留学体験談:名門リベラルアーツを優秀な成績で卒業(3)
みなさんこんにちは!
今回のブログは、名門リベラルアーツのGrinnell Collegeに留学して優秀な成績で卒業したこうたくんの留学体験談の第3回(最終回)をお届けします。まずは就職活動についてお話をうかがいました(第2回の記事はこちら)。
留学生の就職活動
Q. こうたくんは、卒業後は日本で就職することを決めたそうですね。アメリカに残らなかった理由と、帰国後に就職活動をどのように進めたのかを教えてください。
A. まずは日本で働いて、社会人としての基礎をしっかりと身につけようと考えました。また、アメリカで学んできたことを日本に戻って活かしたいという思いが強かったことも、日本での就職を決めた理由の一つです。ただ、ゆくゆくはアメリカに戻って働くことも視野に入れています。
Grinnell College Mears Cottage, photo by Aureliusxv, Wikipedia Commons
ボストン・キャリアフォーラム
Q. 就職活動はアメリカにいながら進めたのですか。
A. そうですね。就職活動は、ボスキャリ(※)を通じてしか行いませんでした。まず下見を兼ねて、3年生のときに初めて参加しました。インターンシップを見つけることも目的でした。4年生の秋に再び参加し、そこでいま働いている会社から内定をいただきました。
(※)ボスキャリ:ボストン・キャリアフォーラム:ディスコインターナショナル社が主催する、ボストンで開かれる世界最大の日英バイリンガル就職イベント。毎年11月初旬に開かれる。200社以上の企業が参加。
Q. ボスキャリはどういうスケジュールだったのでしょうか。
A. 金・土・日曜日の3日間あるのですが、おもに金・土が勝負になります。事前にエントリーをしていて、書類選考に受かった会社とは、金曜日に第一次面接があります。エントリー自体は9月からできますので、その頃から情報収集や、履歴書の作成を行っていきました。大学の勉強との両立は大変でしたが、合い間を見つけて進めていきました。
実際の面接の前に電話面接があったりウェブテストがあったりするところもあります。私の場合はボスキャリ中に内定一歩手前まで進み、その年の冬休みに日本に帰国し、日本で面接を行い、内定につながりました。
仕事に活きる留学経験
Q. 数ある内定先から、いまの会社を選んだ理由は何でしょうか。
A. 就職先は外資系コンサルティング会社です。小規模の会社ですが、小さいからこそいろいろなな人と深くかかわれると思ってここに決めました。職場には自分のような海外生活経験者が多いので、多様な価値観に触れることはとても刺激になりますね。
Q. 今後はどのような目標がありますか。
A. 5年以内をめどにアメリカの大学院に戻ってMBAをとりたいと思ってはいますが、しばらくコンサルティングでがんばりたいと思っています。
もともとコンサル会社に入ったのも、世の中のいろいろな業界が見られるから、というのも理由の一つでした。実際入ってみて、多種多様な業種と触れる機会が多く、仕事自体も非常に楽しいですし、日々多くのことを学んでいます。
そういう意味では、リベラルアーツ・カレッジに進学した時の気持ちと似ているかもしれないです。最初の2年間はさまざまな教科を幅広くとった上で専攻を決められるアメリカの大学が魅力的に映りました。
大学で培ったことは、仕事をしていく上でも非常に活きています。専攻にした数学で習った専門的な知識を直接的に使う機会はあまりないですが、数学で鍛えられた論理的思考や、考えるプロセス、答えがすぐに出なくても耐える力などはとても役に立っています。
栄 陽子留学研究所の留学サポート
Q. 栄 陽子留学研究所ではどのようなサポートを受けたのでしょうか?
A. 研究所には出願に関するすべてのことを手伝ってもらいました。学校選びやエッセーの添削など、それがなかったら合格していなかったと思います。アメリカ人が好むエッセーの書きかたとか、ノウハウも自分はもっていなかったので、とても助けられました。また出願だけでなく、留学生活全般のアドバイスもしてもらえたので、留学のイメージもつけられました。
何より研究所を通してリベラルアーツ・カレッジの知識を得られたことが大きいです。最初は「大きな大学に行きたい」とか言っていましたが、リベラルアーツの魅力を知ってからは、リベラルアーツ・カレッジ一本に絞って出願していきました。
留学の目的を再認識しながら
出願手続はすごく大変で、すべてのプロセスを終えた後は、これだけがんばれたんだから留学しても大丈夫、という自信につながりました。きっとだれかに「留学しなさい」と言われていたらやっていなかったと思います。「留学したい」いう強い信念があったからこそ大変な作業を乗り越えられたのだと感じます。
アメリカで大変なときも、これ(留学)って、俺が選んだ道だと思うと、踏んばりがきいたんですよね。周りが遊んでいるときに自分が勉強しなければならないときもたくさんあります。だから、なんでアメリカに来たのか、ということを定期的に思い出すようにしていました。自分がどういう目的をもっているかを再認識することによって、ちゃんと踏んばれたし、やらなきゃいけないこともやろう、と思えました。
未来の留学生へのメッセージ
Q. 最後に、これから留学をめざすかたたちに一言アドバイスをください!
A. 大学に行く場合ですが・・・勉強だけしないで、ぜひいろいろなことにチャレンジして能動的に動いていってください!
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