浴衣が大好評! 国際色豊かなアメリカの高校でインターナショナルなイベント

こんにちは、Ayakoです。私はアメリカのマサチューセッツ州にあるMiss Hall’s Schoolという高校に留学しています。

今回の記事では、私が一番好きな学校行事を紹介します。それは毎年冬休み直前に行われるイベントです。

たった1時間ちょっとのイベントですが、びっくりするくらい内容の濃いものです。このイベントでは、世界中の国から留学してきている生徒たちが、全校生徒を前にして、国ごとに、その国の言葉で話し、その国にまつわるダンスや歌、詩、楽器などを披露します。

伝統衣装に身を包む留学生たち
伝統衣装に身を包む留学生たち

20か国から留学生が集まる私の高校

私が留学しているMiss Hall’s School には、約20か国から留学生が来ています。海外出身の先生もいます。私の高校がいかに多様な人種から成り立っているかを実感するのがこのイベントです。

イベントが行われるのが12月のクリスマス前ということもあり、ほとんどの留学生が “Happy Holidays” か “Merry Christmas”をその国の言葉で言います。

浴衣が大好評!

このイベントをより特別なものにするのが、それぞれの国の伝統衣装。ステージの上は華やかで、個性豊かな衣装を着た生徒でいっぱいになります。

私たち日本人留学生は、日本の伝統衣装として浴衣を着ます。本当は着物を着られればいいのですが、着付けから保管まで自分たちでやらないといけないので、着物はむずかしく、浴衣ならお手軽にできます。

私は留学する前に、3,000円くらいの浴衣をオンラインで買って、着る練習を何回かしました。アメリカのどの高校でもこのようなイベントはあると思うので、浴衣は絶対に持っていくべきです! また、浴衣を着るのも簡単ではないので(とくに帯!)、着付けも習っておくといいと思います。朝の8時からイベントが始まるので、いつも時間に追われながら、10分くらいで急いで着替えています。着るのにこんなに時間がかかる伝統衣装は日本の浴衣や着物くらいではないでしょうか。

でも、浴衣は本当に好評で、毎年友だちから「可愛い!」と称賛の嵐です!!

留学1年目は、いろんな人から「一緒に写真を撮ろう!」と言われ、2年目からは「また浴衣着るのー!? 楽しみー! 」とイベントの前からみんなの話題に上がるくらいです。

パフォーマンスも大盛り上がり

イベントでは国名のアルファベット順に呼ばれ、前に出て行きます。自分の名前と、どこの国を代表して、何語を話すかを言い、最後に “Happy New Year” を日本語で「あけましておめでとう」と言います、と発表して、私たちの番は終わりです。

すべての国の挨拶が終わった後はいよいよパフォーマンスです!!

私が一番楽しみな時間です。私たちはパフォーマンスをしたことはないのですが、だいたい10組くらいがパフォーマンスをします。古くから伝わるような本格的な伝統ダンスをしたり、その国の大人から子どもまで知っている楽しい曲を踊ったり、その国の言語で歌うグループもありました。

中には「ダンスを一緒に踊ってみましょう」と参加型のパフォーマンスもあり、けっこう激しめなダンスを浴衣で一生懸命踊りました笑。

今年とくに印象に残ったのは、韓国から来た留学生が姉妹でテコンドーのパフォーマンスをしたことと、中国からの留学生がアニメの主題歌を中国の伝統楽器で披露したことです。

各国の料理も楽しみ

Japanese Katsu
Japanese Katsu

このイベントがみんな大好きなもう1つの理由は、食事です。

イベントがある週の1週間は食事も特別です。いつもは、やっぱりアメリカンフードのホットドッグ、ハンバーガー、フライ、ピザなどがメインですが、この週のランチとディナーは、世界各国からのメニューで構成されます。

1か月前くらいにキッチンスタッフにつくってほしいメニューを提出します。私は、親子丼や唐揚げを提出しましたが、けっきょくつくってもらえず(材料をそろえるのがむずかしかったのかな?)、去年と同じく、今年もカツとワサビドレッシングのサラダでした。カツはチキンカツ(宗教上、豚肉が食べられない人も多いのが理由だと思います)。これはカツというより、フライドチキンなのでは?! と思いましたが、とんかつソースは、日本で食べるソースと一緒でおいしかったので、よかったです。

私が一番好きだったのは、ベトナムのフォーです。ベトナムの友だちも美味しいと言うくらい、本格的な味でした。

ほかにも食べたことがないようなデザートを食べたり、その国特有の食べかたを体験できるので楽しいです。毎日、ダイニングホールには長蛇の列ができます。

いつもは1つの料理を食べる私ですが、この週だけは1つに絞ることなんてできないので、みんなですべての料理を持ってきて、一緒に座っている友だちたちとシェアしながら、なるべく多くの料理を体験できるように工夫します笑。

ベトナムのフォー
ベトナムのフォー

本当は月に1回くらいこのイベントをやってほしいと思うくらいです。こうやって、実際に見て、体験して、食べて、やっとその文化を理解できたり、新しい発見があったりするのだと思います。

(第17回終わり。第18回に続く

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