リベラルアーツ×アメリカ英語×あこがれ。留学先としてアメリカを選んだ理由

みなさんこんにちは。ケンタッキー州のCentre Collegeに留学した鈴嶋克太です。

僕が留学先としてアメリカを選んだ一番大きな理由は、「留学したい」という思いが表面化する以前から「リベラルアーツ」というものに興味があり、それが通奏低音のように流れていたからだと思います。というのも、6歳年上の僕の姉が日本のリベラルアーツ系の大学に通っていたので、留学を思い立つ以前からそれがどんなものかは知っていました。

Centre Collegeのキャンパス
Centre Collegeのキャンパス
学舎と寮が隣り合っている

アメリカの大学を選んだ理由① 「広く浅く」をやりたかった

第1回の記事で書いたように、僕が留学を思い立ったのは、ボランティア・プログラムでネパールを訪れていたときのことです。

ネパールは、アジアの中で最も貧しい国の1つに数えられ、日本との経済格差は歴然としています。それだけでなく、ネパール国内でも首都カトマンズとそれ以外の地域の経済格差は想像を絶するものでした。

貧しい地域は、気候変動や異常気象の影響に対しても脆弱です。実際、僕がネパールを訪れた7月は現地の雨期にあたり、「大雨で山間部に向かう道路が寸断された」「大雨で少女が用水路に流された」というニュースを見聞きしていました。

そういう現状を目にして、「いったいどうすれば、こういった格差や貧困はなくなるのだろう」と悶々としているうちに、「おそらく、ネパールの政治、文化、社会的な要素、グローバルな経済制度、気候変動といったさまざまな要因によって、格差や貧困が助長されているのだろうな」「金銭的・物理的な支援だけじゃなくて、政治や経済、気候変動といった根本的なところを改善しないと、格差や貧困は解消できないだろうな」と考えるようになりました。

そして、ネパールに滞在期間中に、「いまの自分に必要なのは、いろんな分野の考えかたを広く浅く勉強することだ」という思いが湧いてきました。実際に、コモンアプリケーション(アメリカの900校以上の大学に共通して使える願書)に書くエッセーでは、以上のような考えを書きました。

下は、大学での天体観測のときの写真です。僕の専攻は国際関係でしたが、科学史の授業では先生の自宅の牧草地で天体観測実習がありました。

天体観測

天体観測

そして下の写真が、大学の近くの自然保護区。生物と化学の先生と一緒に、大学の近くの自然保護区に自然観察に出かけたときのものです。こういった学際性こそ、リベラルアーツの魅力ですね。

自然観察

アメリカの大学を選んだ理由② 「アメリカ英語」のほうが好みだったから

ネパール訪問時に問題意識をもったのは、先進国・途上国間の経済格差ですが、それ以前から気候変動のような地球環境問題にも関心がありました。

こういった地球規模のトピックは、情報量も英語のほうが多く、海外の人と連携して仕事することが必要なので、「英語で発信する(話す・書く)スキル」は必須です。実際、現在の職場は東京の環境NGOですが、英語は本当に役立っています。

前回の記事では、「英語で発信する(話す・書く)スキル」が必要だと感じたことが、留学を思い立つきっかけになったと書きました。

では、どこに留学するか?

「英語圏の国」で思いつくのはアメリカ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、カナダ、シンガポール、インドあたりです。

大学に留学するのですから、「主要な大学ランキングで上位を占める国であるアメリカかイギリスに留学したい」。では、「どちらかにするか」といえば、僕は断然アメリカを選びました。

なぜかというと、僕は高校のとき以来、アメリカ英語に馴染んでいたからです。

僕が通った高校には、アメリカ英語の発音指導にとても熱心な先生がいて、その発音指導を受けることができました。おかげで、知識ゼロから始めたにもかかわらず、高校1年の夏休みの段階で、発音だけはアメリカ人並みになったと自負しています。いま考えるととても幸運でした。

後で知ったのですが、ほとんどの高校では発音の指導などしていないらしいです。おかげさまで、アメリカ留学中も、語いや話すスピードはともかく、「発音が違うばっかりに、言いたいことが伝わらない」なんてことは1度もありませんでした。

そのようなわけで、高校時代にアメリカ英語をしっかり勉強しているので、イギリス英語がまったく違う言語に聞こえてしまうようになり、苦手意識さえありました。「食わず嫌い」ならぬ「行かず嫌い」です。留学するにしても、「イギリスでの生活は厳しいだろうな」と思っていました。

アメリカの大学を選んだ理由③ 何となく「人生に一度はアメリカ」という憧れがあったから

アメリカという国に何となくあこがれがあったのも、理由の1つかもしれません。

たとえば、僕は中学校まで野球をやっていて、いまは全然やっていませんが、それでも好きなスポーツを聞かれれば、迷わず「野球」と答えます。

メジャーリーグで活躍する日本人選手に密着したドキュメンタリー番組をよく見ていました。日本で注目を浴びる選手がこぞってめざすアメリカとは、いったいどんな国なのだろうと、気になっていたものです。ベースボール発祥の地でプレーする華々しさや喜びの裏で、人知れぬ苦しみや孤独感を抱えながら努力する姿に、「かっこいいなぁ」とあこがれていました。

また、美術や音楽、舞台作品といった芸術面でも、「日本では出会えないようなものがアメリカにはたくさんあるだろうなぁ」とあこがれていました。

留学中、時期や場所の都合で、日本人選手が出る野球の試合を見ることは叶いませんでしたが、芸術面では期待していたものを見ることができましたね。

まとめ

前回の記事で書いたように、僕が留学を思い立ったのは、ネパールのゲストハウスの一室でした。

そこで、ふと「大学留学 アメリカ」と検索してたどり着いたのが、栄 陽子留学研究所のHPでした。そこには、前から気になっていた「リベラルアーツ」がアメリカ特有のものであることも書いてあるではないですか! ビビビッという胸の高鳴りを抑えることができませんでした(笑)。

鈴嶋克太さんの記事一覧

・第1回 「自分は何をして生きていくのか?」 悩んだ末の「留学」という決断

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