コロラド州の大学トレンド

今年に入って、コロラド州で大麻が合法化されたことは大きな話題となりました。

それで「コロラド州の大学の人気沸騰か!?」みたいなことが取り沙汰されるわけですが、州の経済を活性させるというのが大麻合法化の一つの目的だったので、この州の大学の人気が高まる(特に州外からの学生が増える)ということは、よい効果として期待されていいという見方もあります。

さて2014年の出願状況を見てみますと、University of Colorado、The Colorado Collegeともにじつに「30%増」ということで、やっぱり効果があったのか、と思わせるほどの増加なのですが、大学側は出願者の増加と大麻合法化の関係を否定しています。

それもそのはずで、そもそも「大麻が吸えるから」という理由で大学を選ぶというのは、あまりに不埒に過ぎるでしょう。

大学のキャンパス内では大麻の所持は禁止されていますし、The Colorado Collegeの位置するコロラドスプリングス市では、大麻の販売を禁止しています。

そしてNCAAではスポーツ選手に大麻の使用を禁止していることも忘れてはいけません。

それでも30%も出願者が増えてしまったのですから、コロラド州の大学は、大麻合法化との無関係を訴えることにけっこう苦心しているようです。


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