修道院みたいよ」と栄先生に言われました)、山の中にキャンパスがあって、周りに何もないとか。キャンパスの写真を見て、森の中で迷子になりそうだと思って、もう泣きそうでした(笑)。 でも、褒めて育てる、個人ベースの指導をしてくれる、自分の意見が尊重される、といった魅力には惹かれました。日本の学校とは違うなぁと。私が求めている環境がそこにあるという直感がありました。両親も応援してくれるというので、やってやる! という気持ちになりました。

―― そして進学プログラムのスタートですね。

中3の1学期が終わるころにスタートしました。カウンセラーに渡米までのプロセスをひと通り教えてもらい、「いまは充実した中学校生活を送りなさい」とアドバイスされました。いい成績をとり、部活も精一杯やるように、と。えっそれでいいの? という感じでしたが、夏休みになると、週に1回は研究所に通うようになりました。お盆明けの1週間は毎日、朝から晩までぶっ続けで通い詰めました。

―― それで何をするのですか?

やることは一杯あります。まずはエッセーの準備。「自分の意見を書く」なんてしたことがないからたいへんでした。「みんな最初は書けないから心配しないように」とカウンセラーは言ってくれましたが。 それからアメリカの高校の仕組み(1日・1週間・1学期・1年のスケジュール、卒業までのカリキュラム、授業のスタイル、予習中心の宿題、寮生活、スタディホールなど)を学びます。WEBサイトやカタログの読みかたも習いました。 そして私の英語力や成績、希望などをもとに15校ほどの学校リストをもらいます。これらの学校のWEBサイトを読んで、志望校を絞り込んでいくになります。といってもWEBサイトはすべて英語で書かれていますから、最初は写真ばっかり見ていました。

―― セミナーにも参加しましたか?

はい。夏休みはセミナーにもたくさん参加しました。高校留学を志す子だけでなく、大学留学をめざす先輩たちとも知り合い、「留学の同志」ができたことで、やる気が高まりました。

―― 怒涛の夏休みですね。それからどうしましたか?

夏休みが終わったころには、何となく留学の知識が身についた感じがしました。全体的なイメージがつかめるようになったというか。 2学期になっても、基本的には日本の中学校生活を充実させることを続けました。中間・期末テストでいい成績をとるようにカウンセラーからも何度も言われましたし、部活のテニスもがんばりました。 また、担任・英語・数学の先生に推薦状をお願いしました。厳しい校風だったので、先生にはちょっと渋られたのですが、カウンセラーからお願いのポイントをアドバイスしてもらって何とか11月までに書いてもらい、研究所で翻訳してもらいました。 親が書く書類もあって、これもカウンセラーから親に書きかたを指示してもらいます。 火・金曜日は学校が早く終わったので、放課後に研究所に来て、エッセーの書き直しをしたり、志望校の絞り込みをしたりしました。学校生活と留学準備との両立はたいへんでしたが、メリハリができてかえってよかったとも思います。

―― 英語はどうでしたか?

TOEFL®JuniorテストとSSAT®の練習問題をやりましたが、それで英語ができるようになった実感はありませんでした。カウンセラーからは、むしろ学校の中間・期末テストと部活をがんばるように言われたと思います。あんまり英語のことを言われた記憶がありません。ただ、セミナーに参加したり、高校のWEBサイトやカタログを読むうちに、自然と用語を覚えていった気はします。 10月にはTABS(アメリカ寮制高校協会)のフェアが東京であったので、カウンセラーからの奨めもあって、参加しました。アメリカの高校が身近に感じられてよかったです。

―― そろそろ出願ですね。

冬休みになって、エッセーもどうにか書き上げました。カウンセラーと一緒に願書をつくって、その他の書類もすべてチェックして、年明けに出願しました。 Lawrence Academy、Wilbraham & Monson Academy、Tilton School、St. Margaret’s Schoolの4校です。

―― 出願後はどうしましたか?

ホッと息をつく間もなく、さっそく、栄のボストンのスタッフとSkypeで面接の練習が始まりました。2月になって、各出願校と、やっぱりSkypeで面接します。日時のアレンジはすべてカウンセラーにしてもらいました。St. Margaret’sとはTABSのフェアでも会っていたのでスムーズに進みましたね。「IQより愛嬌」で勝負しようと決めて、とにかく明るく振る舞いました。

―― 結果はいかがでしたか?

3月10日前後に合否が出ました。 Lawrence Academy:補欠&9年生(日本でいう中3)として合格、Wilbraham & Monson Academy:9年生として合格、Tilton School:合格、St. Margaret’s School:合格です。 このうちWilbraham & Monsonは、カウンセラーが交渉してくれて、10年生として入学できることになりました。 Tiltonからはテニスのコーチからも「歓迎するよ!」といった内容のメールが届いて迷ったのですが、Wilbraham & Monson Academyに入学を決めました。 留学エージェントによっては、9年生として出願するのが当たり前のようです。そのほうが合格率が高まるそうですが、私は学年をダブるのはイヤだったので、10年生で入学できてよかったです。

―― この「進学プログラム」に参加してよかったことは?

まず、納得のいく志望校選びができたこと。まったく手がかりがないところからのスタートでしたから。それからカウンセラーが入学に向けて交渉までしてくれたこと。長くアメリカに住んでいる知人が、「高校が不合格になってしまい、どうしていいかわからない」と困っていたことを思い出しました。 また「合格したら終わり」ではなくて、アメリカの高校の授業についていくための指導も徹底していたこと。そのおかげで留学生活のスタートをスムーズにきれました。 カウンセラーがとても優しくて、辛抱強く、私との二人三脚に付き合ってくれたのも嬉しいことでした。研究所の雰囲気も明るくて、みんな和気あいあいとして居心地がよく、研究所に行くのが楽しみでしたよ。

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高校留学のポイント

高校留学のタイミングとその後の進路

日本の中学校を3月に卒業して、その年の9月にアメリカの高校の10年生(日本の高1)として入学するのが最も一般的な高校留学です。 アメリカの小中高は6・3・3制よりも6・2・4制あるいは8・4制が多く、高校は基本的に四年制です。アメリカの高校1年生は「9年生」ということになり、日本の中学3年生にあたりますが、日本から留学する場合は、やはり義務教育を終えてから、つまり日本の中学校を卒業してから、10年生としてアメリカの高校に入学するのが自然な留学のありかたです。12年生を終えると卒業です。 ボーディングスクールはいずれも大学進学校ですから、進路指導はとても行き届いています。卒業後は、アメリカの大学に進学することもできますし、日本の大学に進学することもできます。

留学するのは「寮制の高校」です

卒業を目的としてアメリカの高校に留学する場合、留学先は「ボーディングスクール」と呼ばれる寮制の高校です。ボーディングスクールは、雄大な自然に抱かれた美しいキャンパスをかまえ、先生と生徒たちが生活を共にし、力を合わせて理想の教育環境づくりに努めています。 授業は10年前後の少人数で行われ、個々の意見や発想が尊重されます。放課後はスポーツに汗を流し、夜はたっぷり自習時間が与えられます。行事もたくさんあって、つねに感性が刺激されます。キャンパス内の治安・衛生の管理はもちろん万全です。 日々の生活を通じて、学力をつけ、個性を磨き、協調力やコミュニケーション力を伸ばし、リーダーとしての自覚を養い、自分らしく生きていく自信を身につけるのが、ボーディングスクールの教育です。

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アメリカ留学に関する進路指導と情報発信を続けて45年。栄 陽子留学研究所について