留学体験談:ボストンで充実した1か月を過ごして
こんにちは。2020年の1月から、栄 陽子留学研究所を通じてアメリカの大学に留学しているフローレス真留巨(フローレス・マルコ)と申します。こんな名前ですが純日本人です。社会人を経て留学を決意しました。英語力は並以下です。
今回、大学での生活に先立ってボストンに1か月ほどホームステイしてみて感じたことを書いてみたいと思います。これから留学するかた、留学しようと思っているかたの参考になれば幸いです。
冬のボストンは寒い!
まず、冬のボストンですが寒いです。普通に寒いです。
12月・1月の気温は年にもよるみたいですが摂氏0度前後。僕が体験した最低気温は-14度(体感では-20度)で、さすがにこの日は寒すぎて、駅まで歩いている最中に身の危険を感じました。
寒いのが大の苦手の僕は、ボストンに到着してから毎日「最悪」という言葉が頭の中にありました。ただ人間とは不思議なもので2週間もすると慣れてしまい、気温2度で「今日は暖かいな~」と感じるようになりました。ですから寒いのが苦手なかたもなんとかなります。もちろん、防寒対策はしっかりしておいたほうがいいです。
さらに空気が非常に乾燥しています。氷結防止のため道路に塩素剤を散布しており、建物内ではつねに暖房がフルで入っています。のど飴や小型の加湿器など、乾燥対策もしっかりしておくといいと思います。
楽しかった英語プログラム
次に、栄 陽子留学研究所のボストンオフィスが主催する英語プログラムについてお話しします。個人的な感想ですが、とても楽しかったです。
このプログラムは、初日にスタッフから簡単な説明を受け、テストを行いレベルごとのクラスに振り分けられます。そして次の日から授業です。
僕のクラスは中国、ブラジル、台湾、コロンビア、セネガル、韓国のかたがいました。最初は緊張しましたが、先生も他の生徒さんもやさしく接してくれたのですぐに慣れることができました。
ここで、この記事を読んでくださっているかたの中で、シャイなかた、英語にまったく自信がないかた、海外の友だちをつくりたいかたに3つのアドバイスです。鵜呑みにせず、あくまでも参考程度にしてください。
アドバイス1 他の生徒さんの名前を覚える
時差ぼけや緊張で何も頭に入ってこないときでも、まず他の生徒さんの名前だけは覚えましょう。
授業中に何回かは他の生徒さんの名前を聞く機会があるので、それをカタカナでもなんでもいいのでその人の特徴とともにノートに記載しておく。そしてがんばって覚える。覚えたら次の日の朝でもすれ違ったときに挨拶とともにその人の名前を言う。
大抵の人は自分のことを覚えてくれていることに喜びを感じます。海外のかたはとくにそうみたいで、積極的に話しかけてきてくれたり、隣に座ったりしてくれます。後は辞書やスマホを使ってコミュニケーションをとりましょう。
アドバイス2 とにかく話す
沈黙が悪いわけではないですが、思い切って日本語を混ぜながらでもいいので声に出してみましょう。そうすると先生も他の生徒さんも、その中から自分の知っているワードを探し出してたくさんの助け舟を出してくれます。
よくよく聞いていると、他の生徒さんもわからない場合は自身の母語を織り交ぜながら自信満々に英語? を話しているのがわかります(笑)。
アドバイス3 ジェスチャーを多用する
先生方は母語が異なる生徒さんたちに理解してもらうためにジェスチャーを多用します。さすが先生だけあってとてもわかりやすいです。私たちの下手なジェスチャーでも大抵のことは理解してくれます。
先生によってはジェスチャーで隠された単語を当てよう的なゲームをしてくれます。理解できた場合はうなずいてみたり、理解できなかった場合は首をかしげてみたりと、いろいろやってみるのもありです。せっかくの留学ですから思い切ってチャレンジするといい結果が生まれると思います。
また、栄ボストンスタッフのステファニーさんが行ってくれた大学授業のためのリサーチペーパー(レポート)講座がとてもよかったです。自分の興味のあるものをリサーチして記事にまとめ、最終的にみんなの前でプレゼンテーション(もちろん英語で)するというものですが、大学に行っていきなりリサーチペーパーをするのは正直厳しいと感じていたので、すごくいい練習ができました。僕のプレゼンはボロボロでしたが・・・(笑)。
あてにならない? ボストンの公共交通機関
全体的には楽しい生活でしたが、少し気まずいと思ったことがありました。
それは遅刻です。
最初の説明時に5~10分の遅刻は問題ないと言われましたが、いざ遅れてしまうとやはり申し訳ないという気持ちになってしまいます。僕自身約1か月の間に2回遅刻をしてしまいました。
アメリカの公共機関(バス、電車)が日本よりルーズだということは把握していましたが、その度合いを読み間違えたためです。
僕の通学時間は最短で1時間15分、最長(降雪時)で2時間30分でした。これだけの差があるのです。他の生徒さんに聞いてみたところ、みんな、バス・電車を乗り継いで通学しているとのことでした。
そして口をそろえて言っていたのは、「バスが定刻通りに来ない」ということです。それは僕も同感で、バスをまったく信用できず、ボストン到着10日後にはバスを使わずに歩いて駅まで行くようになりました。バスの位置がGPSでわかるアプリがあるようなので、心配なかたはインストールしたほうがいいかもしれません。
電車については平日は8分おき、休日は15分おきくらいに来るのでさほど不便は感じませんでしたが、日本ほど快適ではないということを頭に入れておいたほうがいいと思います。
また、電車やバスを待っている間、非常に寒いのでトイレに行きたくなりますが、ボストンはトイレがあまりありません(駅にも一応ありますが入るのになかなか勇気がいります)。ですから出かける際はトイレで用を済ませておくほうがいいです。
ホームステイに大切なのは英語力よりも〇〇力!
あとホームステイについて書きたいと思います。
不安と期待が入り混じるホームステイですが、僕にとっては最高のホームステイでした!
そこで僕が感じたのは大事なことは語学力などではなく、家事など生活の基礎スキルです。同期の友人に聞いたところ、ホストファミリーにとってホームステイ業は副業であるらしく、本業をもっているホストファミリーはかなり忙しいみたいです。
僕のホストファミリーは母子家庭でお子さんは平日学校、お母さんは仕事で出かけていました。最初は「朝には適当にシリアルを食べてちょうだい」「夜は余りものを適当に食べてちょうだい」といった感じでしたが、僕がキッチンに放置してある洗いものをすべて洗い、日々冷蔵庫の余りもので夕飯をつくって冷蔵庫内を整理整頓していたら、次第に夕飯をつくってくれるようになりました。
僕としては日本での生活の続きをしていただけですが、「ありがとう」をたくさん言ってもらい、時間が余った日にはスポーツバーやフットボール観戦に連れて行ってくれたりしました。
めちゃくちゃ楽しかったクリスマスの夜には、集まった友人や親戚に「こいつは朝ご飯も昼ご飯(お弁当)も自分で作って偉い!」と自慢してくれました。
ですからホームステイを予定しているかたは、勉強はもちろんのこと、日々の挨拶や家の手伝いをして生活の基礎を身につけておくといいと思います。
おすすめ! ボストンの魅力
最後にボストンについて。
ボストンは歴史がある街で、新旧の建物が入り混じった美しい場所です。ボストン美術館やボストン公共美術館、クインシーマーケットなどたくさんの観光名所があるので時間をつくってぜひ観光してみて下さい。とても楽しいですよ!
以上が、僕がボストンで感じたことです。最後まで読んでいただきありがとうございました。これから留学するかたがたが素晴らしい経験をするよう祈っております。
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