アメリカの大学スポーツと女子サッカーの話

アメリカの大学では新しいAcademic Year、新学期が始まりました。今週末は秋シーズンの代大学の花形スポーツ、フットボールの試合も全米中で開幕したそうです。
前回の「留学ブログ」に続き、今日もスポーツ、サッカーのお話をします。


アメリカの学校スポーツはシーズン制のため、1年間同じスポーツをやり続ける、ということはありません。秋はフットボールの他男女サッカー、女子バレー、男子ウォーターポロ、女子フィールドホッケーなどが行われます。(バスケットボールは冬シーズン、野球は春シーズンのスポーツです)


そんな中、今日本では女子サッカーU-20のワールドカップが開催されていますね。
私が昔サッカーをしていたこともあり、先日2万4千人(女子サッカーの試合では記録的な数字)の観客が集まった韓国と対戦した準々決勝は、私もスタジアムまで足を運び観戦してきました。




アメリカの大学では、1972年に成立したTitle IX(「タイトル・ナイン」と読みます)という男女の教育機会均等法により、大学スポーツにおいて男女間での平等な機会を約束されています。
日本では73の大学・短大が全日本大学女子サッカー連盟に登録していますが、アメリカのNational Collegiate Athletic Association(NACC 全米大学体育大会)に登録しているチーム数は1000校以上にのぼります。


今回のワールドカップに出場しているU-20のアメリカ代表の選手も、全員大学のチームに所属していますね。(メキシコやカナダ、ドイツのなど他の国の代表選手も所属がアメリカの大学になっている「留学生」が何人かいますね)

もちろん大学生として大学のチームでプレーしている以上、学生として大学のルールを守らなければいけません。一定の成績を修めないと卒業させてもらえないのがアメリカの大学ですから、成績が悪い学生は試合にさえ出してもらえません。(また、その成績を下回ると退学になります)スポーチをしている学生のほうがそうでない学生より卒業率が高いというリサーチも発表されているくらい、まさに文武両道です。

フル代表の選手の中にもスポーツとは関係ない専攻(スタンフォード大学の人間科学専攻、University of North Carolinaのコミュニケーション学専攻など)の学位を取っている選手もいますね。大学の学位を持っているので、現役引退後もサッカー以外のフィールドで活躍している人も多々いるのだと思います。


当研究所から留学した学生さんの中でも、フットボールやバスケットボールは中々少ないですが、毎年何人かの学生さんは大学のサッカーやテニスチームに入り、交友関係を広げながら活躍されています。


そんなわけで、私は来週もU-20の日本代表を応援しに国立に行ってきます!


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